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[[Category:東京大学出身の人物]]
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2020年12月25日 (金) 10:08時点における版

みずのもとこ

水野 素子
生誕 (1970-04-09) 1970年4月9日(54歳)
富山県新川郡朝日町
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学法学部卒業
ライデン大学法科大学院国際法学修士課程修了
職業 宇宙航空研究開発機構調査国際部参事
政党国民民主党→)
立憲民主党
公式サイト 水野もとこ公式サイト
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水野 素子(みずのもとこ、1970年4月9日 - )は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員。元東京大学公共政策大学院非常勤講師、元慶応義塾大学法学部非常勤講師。中小企業診断士

来歴

富山県新川郡朝日町に生まれ、埼玉県久喜市で育つ。東京学芸大学附属高等学校卒業。1浪後、東京大学法学部に入学[1]。東京大学在学中に、AIESEC(国際交流サークル)、PHENIX(東大・早稲田合同テニスサークル)に所属し、ミス・ユニバース関東代表に選出されて1994年の全国大会に出場。

東京大学卒業後、旧宇宙開発事業団(現在は宇宙航空研究開発機構(JAXA))に就職。法務・コンプライアンス課長、航空産業協力課長などの役職を歴任。入社後まもなく国際宇宙ステーション(ISS)に関する条約の交渉を担当し、その批准作業のため19971999年の間外務省本省(国際科学協力室)にNASDA(National Space Development Agency of Japan・宇宙開発事業団)から初めての出向として国会対応や外交交渉実務を担当。

2000年に社内留学制度で選抜され、オランダライデン大学へ留学し、1年で国際法学の修士過程を修了。帰国後、筑波宇宙センターに勤務し、ISSに関する法務や産業連携・利用促進のパイロット事業(世界初の本格宇宙CM「ポカリスエット」((株)電通との共同研究)、宇宙用ラーメン「スペース・ラム」(同日清食品(株))、宇宙アートなど)を担当。その成果をもとに2003年からは産学官連携部副課長として、宇宙ビジネスのすそ野を広げるための新規事業「宇宙オープンラボ」を立ち上げ、宇宙用下着の開発などの複数の宇宙ビジネスの立ち上げや創業支援に携わる。その時の経験をもとに、産業支援のスキルをさらに向上するため、仕事と育児の傍ら中小企業診断士の資格を2010年に取得。 宇宙を活用した地域振興にも携わり、自身が発案した種子島宇宙芸術祭は2017年から開始されている。

2007年には国際部副課長として欧米露との宇宙協力を担当。国際部在任中、2008年に長男、2011年に長女を出産。

2012年に法務課長(後に法務・コンプライアンス課長)に就任、乳幼児の育児の傍ら管理職として、2016年に国会承認された宇宙活動法の法案検討などに携わる。また、男女共同参画推進室(兼務)として、宇宙航空業界における男女共同参画の推進を提言し、日本ロケット協会及び山崎宇宙飛行士をはじめ業界内の女性リーダーの協力を得て、「宙女」(そらじょ。日本ロケット協会男女共同参画委員会)を立ち上げた。

2015年からは航空技術部門(調布)で航空産業協力課長として、中部航空特区支援、Mitsubishi SpaceJet支援、航空宇宙業界における産学官連携促進・人材育成事業などに携わる。

2018年より現職(調査国際部参事)として、ISSに関する国際交渉・法務の経験を生かし、月火星探査に関する国際協力・法的検討を担当。

2019年、東北大学大学院法学研究科博士課程後期に進む。

同年5月22日、JAXAの立候補休職制度を利用し、第25回参議院議員通常選挙の候補者として国民民主党から公認を受け、東京都選挙区から出馬することが発表された。同年7月21日の参院選で187,667票を獲得するも落選。

2020年4月1日、国民民主党は水野を次期衆院選東京16区公認候補予定者に決定したと発表[2]

同年8月19日、国民民主党は両院議員総会を開き、立憲民主党と合流し新党を結成する案を賛成多数で可決[3]。9月11日、国民民主党は解党を決定し、国に届け出た[4]。9月13日、水野は、新しく結党された「立憲民主党」に参加すると自身のフェイスブックを通じて発表した[5]

政策・主張

  • 人生100年時代の充実サポートとして、予防医療の充実、介護制度の拡充、年金を若い人への負担にも配慮して再構築することを目指している。
  • 防災システムについて、人工衛星データICT・携帯アプリなどの先端技術を活用した抜本的な立て直しを提案している。
  • 育児・介護のサポート強化として、待機児童の解消、育児・介護中の転勤免除制度、育児後再就職のサポート、不妊治療の負担軽減策、保育士介護士の待遇改善、離婚時養育費の公的算定基準のガイドライン整備や不払い時対策強化を提案している。
  • 偏差値偏重教育を脱して、個性を生かして一生豊かに暮らしていける職能教育の強化を提案している。
  • イノベーション立国を目指し、天然資源に乏しい日本では長期的なビジョンによる技術と人へのオールジャパンとしての戦略的投資や規制緩和が肝要と主張している。特に、航空宇宙などの未来を拓く先端分野と、防災医療などの安心に係わる分野に関する技術革新を行い、国際競争力を獲得することを目指している。
  • より市民が政治を担う時代をつくるため、企業・団体における「立候補休暇制度」の推進を行っていきたいとの見解を示している。
  • 市民主導の国会運営を実現するため、インターネット版「令和世直し目安箱」の設置を公約として掲げている。国会で取り上げる課題を広く市民から募り、政策にまとめ、国会で議論し、市民に報告するというプロセスの構築を行うことを約束している。
  • 選択的夫婦別姓導入に「賛成」[6]
  • 同性婚について「賛成」[6]

エピソード

  • 2018年の政治分野における女性活躍推進法の成立により、女性議員発掘をしていた国民民主党から出馬の打診を受ける。宇宙機関での法政策検討実務で携わった社会人としての課題意識と、母として、生活人としての課題意識の両方を政治活動の目標としており、それを体現するために仲間がつけた「宇宙かあさん」のニックネームで政治活動を行っている。
  • ISSをはじめとしたNASAなどとの国際交渉に携わっており、ハードネゴシエイターとしても知られる。NASA法務局長から感謝状を贈呈されている。
  • 宇宙空間(ISS)での世界初の本格的宇宙CM撮影(ポカリスエット)、宇宙下着などの先駆的な宇宙ビジネス事業を複数立上げており、堀江貴文が宇宙ロケット事業を開始する際に協力した経緯もある(堀江は「宇宙オープンラボ」アドバイザの一人でもある)。
  • 自身が企画し、山崎直子宇宙飛行士などの賛同を得て立ち上げた「宙女」(そらじょ)において、宙女マークを創るワークショップや次世代への講演会など、女性活躍推進活動に有志で取り組んでいる。
  • ISSでの芸術実験に携わった経緯から、宇宙と芸術に関心のある人が集う有志コミュニティ(beyond)を立上げ、現代美術館での宇宙アート展などの企画協力も行っている。また、ISS利用多様化を2001年に担当した際、アドバイザーの一人であった北川フラム氏がディレクターを務める大地の芸術祭に触発され、「宇宙の島」種子島で宇宙と芸術での地域振興を目指す芸術祭を構想。Beyondをはじめとする有志で準備チームを立ち上げた。種子島宇宙芸術祭は2017年から正式に開始されている(現在もアドバイザーとして協力)。
  • 宇宙法に関する日本有数の実務研究者であり、東京大学公共政策大学院、慶応大学法学部など複数の大学で非常勤講師として宇宙法の教育や研究に携わる。2019年4月に東北大学大学院法学研究科博士後期課程に入学し、現在も研究を続けている。航空宇宙学会の宇宙法政策委員会委員長(初代)を務め、論文執筆は多数、著作として「宇宙ビジネスのための宇宙法入門」(有斐閣、共著)、「宇宙旅行入門」(東京大学出版会)。
  • 長男の入学時に居住自治体(武蔵野市)では学童クラブ保育園よりも1時間以上早い18:00に閉所することを知り、署名を集めて市長との面会や市議会への陳情(2回)を行い、19:00までの時間延長を実現した。これを機に、諦めずに行動すれば社会を変えられると実感し、赤松政経塾などで政治を学び始める[要出典]

脚注

外部リンク