「図脳CAD」の版間の差分
AYAHIROshige3 (会話 | 投稿記録) 3次元CADに図脳CAD3D V2を追記 |
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2020年12月23日 (水) 22:31時点における版
開発元 | 株式会社フォトロン |
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初版 | 1983年 |
最新版 |
二次元CAD - 図脳RAPID Ver20.00 / 2019年三次元CAD - 図脳CAD3D Ver2.00 / 2020年図面管理システム - 図脳TeCA Ver1.7.0 / 2018年
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対応OS | Microsoft Windows |
種別 | CAD |
ライセンス | プロプライエタリソフトウェア |
公式サイト | フォトロン |
図脳CADは、株式会社フォトロンが開発する汎用CADソフトウェア群である。2次元CAD、3次元CAD、図面管理システムなどが存在する。
概要
図脳CADは、1983年発売の「ジョミクス・パーソナルCAD」から続く、株式会社フォトロンが開発するCADソフトウェア群。現在、2次元CADは「図脳RAPID」、3次元CADは「図脳CAD3D」、図面管理システムは「図脳TeCA」の名前で販売されている。ブランド名の「図脳」は、『図』面と頭『脳』を繋げるという考えを語源とする造語。しばしば「頭脳CAD」や「電脳CAD」と間違われる。
歴史
2次元CAD
- 1983年 - ジョミクス・パーソナルCAD
- 1984年 - ASTY CAD
- 1985年 - 図脳α1(図脳ブランドを冠した初めてのCAD)
- 1986年 - 図脳α3
- 1988年 - 図脳α5
- 1988年 - 図脳ワーCAD(CAD機能にワープロ機能が合体したソフトウェア)
- 1990年 - 図脳KeyStone(DOS/V機対応のCADソフトウェア)
- 1992年 - 図脳WinCAD(国産初のWindows対応CADソフトウェア)
- 1994年 - 図脳WinCAD NT(WindowsNT対応CADソフトウェア)
- 1994年 - 図脳デジタルシート(ラスタ/ベクタ統合CADソフトウェア)
- 1995年 - 図脳RAPID4(Windows95対応CADソフトウェア)
- 1997年 - 図脳RAPID5
- 1997年 - 図脳RAPID PRO
- 1998年 - 図脳Sketch(低価格CADソフトウェア)
- 1998年 - 図脳RAPID6/RAPID6 PRO(このバージョンからSTD版とPRO版のナンバリングを統一)
- 2006年 - 図脳RAPID PRO CIVIL(土木用CADソフトウェア)
- 2007年 - 図脳RAPID15/RAPID15 PRO
- 2008年 - 図脳Sketch7(最終バージョン)
- 2010年 - 図脳RAPID16/RAPID16 PRO
- 2011年 - 図脳デジタルシート9
- 2012年 - 図脳RAPID17/RAPID PRO17(このバージョンからPRO版の表記をxxPROからPROxxに変更)
- 2014年 - 図脳RAPID18/RAPID PRO18
- 2017年 - 図脳RAPID19/RAPID PRO19
- 2019年 - 図脳RAPID20/RAPID PRO20[1]
3次元CAD
- 1996年 - 図脳Centuey 3D(カーネル:DESIGNBASE、ソリッド&サーフェイスモデラ―)
- 1996年 - 図脳RAPID 3D(カーネル:DESIGNBASE、ソリッドモデラ―)
- 2003年 - 図脳RAPID 3D Ver7
- 2003年 - 図脳RAPID 3D Pro Ver7(カーネル:DESIGNBASE、ソリッド&サーフェイスモデラ―)
- 2015年 - 図脳RAPID 3D Pro Ver8.5(カーネルにDESIGNBASEを使用した製品の最終バージョン)
- 2017年 - 図脳CAD3D(カーネル:CGM Core Modeler、ソリッド&サーフェイスモデラ―)[2]
- 2020年 - 図脳CAD3D V2(カーネル:CGM Core Modeler、ソリッド&サーフェイスモデラ―)[3]
図面管理システム
その他
- 1987年 - 図脳アーキプロ-Σ1(建築構造計算CAD統合システム)
- 1991年 - 図脳アーキプロ-Δ1(保有水平耐力ソフトウェア)
- 1996年 - 図脳アーキストンCG(建築用CGソフトウェア)
- 1998年 - 図脳デジカメトレーサー(デジタルカメラ写真見取り図作成ツール)
- 1998年 - 図脳RVコンバータ―(ラスタ/ベクタ変換ソフトウェア)
- 1999年 - 図脳Solidナビ(2D/3D変換ツール)
- 1999年 - 図脳ラティスデザイナー(Web3Dコンテンツ作成ツール)
- 2000年 - 図脳StoneMeister(墓石プレゼンテーションシステム)
- 2009年 - 図脳手順書マイスター(手順書作成ソフトウェア)
- 2011年 - 図脳StoneMeister7(墓石プレゼンテーションシステムの最終バージョン)
- 2018年 - PSDソルバー(設計支援ツール)
図脳RAPID
図脳RAPID(ラピッド)は、Windows95の登場以降に発売されたフォトロン製2次元CADおよびフォトロン製3次元CADに付けられた製品名である。2次元CADでは、1995年発売の「図脳RAPID4」から使用され、最新版の「図脳RAPID20」および「図脳RAPID PRO20」でも継続して製品名に使われている。しかしながら、3次元CADでは、2015年に発売された「図脳RAPID 3D Pro Ver8.5」を最後に図脳RAPIDという名称は使われていない。これは、同じ3次元CADでありながら、図脳RAPID 3Dと図脳CAD3Dで使用されているカーネルが異なり(図脳RAPID 3DはDESIGNBASE、図脳CAD3DはCGM Core Modeler)、製品コンセプト・製品仕様に継続性が無いことからの名称変更である。なお、カーネル変更の理由はDESIGNBASEの開発終了である。[2][4]
図脳CAD3D
図脳CAD3Dは、カーネル「DESIGNBASE」の販売終了を機に、フォトロンで新たに開発された3次元CADソフトウェアである。初版の販売は2017年の9月。図脳CAD3Dは、主に自動車や航空機業界において高いシェアを持つハイエンドCAD「CATIA」が使用する3Dモデリングカーネル「CGM Core Modeler」を搭載した3次元CADソフトウェアであるため、CATIA V5およびCATIA V6のネイティブデータを取り扱うことが可能である。また、カーネルが異なるためコンセプトや機能面での差異はあるものの、同社が以前開発・販売していた3次元CADソフトウェア「図脳RAPID 3D」シリーズのモデリング手法「ダイレクトモデリング」は継承されており、寸法拘束にとらわれない直感的な操作が可能な仕様になっている。[2]
脚注
関連項目
- CAD
- 3次元コンピュータグラフィックス
- 株式会社フォトロン
- FASTCAM - フォトロンが開発・販売するハイスピードカメラ