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{{by|2001年}}はA+級{{仮リンク|クリアウォーター・スレッシャーズ|en|Clearwater Threshers|label=クリアウォーター・フィリーズ}}でプレーし、22試合に先発登板して9勝9敗、防御率3.90、101奪三振を記録した。
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{{by|2002年}}はAA級[[レディング・ファイティン・フィルズ|レディング・フィリーズ]]でプレーし、26試合に先発登板して16勝4敗、防御率3.20、132奪三振を記録した。オフの11月20日にフィリーズとメジャー契約を結び<ref>{{cite web|url=http://philadelphia.phillies.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20021120&content_id=179575&vkey=pr_phi&fext=.jsp&c_id=phi|title=Inside Pitch - 40-man roster announced|work=MLB.com Phillies Press Release|author=|date=November 20, 2002|accessdate=January 5, 2015}}</ref>、[[ロースター (MLB)#25人枠と40人枠|40人枠]]入りした。
{{by|2002年}}はAA級[[レディング・ファイティン・フィルズ|レディング・フィリーズ]]でプレーし、26試合に先発登板して16勝4敗、防御率3.20、132奪三振を記録した。オフの11月20日にフィリーズとメジャー契約を結び<ref>{{cite web|url=http://philadelphia.phillies.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20021120&content_id=179575&vkey=pr_phi&fext=.jsp&c_id=phi|title=Inside Pitch - 40-man roster announced|work=MLB.com Phillies Press Release|author=|date=November 20, 2002|accessdate=January 5, 2015}}</ref>、[[ロースター (MLB)#26人枠と40人枠|40人枠]]入りした。


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2021年4月13日 (火) 08:49時点における版

ライアン・マドソン
Ryan Madson
ワシントン・ナショナルズ時代
(2018年6月23日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡ロングビーチ
生年月日 (1980-08-28) 1980年8月28日(44歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 1998年 MLBドラフト9巡目
初出場 2003年9月27日 アトランタ・ブレーブス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ライアン・マイケル・マドソンRyan Michael Madson, 1980年8月28日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡ロングビーチ出身の元プロ野球選手投手)。右投左打。

経歴

プロ入りとフィリーズ時代

1998年MLBドラフト9巡目(全体254位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、6月10日に契約。傘下のアパラチアンリーグのルーキー級マーティンズビル・フィリーズ英語版でプロデビュー。12試合(先発10試合)に登板して3勝3敗、防御率4.83、52奪三振を記録した。

1999年はA-級バタビア・マックドッグス英語版でプレーし、15試合に先発登板して5勝5敗、防御率4.72、75奪三振を記録した。

2000年はA級ピードモント・ボールウィービルス英語版でプレーし、21試合に先発登板して14勝5敗、防御率2.59、123奪三振を記録した。

2001年はA+級クリアウォーター・フィリーズでプレーし、22試合に先発登板して9勝9敗、防御率3.90、101奪三振を記録した。

2002年はAA級レディング・フィリーズでプレーし、26試合に先発登板して16勝4敗、防御率3.20、132奪三振を記録した。オフの11月20日にフィリーズとメジャー契約を結び[1]40人枠入りした。

2003年3月6日にマイナーへ異動した。開幕後はA+級クリアウォーターとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レッドバロンズでプレー。AAA級スクラントン・ウィルクスバリでは26試合に先発登板して12勝8敗、防御率3.50、147奪三振を記録した。9月2日にメジャーへ昇格。昇格後は登板機会がなかなか回ってこなかったが、9月27日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの6回表から登板し、2回を無安打無失点に抑えた[2]。この年はこの1試合の登板にとどまった。

2004年は開幕からメジャー入りを果たし、19試合連続で防御率0.00という素晴らしいピッチングを見せた。7月24日に右手薬指の骨折で故障者リスト入りしてしまったが、2.34という防御率を記録した。

2005年はチーム最多の78試合(リーグ4位タイ)に登板したが、防御率は4.14に終わり、期待されていたほどのピッチングは出来なかった。

2006年は開幕から先発ローテーションに加わったが、7月25日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で、メジャー記録となる1イニング4つの暴投(この時マドソンのボールを受けていたマイク・リーバーサルのキャッチングにも問題はあったが)を記録するなど精彩を欠き、8月からはリリーフに戻って投げた。

フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2007年3月12日)

2007年はリリーフ専業で38試合に登板した。その後は、フィリーズの中継ぎエースとして安定した成績を残す。

2008年は76試合(リーグ9位タイ)に登板した。

2009年1月19日にフィリーズと総額1200万ドル[3]の3年契約を結んだ[4][5]。チーム最多の79試合(リーグ4位タイ)に登板した。

2011年クローザーとして32セーブを記録。オフの10月30日にFAとなった。

レッズ傘下時代

2012年1月10日にシンシナティ・レッズと600万ドルの1年契約(2013年・1100万ドルのオプション付き[6])を結んだ[7]。3月26日に右肘の故障で60日間の故障者リスト入りし、4月11日にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休した。オフの10月31日にレッズがオプションを破棄したため、FAとなった[8]

エンゼルス傘下時代

2012年11月28日にロサンゼルス・エンゼルスと1年契約を結んだ[9]

2013年3月30日に前年の手術の影響で15日間の故障者リスト入りし[10]、A+級インランドエンパイア・シックスティシクサーズ英語版で1試合に登板し、セーブを挙げたが、6月25日に60日間の故障者リストへ異動。シーズン中での復帰は難しいことから、ジェリー・ディポートGMが放出を決断し、8月5日に自由契約となった[11]。オフの10月29日にそれまで代理人を務めてきたスコット・ボラスを解雇した[12]

2014年は古巣のフィリーズ[13]ワシントン・ナショナルズ[14]など数球団が獲得に興味を持っていたが、すべて見送られ、どの球団にも所属しないままシーズンを終えた。

ロイヤルズ時代

2015年1月4日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[15]。4月5日に25人枠入りし開幕をメジャーで迎えることとなった[16]。4月6日のシカゴ・ホワイトソックスとので開幕戦で、4年ぶりにメジャーで登板した。この年は長期間のブランクを感じさせない調子を維持し、68試合に登板して通算500試合登板を達成。防御率2.13という数値は、新人で1試合しか登板しなかった2003年を除けば自己最高の数値で、WHIPも初めての0点台となる0.96を記録した。オフの11月2日にFAとなった[17]

アスレチックス時代

2015年12月11日にオークランド・アスレチックスと3年2200万ドルの契約を結んだ[18]

2016年はクローザーを任され、63試合に登板。好不調の波が大きく7敗を喫し防御率は3.62であったが、自身5年ぶりとなる30セーブを挙げる活躍を見せた。

2017年サンティアゴ・カシーヤの加入に伴ってセットアッパーを務めることとなり、7月までに40試合に登板していた。

ナショナルズ時代

2017年7月16日にブレイク・トレイネンシェルドン・ノイジーヘスス・ルサルドとのトレードで、ショーン・ドゥーリトルと共にナショナルズへ移籍した[19]。移籍後は20試合に登板し、3勝1セーブ・防御率1.37を記録した。2チーム合計では3年連続60試合登板をクリアし、5勝4敗2セーブ・防御率1.83・WHIP0.80と前年から大幅に投球内容を改善させた。

ドジャース時代

2018年8月31日にアンドリュー・イスラーとのトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[20]。10月29日にFAとなった[21]

投球スタイル

身長198cmの長身から投げ下ろされる、ほぼ真上からの極端なオーバーハンドで、平均球速152km/hのフォーシーム、平均149km/hのツーシーム、平均145km/hのカッターに、平均143km/hのスライダーと、最大の武器である平均134km/hのチェンジアップを持ち球とする。投球全体の約30~40%がフォーシーム、約30%程度をチェンジアップで占められている。特にチェンジアップの精度は高く、空振り率は、25~30%超を記録しており、被打率も圧倒的に低い[22]

フィリーズ時代の監督だったチャーリー・マニエルは、「タフな状況でも躊躇なく使える球を持っている」と高く評価している[23]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2003 PHI 1 0 0 0 0 0 0 0 0 --- 6 2.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
2004 52 1 0 0 0 9 3 1 7 .750 312 77.0 68 6 19 4 5 55 7 0 23 20 2.34 1.13
2005 78 0 0 0 0 6 5 0 32 .545 365 87.0 84 11 25 6 6 79 6 1 44 40 4.14 1.25
2006 50 17 0 0 0 11 9 2 6 .550 620 134.1 176 20 50 4 10 99 12 0 92 85 5.69 1.68
2007 38 0 0 0 0 2 2 1 7 .500 237 56.0 48 5 23 4 2 43 2 2 19 19 3.05 1.27
2008 76 0 0 0 0 4 2 1 17 .667 340 82.2 79 6 23 4 1 67 2 1 29 28 3.05 1.23
2009 79 0 0 0 0 5 5 10 26 .500 320 77.1 73 7 22 3 3 78 1 0 29 28 3.26 1.23
2010 55 0 0 0 0 6 2 5 15 .750 217 53.0 42 4 13 3 4 64 2 0 16 15 2.55 1.04
2011 62 0 0 0 0 4 2 32 3 .667 246 60.2 54 2 16 8 1 62 0 0 16 16 2.37 1.15
2015 KC 68 0 0 0 0 1 2 3 20 .333 248 63.1 47 5 14 1 2 58 1 0 17 15 2.13 0.96
2016 OAK 63 0 0 0 0 6 7 30 3 .462 270 64.2 63 7 20 3 2 49 4 1 27 26 3.62 1.28
2017 40 0 0 0 0 2 4 1 14 .333 144 39.1 25 2 6 2 2 39 0 0 9 9 2.06 0.79
WSH 20 0 0 0 0 3 0 1 11 1.000 28 19.2 13 0 3 0 2 28 0 0 3 3 1.37 0.81
'17計 60 0 0 0 0 5 4 2 25 .556 219 59.0 38 2 9 2 4 67 0 0 12 12 1.83 0.80
2018 49 0 0 0 0 2 5 4 14 .286 195 44.1 48 6 15 2 4 41 2 0 28 26 5.28 1.42
LAD 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 36 8.1 10 1 1 0 0 13 1 0 6 6 6.48 1.32
'18計 58 0 0 0 0 2 5 4 14 .286 231 52.2 58 7 16 2 4 54 3 0 34 32 5.47 1.41
MLB:13年 740 18 0 0 0 61 48 91 175 .560 3631 869.2 830 82 250 44 44 775 40 5 358 336 3.48 1.24
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

背番号

  • 57(2003年)
  • 63(2004年 - 2008年)
  • 46(2009年 - 2011年、2015年)
  • 44(2016年 - 2018年8月30日)
  • 50(2018年8月30日 - 同年終了)

脚注

  1. ^ Inside Pitch - 40-man roster announced”. MLB.com Phillies Press Release (November 20, 2002). January 5, 2015閲覧。
  2. ^ Scores for Sep 27, 2003”. ESPN MLB (September 27, 2003). January 5, 2015閲覧。
  3. ^ 2009年は450万ドル、2010年と2011年はそれぞれ450万ドルで、契約金は100万ドル。クローザーとして30試合・35試合・40試合・45試合に登板するたび15万ドル、50試合・55試合に登板するたび20万ドル、60試合・65試合に登板するたび25万ドルが追加される。
  4. ^ Phillies, Madson agree to three-year contract”. MLB.com Phillies Press Release (January 20, 2009). January 5, 2015閲覧。
  5. ^ Phillies to sign Madson for 3 years”. ESPN MLB (January 20, 2009). January 5, 2015閲覧。
  6. ^ 違約金は250万ドル。
  7. ^ Mark Sheldon (January 10, 2012). “Madson's Reds contract pending physical”. MLB.com. January 5, 2015閲覧。
  8. ^ OF Ryan Ludwick becomes free agent”. ESPN MLB (October 10, 2012). January 5, 2015閲覧。
  9. ^ Angels agree to terms with RHP Ryan Madson”. MLB.com Angels Press Release (November 29, 2012). January 5, 2015閲覧。
  10. ^ Angels announce 2013 Opening Day roster”. MLB.com Angels Press Release (March 31, 2013). January 5, 2015閲覧。
  11. ^ Alden Gonzalez (August 6, 2013). “Angels release rehabbing closer Madson”. MLB.com. January 5, 2015閲覧。
  12. ^ Steve Adams (October 29, 2013). “Ryan Madson Changes Agents”. MLB Trade Rumors. January 5, 2015閲覧。
  13. ^ Aaron Gleeman (December 24, 2013). “Phillies interested in reunion with Ryan Madson”. NBC Sports. January 5, 2015閲覧。
  14. ^ Drew Silva (February 11, 2014). “Nationals interested in reliever Ryan Madson”. NBC Sports. January 5, 2015閲覧。
  15. ^ Jerry Crasnick (January 4, 2015). “Ryan Madson, Royals agree to deal”. ESPN MLB. January 5, 2015閲覧。
  16. ^ Royals put their Opening Day roster in place MLB.com 英語 (2015年4月6日) 2015年5月4日閲覧
  17. ^ Transactions | royals.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
  18. ^ Madson agrees to 3-year deal with A's” (英語). MLB.com. 2015年12月20日閲覧。
  19. ^ Jane Lee (2017年7月16日). “Nats acquire Doolittle, Madson from A's” (英語). MLB.com. 2017年7月19日閲覧。
  20. ^ Ken Gurnick (2018年8月31日). “Dodgers acquire veterans Madson, Freese” (英語). MLB.com. 2018年9月1日閲覧。
  21. ^ MLB公式プロフィール参照。2018年12月30日閲覧。
  22. ^ Ryan Madson Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2015年12月11日閲覧。
  23. ^ 「2008 通信簿」『月刊スラッガー』2008年12月号 日本スポーツ企画出版社 74~81頁
  24. ^ All-time and Single-Season World Series Pitching Leaders”. Baseball-Reference.com. 2018年11月13日閲覧。
  25. ^ All-time and Single-Season Postseason Pitching Leaders”. Baseball-Reference.com. 2018年11月13日閲覧。

関連項目

外部リンク