「カホーウカ (ミサイル艇)」の版間の差分
Trey314159 (会話 | 投稿記録) m fix homoglyphs: convert Latin characters in стор[i]нка to Cyrillic |
|||
92行目: | 92行目: | ||
U154 カホーウカは、[[ソビエト連邦|ソ連]]時代に[[206MR型大型ミサイル艇|206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇]]の8番艇として建造された。建造時の名称は、「[[タタール]]の[[コムソモール]]員」という意味の'''コムソモーレツ・タターリイ'''({{Lang-ru|'''Комсомолец Татарии'''}} <small>カムサモーリェツ・タターリイ</small>)で、[[スレドネ=ネーフスキイ造船工場]]で起工された。[[1980年]]には竣工し、[[クリミア自治共和国]][[チョルノモールシケ|チェルノモールスコエ]]に本拠を置く[[黒海艦隊_(ソ連海軍)|黒海艦隊]]第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。 |
U154 カホーウカは、[[ソビエト連邦|ソ連]]時代に[[206MR型大型ミサイル艇|206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇]]の8番艇として建造された。建造時の名称は、「[[タタール]]の[[コムソモール]]員」という意味の'''コムソモーレツ・タターリイ'''({{Lang-ru|'''Комсомолец Татарии'''}} <small>カムサモーリェツ・タターリイ</small>)で、[[スレドネ=ネーフスキイ造船工場]]で起工された。[[1980年]]には竣工し、[[クリミア自治共和国]][[チョルノモールシケ|チェルノモールスコエ]]に本拠を置く[[黒海艦隊_(ソ連海軍)|黒海艦隊]]第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。 |
||
[[ソ連崩壊|ソ連が崩壊]]すると、[[共産主義]]的な名称は嫌われコムソモーレツ・タターリイは'''R-265'''({{Lang|ru|'''Р-265'''}} <small>エール・ドヴィェースチ・シヂスャート・ピャーチ</small>)に改称された。 |
[[ソビエト連邦の崩壊|ソ連が崩壊]]すると、[[共産主義]]的な名称は嫌われコムソモーレツ・タターリイは'''R-265'''({{Lang|ru|'''Р-265'''}} <small>エール・ドヴィェースチ・シヂスャート・ピャーチ</small>)に改称された。 |
||
=== 独立ウクライナ === |
=== 独立ウクライナ === |
2020年12月26日 (土) 00:09時点における版
コムソモーレツ・タターリイ R-265 U154 カホーウカ | ||
---|---|---|
2007年8月14日、セヴァストーポリにおける U154 カホーウカ(左側) | ||
艦歴 | ||
コムソモーレツ・タターリイ Комсомолец Татарии | ||
竣工 | 1980年 スレドネ=ネーフスキイ造船工場 | |
所属 | ソ連海軍黒海艦隊 ロシア海軍黒海艦隊 | |
R-265 Р-265 | ||
改称 | 1992年 | |
所属 | ロシア海軍黒海艦隊 | |
除籍 | 1995年12月30日 | |
U154 カホーウカ U154 Каховка | ||
転属 | 1996年1月10日 | |
所属 | ウクライナ海軍 | |
要目 | ||
艦種 | ミサイル艇 | |
艦型 | 206MR号計画「ヴィーホル」型 | |
工場番号 | 248 | |
排水量 | 基準排水量 | 230 t |
満載排水量 | 257 t | |
全長 | 38.6 m | |
全幅 | 7.6 m(艇体幅) 12.5 m(水中翼間) | |
喫水 | 2.1 m(艇体高) 3.26 m(水中翼高) | |
機関 | 3倍膨張式ディーゼルエンジンM-504 3 基 | 15000 馬力 |
推進 | 2軸推進 | |
電源 | ディーゼル発電機3 基 | 200 kWt |
速力 | 最大速度 | 42.3 kn |
巡航速度 | 14 kn | |
航続距離 | 1450 浬/14 kn 600 浬/37 kn | |
行動期間 | 5 日間 | |
乗員 | 士官 | 5 名 |
水兵 | 24 名 | |
武装 | 艦対艦ミサイルP-15M「テルミート」発射機 | 2 基 |
76 mm単装両用砲AK-176 | 1 基(弾数300 発) | |
30 mm6砲身機関砲AK-630 | 2 基(弾数1000 発) | |
個艦防空用艦対空ミサイル9K34「ストリラー3M」発射機 | 1 基(弾体16 発) | |
レーダー | 水上索敵レーダー「ハルプーン」 | 1 基 |
射撃管制レーダーMR-123/176「ヴィーンペル」 | 1 基 | |
航法レーダー「ドン」 | 1 基 |
U154 カホーウカ(ウクライナ語: U154 Каховка カホーウカ)は、ウクライナのミサイル艇(Ракетний катер)である。艇名は、中部ウクライナの都市カホーウカに因む。
概要
建造
U154 カホーウカは、ソ連時代に206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇の8番艇として建造された。建造時の名称は、「タタールのコムソモール員」という意味のコムソモーレツ・タターリイ(ロシア語: Комсомолец Татарии カムサモーリェツ・タターリイ)で、スレドネ=ネーフスキイ造船工場で起工された。1980年には竣工し、クリミア自治共和国チェルノモールスコエに本拠を置く黒海艦隊第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。
ソ連が崩壊すると、共産主義的な名称は嫌われコムソモーレツ・タターリイはR-265(Р-265 エール・ドヴィェースチ・シヂスャート・ピャーチ)に改称された。
独立ウクライナ
ソ連崩壊後、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属はロシア海軍とウクライナ海軍の間で争われることになった。最終的に、R-265は1995年12月30日付けでロシア海軍を除籍となった。ウクライナ海軍へ編入されたR-265は、1996年1月10日には、中部ウクライナの歴史ある都市に因んでU154 カホーウカと改称された。
その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。結局、グルジアに譲渡されたU150 コノトープを除いては、稼動状態に置かれたのはU154 カホーウカとU153 プルィルークィのみであった。これら残る2 隻も2007年中には除籍される予定であったが2008年まで運用するという情報もあり[1]、事実2008年9月時点で現役に留まっている。同年8月には、南オセチア紛争に派遣されてセヴァストーポリに帰港したロシア艦隊に対し出動した。
脚注
関連項目
外部リンク
- Фотоальбом :: Ракетный катер "Каховка" ВМС Украины (U154 カホーウカの画像集)
- Місто Прилуки
- газета Флот України::Головна сторінка - Анонси
- Украинская Армия / Прилуки проект 206МР "Вихрь"
- Ракетные катера, проект 206МР
- RusArmy.com - Ракетный катер проекта 206.МР "Вихрь"
- Ракетный катер Р-265 Черноморского Флота (黒海艦隊の公式紹介ページ)
- santexnick: Корабли и суда ВМС Украины 1992-20
- Севастополь.ws :: Форумы :: Просмотр темы - Корабли и суда ВМСУ - 1992-2006
- Русская Сила / Надводные боевые корабли и катера ЧФ 1990-2002 гг.