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「ゲオールギイ・ポベドノーセツ (大型揚陸艦)」の版間の差分

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ゲオールギイ・ポベドノーセツは、[[ポーランド|ポーランド人民共和国]]で開発された[[775型大型揚陸艦|775号計画型大型揚陸艦]]の20番艦'''BDK-45'''('''{{lang|ru|БДК-45}}'''<small>エームデーカー・ソーラク・ピャーチ</small>)として、[[グダニスク]]の「[[ヴェステルプラッテ]]の英雄記念」北造船所(現[[株式会社]]「[[北造船所_(グダニスク)|北造船所]]」)で建造された。[[1985年]]に竣工すると、[[ソ連海軍]]に引き渡され[[北方艦隊]]に配備された。
ゲオールギイ・ポベドノーセツは、[[ポーランド|ポーランド人民共和国]]で開発された[[775型大型揚陸艦|775号計画型大型揚陸艦]]の20番艦'''BDK-45'''('''{{lang|ru|БДК-45}}'''<small>エームデーカー・ソーラク・ピャーチ</small>)として、[[グダニスク]]の「[[ヴェステルプラッテ]]の英雄記念」北造船所(現[[株式会社]]「[[北造船所_(グダニスク)|北造船所]]」)で建造された。[[1985年]]に竣工すると、[[ソ連海軍]]に引き渡され[[北方艦隊]]に配備された。


[[1991年]]末に[[ソ連崩壊|ソ連が崩壊]]すると、BDK-45の所属も[[ロシア海軍]]に移ることとなった。[[1992年]][[7月26日]]、BDK-45はそれまでのソ連[[軍艦旗|海軍旗]]を降ろし、ロシア海軍の伝統的な旗である[[聖アンデレ十字|アンドレイ旗]]を掲げた。
[[1991年]]末に[[ソビエト邦の崩壊|ソ連が崩壊]]すると、BDK-45の所属も[[ロシア海軍]]に移ることとなった。[[1992年]][[7月26日]]、BDK-45はそれまでのソ連[[軍艦旗|海軍旗]]を降ろし、ロシア海軍の伝統的な旗である[[聖アンデレ十字|アンドレイ旗]]を掲げた。


その後、BDK-45は北方艦隊の艦艇として[[オランダ]]・[[ロッテルダム]]への訪問航海に加わった。ロシア海軍時代、BDK-45は一度ならず艦隊の最優秀艦艇に選ばれている。特に、[[1999年]]には2度にわたって北方艦隊の最良水上艦艇に選出された。そして、[[ムルマンスク州|ムールマンスク州]][[知事]]賞を受けた。[[2002年]][[7月27日]]には、艦名は'''ゲオールギイ・ポベドノーセツ'''に改められた。その後も、[[軍事演習]]に活発に参加するなど積極的な活動を展開している。
その後、BDK-45は北方艦隊の艦艇として[[オランダ]]・[[ロッテルダム]]への訪問航海に加わった。ロシア海軍時代、BDK-45は一度ならず艦隊の最優秀艦艇に選ばれている。特に、[[1999年]]には2度にわたって北方艦隊の最良水上艦艇に選出された。そして、[[ムルマンスク州|ムールマンスク州]][[知事]]賞を受けた。[[2002年]][[7月27日]]には、艦名は'''ゲオールギイ・ポベドノーセツ'''に改められた。その後も、[[軍事演習]]に活発に参加するなど積極的な活動を展開している。

2020年12月26日 (土) 00:09時点における版

BDK-45
ゲオールギイ・ポベドノーセツ
艦歴
BDK-45
БДК-45
竣工 1985年 北造船所
所属 ソ連海軍北方艦隊
ロシア海軍北方艦隊
ゲオールギイ・ポベドノーセツ
Георгий Победоносец
改称 2002年7月27日
所属 ロシア海軍北方艦隊
要目
艦種 大型揚陸艦
艦型 775号計画型
工場番号 755/20
排水量 基準排水量 3,450 t
満載排水量 4,080 t
全長 112.5 m
全幅 15 m
喫水 3.7 m
機関 ディーゼルエンジン2 基 10,500 馬力
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機 1 基
発電量 500 kWt
速力 最大速度 17.8 kn
巡航速度 12 kn
航続距離 6,000 /19 kn
7,500 浬/14 kn
行動期間 30 日間
乗員 87 名
武装 個艦防空用艦対空ミサイル9K34「ストレラ-3M」連装発射機 2 基
57 mm連装両用AK-725 2 基(弾数1,100 発)
122 mm20連装ロケット発射システムA-215「グラートM」 2 基(弾数320 発)
機雷 90 個
レーダー 対空・対水上捜索照準レーダーMR-302「ループカ」 1 基
水上捜索照準レーダーMR-352「ポジチーフ」 1 基
射撃管制レーダー MR-103「バールス」(主砲用) 1 基
積載物搭載量 総量 480 t
貨物室寸法 95 x 4.5 x 4.5 m
兵士 225 名
戦車 13 両
搭載機 なし

ゲオールギイ・ポベドノーセツ(ロシア語:Георгий Победоносецギオールギイ・パビダノースィェツ)は、ロシア連邦大型揚陸艦(Большой десантный корабль)である。艦名は正教聖人聖大致命者凱旋者ゲオルギイ」のことで、歴代のロシア艦艇に使用された由緒ある艦名である。

概要

ゲオールギイ・ポベドノーセツは、ポーランド人民共和国で開発された775号計画型大型揚陸艦の20番艦BDK-45(БДК-45エームデーカー・ソーラク・ピャーチ)として、グダニスクの「ヴェステルプラッテの英雄記念」北造船所(現株式会社北造船所」)で建造された。1985年に竣工すると、ソ連海軍に引き渡され北方艦隊に配備された。

1991年末にソ連が崩壊すると、BDK-45の所属もロシア海軍に移ることとなった。1992年7月26日、BDK-45はそれまでのソ連海軍旗を降ろし、ロシア海軍の伝統的な旗であるアンドレイ旗を掲げた。

その後、BDK-45は北方艦隊の艦艇としてオランダロッテルダムへの訪問航海に加わった。ロシア海軍時代、BDK-45は一度ならず艦隊の最優秀艦艇に選ばれている。特に、1999年には2度にわたって北方艦隊の最良水上艦艇に選出された。そして、ムールマンスク州知事賞を受けた。2002年7月27日には、艦名はゲオールギイ・ポベドノーセツに改められた。その後も、軍事演習に活発に参加するなど積極的な活動を展開している。

艦長は、2000年からアレクセイ・コマロフ2等佐官が務めている。

関連項目

外部リンク