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「かいおう」の版間の差分

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使用車両・編成: かいおうは改正後みどり編成での運用です。これは既に確認されています。
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[[南福岡車両区]]に所属する783系電車が使用されている。[[グリーン席]]は[[座席指定席]]、[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]は全席自由席となっている。各車両とも中央の乗降口を境に博多寄りのA室と直方寄りのB室に分かれている。
[[南福岡車両区]]に所属する783系電車が使用されている。[[グリーン席]]は[[座席指定席]]、[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]は全席自由席となっている。各車両とも中央の乗降口を境に博多寄りのA室と直方寄りのB室に分かれている。
2011年3月11日まで日豊本線系統の列車に使用されていた4両編成が用いられてきたが、2021年3月13日以降は「みどり」用の4両編成が用いられている(1号車は切妻貫通型、4号車は非貫通流線型)。


=== 過去の使用車両 ===
=== 過去の使用車両 ===

2021年3月22日 (月) 13:20時点における版

かいおう
直方駅で出発を待つ「かいおう」3号
概要
種類 特別急行列車
現況 運行中
地域 福岡県
運行開始 2001年10月6日
運営者 九州旅客鉄道(JR九州)
路線
起点 直方駅
終点 博多駅
列車番号 2090H+号数
使用路線 筑豊本線篠栗線鹿児島本線(通称・福北ゆたか線
技術
車両 783系電車(南福岡車両区)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 交流20,000V・60Hz
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かいおうは、九州旅客鉄道(JR九州)が直方駅 - 博多駅間を筑豊本線篠栗線鹿児島本線(通称・福北ゆたか線)経由で運行する特急列車である。

概要

2001年10月6日の福北ゆたか線電化開業と同時に運行を開始した。日本国有鉄道(国鉄)時代は筑豊本線に寝台特急あかつき」などが運転されていたが、筑豊本線が当時全線非電化であった事や単線区間が存在するため、鹿児島本線経由の方が距離が長いにもかかわらず所要時間が短いこと、筑豊本線の乗客そのものが減少したことなどにより、筑豊本線経由の優等列車国鉄分割民営化を待たず1985年までに廃止されていた。筑豊本線では16年ぶり、篠栗線では初の優等列車である。

列車名の由来

「かいおう」の列車名は、沿線の直方市出身の魁皇博之[注 1]四股名に由来している。

国鉄・JRグループでは故人を含めても人名に由来する列車名は珍しく、存命中の人物(しかも運行開始時に現役で活動していた人物)の名前が列車名に採用されたのはほかに例がない[注 2][注 3]

なお、魁皇は2011年7月場所を最後に現役引退し年寄浅香山を襲名したが、JR九州は「かいおう」の列車名は変更しない方針である[1]

運行概況

直方駅 - 博多駅間に1往復が運行されている。運行開始以来、直方駅発が朝、博多駅発が夜間に運行されるダイヤで、ホームライナーに近い性格の列車となっている。1往復のみながら号数は1・2号が与えられている。

列車番号は2090+号数+H。

2021年3月12日までは2往復が設定されており、号数は1 - 5号が充てられていた。このうち1号は平日のみ、5号は土休日のみの運転で(扱いは1・5号とも定期列車)、定期列車の運行本数は常に2往復である。 5号は2011年3月12日のダイヤ改正で1号のダイヤを土休日のみ変更する形で設定された列車で、博多駅着が10時前とJR博多シティなどへの買い物客に配慮したダイヤになっていた。 1、4、5号は783系4両編成、2、3号は787系6両編成であった。また783系はごく稀に他の編成のいずれかが運用に入る場合もあった。

停車駅

直方駅 - 新飯塚駅 - 飯塚駅 - 桂川駅 - 吉塚駅 - 博多駅


使用車両・編成

2021年3月13日現在の編成図
かいおう
← 博多
直方 →
1 2 3 4
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
自=普通車自由席

南福岡車両区に所属する783系電車が使用されている。グリーン席座席指定席普通車は全席自由席となっている。各車両とも中央の乗降口を境に博多寄りのA室と直方寄りのB室に分かれている。 2011年3月11日まで日豊本線系統の列車に使用されていた4両編成が用いられてきたが、2021年3月13日以降は「みどり」用の4両編成が用いられている(1号車は切妻貫通型、4号車は非貫通流線型)。

過去の使用車両

2001年10月6日の運行開始より運用されていた。撤退直前は1往復(2・3号)に充当。当初は「有明」用の4両編成での運行で、2003年に同じ「有明」用の6両編成に変更され、2005年に2往復化されてからは4両編成と6両編成が1往復ずつ充当されていた。2011年3月12日のダイヤ改正で4両編成が「にちりん」等の日豊本線系統の列車に転用されたことに伴い、6両編成のみの充当になった。「にちりん」「きらめき」と共通運転である為、イベントなどでラッピング(黒田官兵衛ラッピングなど)をしていた車両も頻繁に充当されていた。なおグリーン個室は締切扱いとなり利用は出来ない。

料金

特急料金特定特急料金を設定して、他の特急列車より割安に設定されており、加えて7日間有効の特急回数券(2枚綴り)が設定されている。また、グリーン料金も全区間で310円と、JR他社よりも割安に設定されているJR九州の他路線のグリーン料金よりも更に割安に設定されている(吉塚駅 - 博多駅間では「かいおう」乗車の場合のみこの設定が適用される)。DXグリーン席は通常のDXグリーン料金が適用される。

2011年3月12日以降はJR九州の在来線特急全列車が新幹線との乗継割引の対象外となっているが、「かいおう」は運行開始当初から適用外となっている。

沿革

  • 2001年平成13年)10月6日:福北ゆたか線電化開業と同時に運行を開始。当初は1往復の運転で、787系電車の4両編成で運行していた。なお、出発式には列車名の由来となった魁皇博之も招かれ、自らテープカットを行う予定だったが、体調不良により欠席となった。
  • 2003年(平成15年)3月15日:ダイヤ改正に伴い6両編成に変更。なお、当初からグリーン個室については締切扱いとしている。
  • 2005年(平成17年)10月1日:2往復に増発。増発分には運行開始時に充当されていた787系4両編成があてられた。
  • 2007年(平成19年)3月18日:ダイヤ改正に伴い、6両編成にDXグリーン席を設定。同時に全車禁煙化。
  • 2011年(平成23年)3月12日:ダイヤ改正により以下のように変更。
    • 1号を土休日のみダイヤ変更する形で5号を設定。平日は1 - 4号、土休日は2 - 5号が運行されるため本数自体に変化はなし。
    • 4両編成の列車を783系電車での運行とする。
  • 2020年(令和2年)
    • 4月11日 - 5月10日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少・感染予防に伴い、減便を実施[2]
      • 4・5号は土休日に運休を実施。
      • 2・3号はゴールデンウイーク期間に運休を実施。
    • 11月1日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少に伴い、当面の間2・3号のみ運転[3]。783系の定期運用が一旦なくなる。
  • 2021年(令和3年)3月13日:ダイヤ改正により以下のように変更[4][5]
    1. 1往復に削減。ダイヤは1号は従来の3号を引き継ぎ、2号は従来の2・4号の中間となる。
    2. 車両は783系に統一。前年11月から運転がなかったが今度は逆に783系のみでの運転になる。

脚注

注記

  1. ^ 運行開始時点での番付は大関(2000年9月場所以降)。
  2. ^ 故人では「快速アテルイ」(アテルイ)、秋田新幹線の「こまち」(小野小町)、観光列車みすゞ潮彩」(金子みすゞ)、「いさぶろう」(山縣伊三郎)、「しんぺい」(後藤新平)のほか、過去にはフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトに由来する特急「シーボルト」など多数の例がある。
  3. ^ この例とは逆に、列車名から四股名をつけた力士として輝大士かがやき)、車両名から「デゴイチ」というニックネームで親しまれた黒姫山秀男国鉄D51形蒸気機関車)の事例が存在する。

出典

  1. ^ “特急「かいおう」残った JR、大関引退後も名称変えず”. asahi.com. 朝日新聞社. (2011年7月21日). http://www.asahi.com/travel/aviation/SEB201107210037.html 2017年2月15日閲覧。 
  2. ^ 新型コロナウイルス感染拡大に伴う追加の運転計画について(4月8日追加) - 九州旅客鉄道(2020年4月8日)
  3. ^ 一部在来線特急列車の運転計画の見直しについて - 九州旅客鉄道(2020年9月18日、2020年9月20日閲覧)
  4. ^ 2021 年 3 月にダイヤを見直します- 九州旅客鉄道(2020年12月18日,2020年12月19日閲覧)
  5. ^ 山陽・九州新幹線、特急列車時刻表 -2021年春ダイヤ- - 九州旅客鉄道(2020年12月18日、2020年12月19日閲覧)

関連項目

  • きらめき - 運行開始当初は鹿児島本線経由の「ホームライナー」格の特急列車だった(現在は日中も運転)。

外部リンク