「チェリョームシキ市電」の版間の差分
水力発電用のダムと労働者が暮らす地域を結ぶ、ロシア連邦の電化路線(路面電車)。ru:Черёмушкинский трамвай 15:14, 23 июня 2020 UTC、de:Straßenbahn Tscherjomuschki 11:16, 17. Jun. 2020 UTC、pl:Tramwaje w Czeriomuszkach 12:01, 23 lis 2019 UTC、ru:ЛМ-68М 18:02, 24 марта 2020 UTCを翻訳および加筆。 |
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[[ロシア連邦]][[ハカス共和国]]には世界でも指折りの規模を誇る[[水力発電所|水力発電]]用の[[ダム]]である'''[[サヤノシュシェンスカヤダム]]'''があり、その近くには同ダムや発電所の労働者の居住地として[[1974年]]に創設された'''{{仮リンク|チェリョームシキ (ハカス共和国)|label=チェリョームシキ|ru|Черёмушки (Хакасия)}}'''と呼ばれる村が存在する。この村と発電所・ダムを結ぶ交通機関がチェリョームシキ市電である。この路線は元々サヤノシュシェンスカヤダムの建設用に作られた鉄道路線を転用したもので、営業開始は[[1991年]][[5月18日]]、[[ソビエト連邦の崩壊]]の7ヶ月程前であった。同路線は[[ソビエト連邦]]([[ソ連]])における最後の新規に開通した[[路面電車]]および[[ライトレール]]であり、これ以降ソ連および[[ロシア連邦]]で路面電車路線が存在しなかった地域に新たな路線網が開通する事例は[[2020年]]現在に至るまで存在しない{{r|Cheryomushkinsky_Tram_a}}{{r|Cheryomushkinsky_Tram_1}}<ref>{{cite web|url = https://m.newsweekjapan.jp/tsuchiya/2016/01/ny_2.php |title = NYのダム、ウクライナの変電所...サイバー攻撃で狙われる制御システム |author = 土屋大洋|publisher = [[ニューズウィーク|ニューズウィーク日本版]] |date = 2016-1-8 |accessdate = 2010-10-17}}</ref><ref>{{cite web|url = http://infojd.ru/spisok_vl.html |title = ВЕДОМСТВЕННЫЕ ЖЕЛЕЗНЫЕ ДОРОГИ ШИРОКОЙ КОЛЕИ, ИМЕЮЩИЕ ПАССАЖИРСКОЕ СООБЩЕНИЕ|author = С. Болашенко|publisher = infojd.ru |date = 2005-9-19 |accessdate = 2010-10-17}}</ref>。 |
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2020年12月26日 (土) 01:20時点における版
チェリョームシキ市電 | |||
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サヤノシュシェンスカヤダムと市電の車両(2011年撮影) | |||
基本情報 | |||
国 |
ロシア連邦 ハカス共和国 | ||
所在地 | チェリョームシキ | ||
種類 | 路面電車[1][2] | ||
路線網 | 1系統(2020年現在)[2] | ||
開業 | 1991年5月18日[3] | ||
運営者 | サヤノシュシェンスカヤ水力修理会社[4] | ||
使用車両 | 71-88G[5] | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 5.5 km[3] | ||
軌間 | 1,524 mm[3] | ||
電化区間 | 全区間[3] | ||
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チェリョームシキ市電(ロシア語: Черёмушкинский трамвай)は、ロシア連邦・ハカス共和国のチェリョームシキに存在する電気鉄道(路面電車)。サヤノシュシェンスカヤダムや水力発電所への労働者の移動手段として1991年から営業運転を開始した路線で、2020年現在はダムや発電所を運営する公共株式会社(ОАО)のサヤノシュシェンスカヤ水力修理会社(Саяно-Шушенский гидроэнергоремонт)によって運営されている[1][2][4][6]。
概要
ロシア連邦ハカス共和国には世界でも指折りの規模を誇る水力発電用のダムであるサヤノシュシェンスカヤダムがあり、その近くには同ダムや発電所の労働者の居住地として1974年に創設されたチェリョームシキと呼ばれる村が存在する。この村と発電所・ダムを結ぶ交通機関がチェリョームシキ市電である。この路線は元々サヤノシュシェンスカヤダムの建設用に作られた鉄道路線を転用したもので、営業開始は1991年5月18日、ソビエト連邦の崩壊の7ヶ月程前であった。同路線はソビエト連邦(ソ連)における最後の新規に開通した路面電車およびライトレールであり、これ以降ソ連およびロシア連邦で路面電車路線が存在しなかった地域に新たな路線網が開通する事例は2020年現在に至るまで存在しない[6][3][7][8]。
2020年時点のダイヤは通勤輸送に特化しており、平日は午前6時から午後8時代(20時)まで15分 - 1時間間隔[注釈 1]で列車が運行する一方、週末は3往復のみに減少する。全長5.5 kmの路線の所要時間は15分で、運賃はチェリョームシキ村民・村外からの利用客問わず全線無料である[1][2][6][3]。
車両はレニングラード(現:サンクトペテルブルク)のレニングラード都市輸送修理工場製の両運転台電車である71-88G(71-88Г)が使用されており、2020年時点でも開業時に導入された6両全車が現役である[5][9]。
脚注
注釈
- ^ 大半の列車は1時間間隔で運行しており、それよりも短い運行間隔で運行する列車は早朝の時間帯のみ存在する。
出典
- ^ a b c “Расписание транспорта”. Черёмушки.ру. 2010年10月17日閲覧。
- ^ a b c d “О посёлке Черёмушки”. Черёмушки.ру. 2010年10月17日閲覧。
- ^ a b c d e f Aare Olander (2003-7-1). Straßenbahnatlas ehemalige Sowjetunion 2003. Blickpunkt Straßenbahn. Arbeitsgemeinsch. ISBN 978-3926524218
- ^ a b “Работы и услуги”. ОАО "САЯНО-ШУШЕНСКИЙ ГИДРОЭНЕРГОРЕМОНТ". 2010年10月17日閲覧。
- ^ a b “Vehicle Statistics Cheryomushki, Tramway”. Urban Electric Railway. 2010年10月17日閲覧。
- ^ a b c “Топ-10 необычных маршрутов общественного транспорта.”. ООО «Электротранспорт» (2014年6月24日). 2010年10月17日閲覧。
- ^ 土屋大洋 (2016年1月8日). “NYのダム、ウクライナの変電所...サイバー攻撃で狙われる制御システム”. ニューズウィーク日本版. 2010年10月17日閲覧。
- ^ С. Болашенко (2005年9月19日). “ВЕДОМСТВЕННЫЕ ЖЕЛЕЗНЫЕ ДОРОГИ ШИРОКОЙ КОЛЕИ, ИМЕЮЩИЕ ПАССАЖИРСКОЕ СООБЩЕНИЕ”. infojd.ru. 2010年10月17日閲覧。
- ^ “ЛМ-68М, ЛП-83, 71-88Г”. Трамвайные вагоны – Твой Транспорт. 2020年2月12日閲覧。
外部リンク
- サヤノシュシュエンスカヤ水力修理会社の公式ページ”. 2010年10月17日閲覧。 “
- チェリョームシキ村の公式ページ”. 2010年10月17日閲覧。 “