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「プルィルークィ (ミサイル艇)」の版間の差分

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=== 独立ウクライナ ===
=== 独立ウクライナ ===
[[ソ連崩壊|ソ連が崩壊]]すると、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属は[[ロシア海軍]]と[[ウクライナ海軍]]の間で争われることになった。最終的に、R-262は[[1995年]][[12月30日]]付けでロシア海軍を除籍となった。ウクライナ海軍へ編入されたR-262は、[[1996年]][[1月10日]]には、中部ウクライナの歴史ある都市に因んで'''U153 プルィルークィ'''と改称された。
[[ソビエト邦の崩壊|ソ連が崩壊]]すると、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属は[[ロシア海軍]]と[[ウクライナ海軍]]の間で争われることになった。最終的に、R-262は[[1995年]][[12月30日]]付けでロシア海軍を除籍となった。ウクライナ海軍へ編入されたR-262は、[[1996年]][[1月10日]]には、中部ウクライナの歴史ある都市に因んで'''U153 プルィルークィ'''と改称された。


その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。結局、[[グルジア]]に譲渡された[[コノトープ_(ミサイル艇)|U150 コノトープ]]を除いては、稼動状態に置かれたのはU153 プルィルークィと[[カホーウカ_(ミサイル艇)|U154 カホーウカ]]のみであった。これら残る2 隻も[[2007年]]中には除籍される予定であり、同年[[7月1日]]に開催された一般公開イベントがプルィルークィにとって最後の晴れの舞台となる見込みであったが[[2008年]]まで運用するという情報もあり<ref>[http://pryluky.osp-ua.info/idxnews-22167.html {{lang|uk|Місто Прилуки}}]</ref>、事実2008年9月時点で現役に留まっている。
その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。結局、[[グルジア]]に譲渡された[[コノトープ_(ミサイル艇)|U150 コノトープ]]を除いては、稼動状態に置かれたのはU153 プルィルークィと[[カホーウカ_(ミサイル艇)|U154 カホーウカ]]のみであった。これら残る2 隻も[[2007年]]中には除籍される予定であり、同年[[7月1日]]に開催された一般公開イベントがプルィルークィにとって最後の晴れの舞台となる見込みであったが[[2008年]]まで運用するという情報もあり<ref>[http://pryluky.osp-ua.info/idxnews-22167.html {{lang|uk|Місто Прилуки}}]</ref>、事実2008年9月時点で現役に留まっている。

2020年12月26日 (土) 00:06時点における版

R-262
U153 プルィルークィ
2007年8月14日セヴァストーポリにおける
U153 プルィルークィ(右側)
艦歴
R-262
Р-262
竣工 1979年11月30日 スレドネ=ネーフスキイ造船工場
配備 1979年12月12日
所属 ソ連海軍黒海艦隊
ロシア海軍黒海艦隊
除籍 1995年12月30日
U153 プルィルークィ
U153 Прилуки
転属 1996年1月10日
所属 ウクライナ海軍
要目
艦種 ミサイル艇
艦型 206MR号計画「ヴィーホル」型
工場番号 247
排水量 基準排水量 230 t
満載排水量 257 t
全長 38.6 m
全幅 7.6 m(艇体幅)
12.5 m(水中翼間)
喫水 2.1 m(艇体高)
3.26 m(水中翼高)
機関 3倍膨張式ディーゼルエンジンM-504 3 基 15000 馬力
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機3 基 200 kWt
速力 最大速度 42.3 kn
巡航速度 14 kn
航続距離 1450 /14 kn
600 浬/37 kn
行動期間 5 日間
乗員 士官 5 名
水兵 24 名
武装 艦対艦ミサイルP-15M「テルミート」発射機 2 基
76 mm単装両用AK-176 1 基(弾数300 発)
30 mm6砲身機関砲AK-630 2 基(弾数1000 発)
個艦防空用艦対空ミサイル9K34「ストリラー3M」発射機 1 基(弾体16 発)
レーダー 水上索敵レーダー「ハルプーン」 1 基
射撃管制レーダーMR-123/176「ヴィーンペル」 1 基
航法レーダー「ドン」 1 基

U153 プルィルークィ(ウクライナ語: U153 Прилуки プルィルークィ)は、ウクライナミサイル艇(Ракетний катер)である。艇名は、中部ウクライナの都市プルィルークィに因む。

概要

建造

U153 プルィルークィは、ソ連時代に206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇の7番艇として建造された。建造時の名称はR-262(ロシア語: Р-262 エール・ドヴィェースチ・シヂスャード・ドヴァー)で、スレドネ=ネーフスキイ造船工場で起工された。1979年11月30日には竣工し、12月12日付けでクリミア自治共和国チェルノモールスコエに本拠を置く黒海艦隊第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。

独立ウクライナ

ソ連が崩壊すると、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属はロシア海軍ウクライナ海軍の間で争われることになった。最終的に、R-262は1995年12月30日付けでロシア海軍を除籍となった。ウクライナ海軍へ編入されたR-262は、1996年1月10日には、中部ウクライナの歴史ある都市に因んでU153 プルィルークィと改称された。

その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。結局、グルジアに譲渡されたU150 コノトープを除いては、稼動状態に置かれたのはU153 プルィルークィとU154 カホーウカのみであった。これら残る2 隻も2007年中には除籍される予定であり、同年7月1日に開催された一般公開イベントがプルィルークィにとって最後の晴れの舞台となる見込みであったが2008年まで運用するという情報もあり[1]、事実2008年9月時点で現役に留まっている。

2011年5月現在現役であり、定期的な修理を受けている。

脚注

外部リンク