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「WordBASIC」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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{{Infobox プログラミング言語|year=1989|developer=[[マイクロソフト]]|influenced_by=[[QuickBASIC]]|operating_system=[[Microsoft Windows]], [[Mac OS X]]|license=[[商用]] [[プロプライエタリソフトウェア]]}} '''WordBASIC'''は、ワープロ用にカスタマイズされた[[マイクロソフト|Microsoft]] [[QuickBASIC]]のサブセットである。Windows 版 Word 6.0 または Word 95 で利用できたが、Word 97のリリース時に、[[Visual Basic for Applications|Visual Basic for Applications(VBA)]]に置き換えられた。VBAとは対照的に、WordBasicは[[オブジェクト指向プログラミング|オブジェクト指向]]ではなく、約900のコマンドのフラットリストで構成されていた<ref>[https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/vba/word/concepts/customizing-word/conceptual-differences-between-wordbasic-and-visual-basic WordBasic と Visual Basic の概念上の違い], 07/11/2006, Microsoft Docs [https://web.archive.org/web/20181201005818/https://docs.microsoft.com/en-us/previous-versions/office/developer/office-2003/aa211963(v=office.11) Archived]</ref>。
{{Infobox プログラミング言語|year=1989|developer=[[マイクロソフト]]|influenced_by=[[QuickBASIC]]|operating_system=[[Microsoft Windows]], [[Mac OS X]]|license=[[商用]] [[プロプライエタリソフトウェア]]}} '''WordBASIC'''は、ワープロ用にカスタマイズされた[[マイクロソフト|Microsoft]] [[QuickBASIC]]のサブセットである。Windows 版 Word 6.0 または Word 95 で利用できたが、Word 97のリリース時に、[[Visual Basic for Applications|Visual Basic for Applications(VBA)]]に置き換えられた。VBAとは対照的に、WordBasicは[[オブジェクト指向プログラミング|オブジェクト指向]]ではなく、約900のコマンドのフラットリストで構成されていた<ref>[https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/vba/word/concepts/customizing-word/conceptual-differences-between-wordbasic-and-visual-basic WordBasic と Visual Basic の概念上の違い], 07/11/2006, Microsoft Docs [https://web.archive.org/web/20181201005818/https://docs.microsoft.com/en-us/previous-versions/office/developer/office-2003/aa211963(v=office.11) Archived]</ref>。


Word 2000 では、WordBasic のマクロを含む Windows 版 Word 6.0 または Word 95 のテンプレートを開くと、マクロは Visual Basic のモジュールに自動的に変換される<ref>[https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/vba/api/word.application.wordbasic WordBasic プロパティ (Word)]</ref>。マクロ内の各 WordBasic ステートメントおよび関数は、対応する WordBasic メソッドに変換される。
Word 2000 では、WordBasic のマクロを含む Windows 版 Word 6.0 または Word 95 のテンプレートを開くと、マクロは Visual Basic のモジュールに自動的に変換される<ref>[https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/vba/api/word.application.wordbasic WordBasic プロパティ (Word)]</ref>。マクロ内の各 WordBasic ステートメントおよび関数は、対応する WordBasic メソッドに変換される。

2020年12月23日 (水) 22:31時点における版

WordBASIC
登場時期 1989
開発者 マイクロソフト
影響を受けた言語 QuickBASIC
プラットフォーム Microsoft Windows, Mac OS X
ライセンス 商用 プロプライエタリソフトウェア
テンプレートを表示

WordBASICは、ワープロ用にカスタマイズされたMicrosoft QuickBASICのサブセットである。Windows 版 Word 6.0 または Word 95 で利用できたが、Word 97のリリース時に、Visual Basic for Applications(VBA)に置き換えられた。VBAとは対照的に、WordBasicはオブジェクト指向ではなく、約900のコマンドのフラットリストで構成されていた[1]

Word 2000 では、WordBasic のマクロを含む Windows 版 Word 6.0 または Word 95 のテンプレートを開くと、マクロは Visual Basic のモジュールに自動的に変換される[2]。マクロ内の各 WordBasic ステートメントおよび関数は、対応する WordBasic メソッドに変換される。

サンプルコード

次のコードスニペットは、「Hello、World!」の例でWordBasicとVBAの違いを示している。

例: [3]

WordBasic:

Sub MAIN
FormatFont .Name = "Arial", .Points = 10
Insert "Hello, World!"
End Sub

VBA:

Public Sub Main()
  With Selection.Font
    .Name = "Arial"
    .Size = 10
  End With
  Selection.TypeText Text:="Hello, World!"
End Sub

脚注