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「パヴロダル市電」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
カザフスタンの工業都市・[[パヴロダル]]市内を走る[[路面電車]]。[[ソビエト連邦]](ソ連)時代の[[1965年]][[10月18日]]に開通し、[[2020年]]現在は[[パヴロダル州]]の完全子会社であるパヴロダル市路面電車管理会社(АО «Трамвайное управление города Павлодара»)によって運営される。[[ソ連崩壊]]後のカザフスタンでは路面電車網の廃止や縮小が相次いでいるが、パヴロダル市電は引き続き市内の重要な交通機関となっており、1990年代まで延伸が続いた営業キロ110 km・12系統の路線網は[[2019年]]時点のカザフスタンの路面電車で最大規模である。また[[2016年]]以降は[[欧州復興開発銀行]]からの援助の元、路面電車の車両・施設の更新や[[GPS]]を用いた監視システムの設置などの近代化を実施している{{r|Pavlodar_Tram_1}}{{r|Pavlodar_Tram_2}}{{r|Pavlodar_Tram_3}}{{r|Pavlodar_Tram_5}}<ref>{{cite web|url = http://www.rotobo.or.jp/events/20131125kazakh_sez.pdf |title = 「カザフスタン経済特区視察団」参加者募集のお知らせ |publisher = ロシアNIS貿易会 |date = 2013-10-21 |accessdate = 2020-4-28}}</ref>。
カザフスタンの工業都市・[[パヴロダル]]市内を走る[[路面電車]]。[[ソビエト連邦]](ソ連)時代の[[1965年]][[10月18日]]に開通し、[[2020年]]現在は[[パヴロダル州]]の完全子会社であるパヴロダル市路面電車管理会社(АО «Трамвайное управление города Павлодара»)によって運営される。[[ソビエト邦の崩壊]]後のカザフスタンでは路面電車網の廃止や縮小が相次いでいるが、パヴロダル市電は引き続き市内の重要な交通機関となっており、1990年代まで延伸が続いた営業キロ110 km・12系統の路線網は[[2019年]]時点のカザフスタンの路面電車で最大規模である。また[[2016年]]以降は[[欧州復興開発銀行]]からの援助の元、路面電車の車両・施設の更新や[[GPS]]を用いた監視システムの設置などの近代化を実施している{{r|Pavlodar_Tram_1}}{{r|Pavlodar_Tram_2}}{{r|Pavlodar_Tram_3}}{{r|Pavlodar_Tram_5}}<ref>{{cite web|url = http://www.rotobo.or.jp/events/20131125kazakh_sez.pdf |title = 「カザフスタン経済特区視察団」参加者募集のお知らせ |publisher = ロシアNIS貿易会 |date = 2013-10-21 |accessdate = 2020-4-28}}</ref>。


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[[2020年]]現在、パヴロダル市電で運行されている系統は以下の通りである。そのうち駅前電停(Бокзал)は[[カザフスタン鉄道]]のパヴロダル駅と接続している{{r|Pavlodar_Tram_3}}{{r|Pavlodar_Tram_4}}<ref>{{cite web|url = http://pavlodartram.kz/Routes.html |title = АО «Трамвайное управление города Павлодара» |accessdate = 2020-4-28}}</ref>。

2020年12月26日 (土) 01:15時点における版

パヴロダル市電
パヴロダル市電の電車(2014年撮影)
パヴロダル市電の電車(2014年撮影)
基本情報
カザフスタンの旗カザフスタン
所在地 パヴロダル
種類 路面電車
開業 1965年10月18日[1][2][3][4]
運営者 パヴロダル市路面電車管理会社
(АО «Трамвайное управление города Павлодара»)[5]
路線諸元
営業キロ 110 km(2019年現在)[2]
軌間 1,524 mm[4]
電化区間 全区間
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パヴロダル市電(パヴロダルしでん、ロシア語: Павлодарский трамвай)は、カザフスタンの都市・パヴロダルに存在する路面電車である[1][2]

概要

カザフスタンの工業都市・パヴロダル市内を走る路面電車ソビエト連邦(ソ連)時代の1965年10月18日に開通し、2020年現在はパヴロダル州の完全子会社であるパヴロダル市路面電車管理会社(АО «Трамвайное управление города Павлодара»)によって運営される。ソビエト連邦の崩壊後のカザフスタンでは路面電車網の廃止や縮小が相次いでいるが、パヴロダル市電は引き続き市内の重要な交通機関となっており、1990年代まで延伸が続いた営業キロ110 km・12系統の路線網は2019年時点のカザフスタンの路面電車で最大規模である。また2016年以降は欧州復興開発銀行からの援助の元、路面電車の車両・施設の更新やGPSを用いた監視システムの設置などの近代化を実施している[1][2][3][5][6]

2020年現在、パヴロダル市電で運行されている系統は以下の通りである。そのうち駅前電停(Бокзал)はカザフスタン鉄道のパヴロダル駅と接続している[3][4][7]

系統番号 起点 終点 備考
1 ЧЛЦ ТЭЦ-1 10号線とは経由路線が異なる
2 Вокзал ул. Ворушина
3 Сад 《Нефтянник》 Ул. Ладожская
4 Сад 《Нефтянник》 ул. Ворушина
5 Бокзал Бокзал ラケット式環状系統
6 ЧЛЦ ул. Ворушина
7 ЧЛЦ Ул. Ладожская
8 Вокзал ТЭЦ-1
10 ЧЛЦ ТЭЦ-1 1号線とは経由路線が異なる
11 Вокзал Мкр. Усольский
12 Вокзал РМЦ
14 Вокзал Ул. Ладожская

車両

2020年現在、パヴロダル市電で使用されている車両は以下の通り。2010年代以降はロシア連邦ベラルーシの鉄道車両メーカーが製造した超低床電車の導入が続いている。また2011年にはポーランドで使用されていた旧型車両を譲受する計画が存在したが、パヴロダル市当局からの認可が下りず実現しなかった[8][9][10]

現有車両(2020年現在)
形式 両数
(2020年時点)
解説
KTM-5M 1両 1971年
2020年の時点で現存する世界最古のKTM-5[9][11]
KTM-5M3 67両
71-608K 3両
71-608KM 10両
71-619K 1両
71-623-02 7両 部分超低床電車
当初は50両を導入する予定だった[10]
AKSM-802E 23両 部分超低床電車[2][12]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c Ирина Ковалева (2012年12月11日). “Новый старый трамвай”. Новое поколение. 2020年4月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e Новые трамваи из Беларуси запустили в Павлодаре ко Дню столицы”. Sputnik Kazakhstan (2019年7月5日). 2020年4月28日閲覧。
  3. ^ a b c Pavlodar”. Urban Electric Transit. 2020年4月28日閲覧。
  4. ^ a b c Pavlodar”. UrbanRail.Net. 2020年4月28日閲覧。
  5. ^ a b Pavlodar Tram”. European Bank. 2020年4月28日閲覧。
  6. ^ 「カザフスタン経済特区視察団」参加者募集のお知らせ”. ロシアNIS貿易会 (2013年10月21日). 2020年4月28日閲覧。
  7. ^ АО «Трамвайное управление города Павлодара»”. 2020年4月28日閲覧。
  8. ^ Vehicle Statistics Pavlodar, Tramway”. Urban Electric Transit. 2020年4月28日閲覧。
  9. ^ a b АНДРЕЙ ОРЛОВ (2016年11月10日). “Судьба Алматинского трамвайного депо в руках граждан!”. yvision.kz. 2020年4月28日閲覧。
  10. ^ a b Казахский Павлодар закупает за средства ЕБРР такие же трамваи, как Одесса”. Пассажирский Транспорт (2017年12月12日). 2020年4月28日閲覧。
  11. ^ По улицам Павлодара ходит самый старый трамвай в СНГ”. zakon.kz (2014年4月18日). 2020年4月28日閲覧。
  12. ^ В ПАВЛОДАРЕ ТРАМВАЙ МОДЕЛИ 802 ВЫШЕЛ НА МАРШРУТ”. белорусским (2017年12月12日). 2020年4月28日閲覧。

外部リンク