「ドクター・スリープ」の版間の差分
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2021年3月21日 (日) 00:32時点における版
ドクター・スリープ Doctor Sleep | ||
---|---|---|
著者 | スティーヴン・キング | |
発行日 | 2013年9月24日 | |
発行元 | スクリブナー | |
ジャンル | ホラー | |
国 | アメリカ合衆国 | |
言語 | 英語 | |
ページ数 | 531 | |
コード | ISBN 978-1-4767-2765-3 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『ドクター・スリープ』(原題:Doctor Sleep)は、スティーヴン・キング原作のホラー小説。2013年発表。「シャイニング」の40年後を描いた続編[1]。2013年ブラム・ストーカー賞小説部門受賞[2]。邦訳は2015年に文春文庫より出版(白石朗・訳)。2019年に映画化。
あらすじ
前作「シャイニング」での事件後、母ウェンディが怪我から徐々に回復していく中、ダニー・トランスの心理的なトラウマは残り続けている。237号室の腐敗した女性の亡霊も含めたオーバールックホテルの亡霊はダニーを現在も追跡しており、いつか彼の能力シャイニングを貪ろうとしている。オーバールックホテルのシェフであったディック・ハロランはダニーに対し、以前のホテルのオーナーであるホレース・ダーウェンの霊も含めたホテルの亡霊達を、ダニーの心にある虚構の箱に封印するよう伝える。
その後成人したダン(ダニー)は、父の短気な性格とアルコール中毒を受け継いでいた。ここ数年間アメリカ各地を放蕩していたが、最終的にニューハンプシャー州に定住しアルコールを断つことを決断する。小さな町であるフレージャ−に住み、観光名所やホスピスで働き、アルコール中毒者支援団体に参加する。長年に渡りアルコールの力で抑えられていたダンの超能力が再度目覚め、死の縁にある患者に慰めを行う。死に向かっている患者を感じることができる猫アジーの助けもあり、ダンは「ドクター・スリープ」のニックネームを得る。
一方、2001年に誕生した少女アブラ・ストーンは、アメリカ同時多発テロ事件を予見し、自身の超能力を示し始める。徐々に無意識のうちにダンとテレパシーで交信を始めるが、成長するに従って意識的かつ自発的なものとなり、やがてシャイニングの能力はダンの能力よりも強力になる。ある夜、アブラはその能力により、半不老不死のカルト集団トゥルー・ノットによる少年への拷問虐殺の儀式の目撃者となる。彼らはそれぞれが自身の能力を持っており、シャイニングの能力を持った者が苦痛を伴って死んだ際に抽出される生気を求めて、アメリカ全土を彷徨い、定期的に生気を貪っていた。トゥルー・ノットのローズ・ザ・ハットはアブラの存在に気づき、無限の生気を得るために彼女を拉致しようと企てる。
トゥルー・ノットは、直近の犠牲者から感染した麻疹により死へと向かいだし、アブラの生気が病を完治させると信じ始める。アブラから助けを求められたダンは、アブラの父デイビッドや医者ジョン・ダルトンに対して二人の関係を明らかにする。始めは怒りをあらわにし懐疑的であったデイビッドであったが、徐々にダンを信じるようになり、アブラを守るため計画への参加に同意する。ダンの友人であるビリー・フリーマンの協力を得て、ローズの恋人であるクロウ・ダディ率いる一向の計画を挫き一味の多くを殺害した。しかし、ダンはローズが容赦なくアブラを復讐のため追跡してくることを悟る。ダンはアブラの祖母であり癌のため死の瀬戸際にいるコンセッタを訪れ、テレパシーによってダンとアブラの母が異母兄弟であることを知る。そしてコンセッタが亡くなると、彼女の病に冒された生気を自身に取り込む。一方トゥルー・ノットでは、ローズがアブラに執着していることに加えて内部の階級対立が発生したことによりグループは分断され、ローズに従うメンバーは激減した。
その後アブラはローズを、コロラド州ロッキー山脈内の、現在トゥルー・ノットのキャンプ地となっており、かつてオーバールックホテルが建っていた場所へおびき寄せる。ダンとビリーは直接現場へ向かい、アブラは肉体から分離させた精神を送ることで二人に助力する。ダンはコンセッタから得た生気を放出しトゥルー・ノットの残党の殺害に成功する。そしてダンとアブラを待ち伏せしていたサイレント・サリーに対してはホテルの亡霊を解放することによって殺害する。二人はローズと念能力で対決する。父ジャックの亡霊やビリーの協力を受け、ダンはローズを展望台から突き落とし殺害する。キャンプ地を離れる前に、ダンは父が自身に別れを告げるのを目にし、遂に平穏を手にしたことに気づく。
その後、ダンは断酒15年を祝い、アブラの15歳の誕生日会に出席する。アブラにアルコール中毒の症状や家族に働いた暴力的態度についての過去を打ち明け、飲酒や怒りに服従することによって過ちを繰り返さないよう警告する。アブラは節度を保つことを約束するが二人の会話が終わる前にホスピスから連絡が入り、ダンはかつて対立していた瀕死の同僚を見送るためにホスピスへと向かう。
製作背景
キングは、著作『アンダー・ザ・ドーム』のプロモーション・ツアー中である2009年11月19日に、『シャイニング』の続編を描く考えを示した。オンタリオ州トロントにあるキャノン・シアターで映画監督デヴィッド・クローネンバーグが司会を務める中、キングは続編について、前作のキャラクターを踏襲し、ニューハンプシャー州でホスピスの従業員となり、死期が近い患者に対して超能力で援助する40代のダニー・トランスが主人公となることを明かした。
2009年12月1日、キングは公式サイトにて、次の作品として、『ドクター・スリープ』か「ダークタワーシリーズの続編」のいずれを書き上げるべきか、訪問者に対してアンケートを行った。同年12月31日に投票は終了し、『ドクター・スリープ』が5,861票を獲得し、ダークタワーシリーズの続編『The Dark Tower: The Wind Through the Keyhole』の5,812票を上回った[3]。しかし結果的には、ドクター・スリープが後発作品となった。
2011年9月23日、キングはバージニア州フェアファックスのジョージ・メイソン大学にてメイソン賞を受賞した際に、『ドクター・スリープ』のあらすじを語っている[4]。その後、2011年11月上旬に、初稿を書き終えた[5]。2012年2月19日には、ジョージア州サバンナで行われたサバンナ・ブック・フェスティバルにおいて、キングが第一章を朗読した[6]。また、2012年4月24日に発売されたオーディオブック版の『The Dark Tower: The Wind Through the Keyhole』には、『ドクター・スリープ』の序章が収録された。
『エンターテイメント・ウィークリー』によるインタビューの中で、キングは『シャイニング』と『ドクター・スリープ』の間の継続性について取り組むために、キング自身の研究者であるロッキー・ウッドを雇ったことを明らかにした。
この作品のストーリーは、死期が近づいている患者を予見する猫オスカーに影響を受けている。キングは「自分自身のことを考えた。「このストーリーを書きたいと。」そしてホスピスで働く大人になったダニー・トランスとの繋がりを作った。それが全てであり、それで私はこの本を書こうと考えた。この猫は物語に必要であった。物語が進むためには二つとも必要であった。まるで猫がトランスミッションであり、ダニーがモーターであるように」と語っている[7]。
出版
2012年5月8日、キングの公式サイトでは『ドクター・スリープ』の暫定的な発売日が2013年1月15日と発表され、同日に予約注文の受付を開始した。しかし、次の日に発売日は未定となり、予約特典は取り消された。キングは現時点での草稿に満足しておらず、多くの編集が必要であると感じていた。2012年9月18日、発売日が2013年9月24日と発表された[8][9]。
出版社Cemetery Danceは、三種類の限定版も発売した。1750部限定のギフトエディション、700部限定のリミッテッド・エディション、52部限定のレター・エディションが発売され、後者の二種は、キングとイラストレーターのサイン入りであった[10]。2013年3月1日、キングの公式サイトでは、ブックカバーが発表された[11]。
2013年8月に、イギリスの出版社Hodder & Stoughtonは、200部限定でキングによるサイン入りのコレクターズ・エディションの発売を発表した[12]。
2013年9月13日に、エンターテイメント・ウィークリー・マガジンによって、抜粋版が発表された[13]。
映画
ドクター・スリープ | |
---|---|
Doctor Sleep | |
監督 | マイク・フラナガン |
脚本 | マイク・フラナガン |
原作 | スティーヴン・キング |
製作 |
トレヴァー・メイシー ジョン・バーグ |
製作総指揮 |
ロイ・リー スコット・ランプキン アキヴァ・ゴールズマン ケヴィン・マコーミック |
出演者 |
ユアン・マクレガー レベッカ・ファーガソン カイリー・カラン クリフ・カーティス |
音楽 | ザ・ニュートン・ブラザーズ |
撮影 | マイケル・フィモナリ |
編集 | マイク・フラナガン |
製作会社 |
イントレピッド・ピクチャーズ ヴァーティゴ・エンターテインメント |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2019年11月8日 2019年11月29日[14][15] |
上映時間 |
152分(劇場公開版) 180分(ディレクターズカット) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $45,000,000[16][17] |
興行収入 |
$72,281,712[18][19] $31,581,712[18][19] 4.0億円(見込み)[20] |
前作 | シャイニング |
2019年に映画化された(en:Doctor Sleep (2019 film))[21]。
1977年に発表された原作小説「シャイニング」の続編であると同時に、1980年に実写化されたスタンリー・キューブリック監督の映画版『シャイニング』等の要素も取り入れている。監督、脚本、編集をマイク・フラナガンが務めている。
ワーナー・ブラザースは、2013年に同名原作小説「ドクター・スリープ」が発表された直後から実写化を進めてきた。脚本家のアキヴァ・ゴールズマンが脚本を完成させたが、ワーナーは2017年の同じくスティーブン・キング原作のホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が興行的成功を収めるまで、予算を保証しなかった。その後、フラナガンがゴールズマンによる脚本の再執筆及び監督として採用された。フラナガンは、この作品を小説版シャイニング及び映画版シャイニングにおける差分を調和させるものであると語っている。
撮影は2018年9月にジョージア州アトランタ及び周辺地区で開始され、同年12月に終了した。ヨーロッパでは2019年10月31日、アメリカでは同年11月8日に公開された。概ね内容については高評価を得ているものの、152分の上映時間について一部から批判が出ている[22]。また、興行収入が伸び悩んでおり、同時期に公開された同じくスティーブン・キングの小説を原作とした『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』『ペット・セメタリー』の商業的成功を考慮すると、本作は期待外れであったと考えられている[23]。
あらすじ
1980年、オーバールックホテルでのトラウマとなった事件の後、ダニー・トランスと母ウェンディーはフロリダで暮らしている。ダニーは自宅の浴室内で、オーバールックホテル237号室に取り憑いてた腐敗した女性の亡霊に遭遇する。善き亡霊であるディック・ハロランはダニーに対し、現在ホテルは閉鎖されており、亡霊が餌を求めてダニーに取り憑いていることを伝える。また、ダニーの心の中にある虚構の「箱」の中に亡霊を封印する対抗策を指南する。ダニーは自宅の浴室に向かい、腐敗した女性の亡霊を封印する。一方、ローズ・ザ・ハット率いるヴァンパイア集団「トゥルー・ノット」は、シャイニングの能力を持った子どもたちを拷問及び殺害することによって発生する「生気」を貪ることによって生き長らえている。
2011年、ダン(ダニー)は、自身の能力であるシャイニングを抑圧するために酒に溺れ、アルコール中毒を患っていた。一晩限りの関係を持ったシングルマザーからお金を盗んだ後、自身がどん底に陥ってることに気づく。ニューハンプシャーの小さな街に移住し、アパートとアルコール中毒者支援団体を紹介してくれたビリー・フリーマンと友人になる。社会復帰の一環として、ダンはホスピスの従業員となり、亡くなる直前の患者を慰めるためにシャイニングを使用し、「ドクター・スリープ」と呼ばれるようになる。また同時期に、ダンよりも非常に強力なシャイニングの能力を持つ少女アブラ・ストーンからテレパシーで連絡を受けるようになる。一方、トゥルー・ノットでは、他人の肉体を操る能力を持ったティーンエージャー・アンディが新メンバーに迎え入れられる。
2019年、トゥルー・ノットは飢餓状態にあった。生気を貪るために、野球少年ブラッドリーを誘拐し、拷問死させる。アブラは事件を察知し、彼女の悲鳴がダンとローズに届く。ローズは強い能力を持ったアブラに照準を合わせ、生気を奪うことを企む。危険を察知したアブラは直接ダンに接触し、トゥルー・ノットを追跡するために一味が殺害時に身に着けていたブラッドリーのグローブを手に入れるよう依頼する。しかしダンは助けを拒絶し、安全のため能力を抑圧するよう提案する。その夜、ローズは意識を体から離脱させ、アメリカ全土を飛び回りアブラの意識に潜入する。しかし、アブラのトラップによりローズは重傷を負うこととなる。その後、トゥルー・ノットの長老であるグランパ・フリックが餓死したため、ローズは残ったメンバーにアブラを追跡させる。
ハロランはダンに最後の訪問をし、かつて自身がダンを守ったように、今度はダンがアブラを守るよう伝える。ダンはビリーに対してトゥルー・ノットの計画を打ち明け、二人でブラッドリーの殺害現場へ赴きグローブを回収するために死体を掘り起こす。その後二人はアブラの父デイブをアブラのボディーガードとして味方に引き入れ、アブラの計画どおり彼女の精神を地元のキャンプ場に囮として設置した。ダンとビリーはおびき寄せられたトゥルー・ノットの大半を射殺したが、アンディの能力によってビリーは自殺する。
一方、ローズの恋人であるクロウ・ダディは、アブラの自宅へ潜入後デイブを殺害し、薬でシャイニングの能力を抑圧したうえでアブラを車で拉致する。ダンは能力を使用してアブラに乗り移り、クロウの手を操り事故を誘発させる。クロウは事故死し、アブラは解放された。ダンとアブラが合流する一方で、ローズは貯蔵していた生気を全て貪り、傷を癒やして復讐を誓う。ダンは自身と同様にローズにとっても危険だと思われるオーバールックホテルにアブラを連れて行く。ダンはホテルのボイラーを起動し、眠りに落ちているホテルをシャイニングによって目覚めさせる。アルコール中毒であった父ジャックがホテルに取り込まれ妻ウェンディやダンを殺害しようとした部屋を再び訪れる。そしてホテルのバーでは、ロイドと自称するジャックの顔を持つバーテンダーと出会う。ダンは自身が20歳のときに母ウェンディが亡くなったことを伝えるも、妻の死を聞いても平静でいるバーテンダーに動揺する。バーテンダーはダンに対し、家族を養うために男にとって必要な「薬」と称してウィスキーを勧めるが、ダンはこれを拒絶する。
ローズがホテルに到着した後、ダンはホテルの庭にある生け垣の迷路に見立てた自身の精神世界にローズの意識を引き入れる。他の亡霊と同様に、虚構の箱にローズを閉じ込めようとするが失敗に終わる。ローズはダンのシャイニングに惹かれトゥルー・ノットへ勧誘するが、ダンは拒絶する。ローズがダンの生気を貪ろうしたため、ダンは虚構の箱を開きホテルに取り憑いていた亡霊を解放する。ローズを殺害し生気を貪った亡霊はダンの体を乗っ取る。斧を手にしたダンは、アブラを追跡し237号室へ追い詰める。アブラはホテルの亡霊に対して、既にダンがボイラーを起動し暴走しかけていることを伝えると、正気を取り戻したダンがアブラに逃げるよう叫ぶ。ダンは再度ホテルに取り憑かれボイラー室へと導かれるが、ボイラーを停止する前に正気を取り戻す。炎が部屋を飲み込むと、ダンは母ウェンディが幼少時代の自身を抱擁する幻覚を見る。ホテルの外ではアブラがなすすべもなく燃え落ちるホテルを眺めており、遠くから緊急車両のサイレンが近づいてくる。
時が過ぎて、アブラの部屋では、今後もトゥルー・ノットのような脅威に対応するため、シャイニングの能力を大事にするよう、ダンがアブラに伝えている。アブラの母が夕食のため彼女を呼びに来ると、ダンの亡霊は消え去る。死後の世界が存在しダンや父デイブは元気でいると伝えることで、アブラは母を慰めようとする。階段へ向かう途中、アブラは浴室に237号室の亡霊がいることに気づき、かつてダニーが行ったように亡霊に立ち向かう。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[24]。劇場公開時は字幕版のみ。パッケージ化の際に収録された。
- ダニー(ダン)・トランス - ユアン・マクレガー[25][26](森川智之[27])
- 幼少期のダニー・トランス - ロジャー・デール・フロイド(佐藤美由希)
- ローズ・ザ・ハット - レベッカ・ファーガソン[26][28](皆川純子[27])
- アブラ・ストーン - カイリー・カラン(合田絵利[27])
- 幼少期のアブラ・ストーン - ダコタ・ヒックマン
- ビリー・フリーマン - クリフ・カーティス(白熊寛嗣[27])
- ディック・ハロラン - カール・ランブリー(麦人)
- クロウ・ダディ - ザーン・マクラーノン(桐本拓哉)
- スネークバイト・アンディ - エミリー・アリン・リンド(種市桃子)
- ジョン・ダルトン医師 - ブルース・グリーンウッド(金尾哲夫)
- バリー・ザ・チャンク - ロバート・ロングストリート(後藤光祐)
- グランパ・フリック - カレル・ストルイケン(木村雅史)
- デイビッド・ストーン - ザッカリー・モモー(奈良徹)
- ルーシー・ストーン - ジョスリン・ドナヒュー(清水はる香)
- バーテンダー / ジャック・トランス - ヘンリー・トーマス(遠藤純一)
- ウェンディ・トランス - アレックス・エッソー(大津愛理)
- チャーリー - ジョージ・マンガート(後藤ヒロキ)
- ブラッドリー・トレバー - ジェイコブ・トレンブレイ(れいみ)
- ディーニー - チェルシー・タルマッジ(櫻庭有紗)
- バイオレット - バイオレット・マグロウ(和多田美咲)
- ミセス・ロバートソン - デイドラ・ムーア(渡辺ゆかり)
- ビジネスマン - ジェイソン・デイヴィス(野川雅史)
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには292件のレビューがあり、批評家支持率は77%、平均点は10点満点で7.01点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ドクター・スリープ』はオリジナル版の設定を無視せずにキューブリック版及びキング版のファン両方を楽しませることに成功した」となっている。
映画監督のクエンティン・タランティーノは本作を絶賛し、2019年のお気に入りの映画のひとつであると発言した。
関連作品
脚注
- ^ 『IT/イット』S・キングが仕掛ける最大の謎! - シネマトゥデイ
- ^ “The Winners of the 2013 Bram Stoker Awards® - Horror Writers Association BlogHorror Writers Association Blog”. horror.org. 2019年6月15日閲覧。
- ^ “Doctor Sleep wins?”. web.archive.org (2012年5月7日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Stephen King in Person - Fairfax City, VA Patch”. web.archive.org (2012年4月2日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Year 2012 is coming”. web.archive.org (2012年4月2日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Stephen King, "The Shining" and the crapper | savannahnow.com”. web.archive.org (2014年1月3日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Stephen King: New details of 'The Shining' sequel 'Doctor Sleep' | Shelf Life | EW.com”. web.archive.org (2013年2月5日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Stephen King sets release date for 'The Shining' sequel” (英語). EW.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ StephenKing.com (2012年5月9日). “The release date for Doctor Sleep announced yesterday will be changed. As soon as a firm release date is established, we will post it here.” (英語). @skdotcom_news. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Doctor Sleep - Limited Editions From Cemetery Dance - Shipping 9/13”. stephenking.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Doctor Sleep - The Long Awaited Sequel to the Shining - Now Available!”. stephenking.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Doctor Sleep - Stephen King”. microsites.hodder.co.uk. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “StephenKing.com - Recent News: Exclusive Excerpt of Doctor Sleep”. www.stephenking.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」今冬に日本公開! US版予告も披露”. 映画.com. (2019年6月14日) 2019年6月15日閲覧。
- ^ “「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」冬公開、US予告に“あのホテル”が”. 映画ナタリー. (2019年6月14日) 2019年6月15日閲覧。
- ^ “Can 'The Shining' Sequel 'Doctor Sleep' Awaken the Box Office?”. Variety (November 6, 2019). November 7, 2019閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (November 10, 2019). “How 'Doctor Sleep' Went Into A Coma At The B.O. With Dreary $14M+ Opening, Following Surprise $17M+ Attack By 'Midway' – Update”. Deadline Hollywood. November 10, 2019閲覧。
- ^ a b “Doctor Sleep (2019)”. Box Office Mojo. IMDb. January 10, 2020閲覧。
- ^ a b “Doctor Sleep (2019)”. The Numbers. January 8, 2020閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 62頁
- ^ “スティーブン・キング「シャイニング」続編が映画化”. 映画.com. (2018年1月31日) 2019年6月15日閲覧。
- ^ Comtois, James (2019年10月30日). “Critics say Doctor Sleep runs long, but star Rebecca Ferguson shines” (英語). SYFY WIRE. 2020年1月7日閲覧。
- ^ “'Charlie's Angels', 'Dark Fate', 'Doctor Sleep'... Examining Surprising Box Office Flops.” (英語). Grit Daily News (2019年11月19日). 2020年1月7日閲覧。
- ^ “ドクター・スリープ”. ふきカエル大作戦!! (2020年3月3日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ Kroll, Justin (June 13, 2018). “Ewan McGregor to Star in New 'Shining' Movie 'Doctor Sleep' (Exclusive)”. Variety October 17, 2018閲覧。.
- ^ a b “「シャイニング」続編にレベッカ・ファーガソン ユアン・マクレガーと共演へ”. 映画.com. (2018年7月2日) 2019年6月15日閲覧。
- ^ Kroll, Justin (June 28, 2018). “Rebecca Ferguson Joins Ewan McGregor in 'The Shining' Sequel (Exclusive)”. Variety October 17, 2018閲覧。.
外部リンク
- 映画