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現当主である[[第3代サーソー子爵ジョン・アーチーボルド・シンクレア]]は、以下の爵位を有している<ref>{{Cite web|url=http://www.cracroftspeerage.co.uk/thurso1952.htm|title=http://www.cracroftspeerage.co.uk/thurso1952.htm|accessdate=2019年10月20日|publisher=}}</ref>。 |
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* '''第3代ケイスネス州ウルブスターにおけるサーソー子爵'''<small>(3rd Viscount Thurso, of Ulbster in the County of Caithness)</small><br>([[1952年]][[4月10日]]の勅許状による[[連合王国貴族]]爵位) |
* '''第3代ケイスネス州ウルブスターにおけるサーソー子爵'''<small>(3rd Viscount Thurso, of Ulbster in the County of Caithness)</small><br>([[1952年]][[4月10日]]の勅許状による[[連合王国貴族]]爵位) |
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2020年12月4日 (金) 06:02時点における版
サーソー子爵 (サーソーししゃく、英語: Viscount Thurso) は、イギリスの子爵、貴族。連合王国貴族。
本項では、前身となった準男爵位についても触れる。
1999年の貴族院改革以降も世襲貴族として貴族院に在籍。
歴史
サーソー子爵家の居城。現在はほとんどが廃墟だが、一部は現在もシンクレア家の邸宅となっている。
農学や財政論の著述家サー・ジョン・シンクレア(1754-1835)は、1786年に(ケイスネス州ウルブスターの)準男爵(Baronet, of Ulbster in the County of Caithness)に叙された[1]。
2代準男爵ジョージ(1790–1868)は大陸を流浪ののち、父同様に文筆業を生業として多数の著作を残したほか、マーシャルカレッジ[註釈 1]学長を務めた[2][3]。
3代準男爵ジョン(1824-1912)は1861年にケイスネス州副統監を務めている[4]。
その息子である4代準男爵アーチボルド(1890-1970)は自由党党首や幹事長を歴任した有力政治家であったが、持病に見舞われた1952年にケイスネス州ウルブスターにおけるサーソー子爵(Viscount Thurso, of Ulbster in the County of Caithness)の叙爵を受けて貴族院に籍を移した[5]。
その孫にあたる3代子爵ジョン(1953-)は1999年の貴族院法施行に伴って議席を喪失したものの、2001年に庶民院議員に立候補して当選したため、彼は史上初の爵位一代放棄をせず庶民院議員となった世襲貴族となった。
その後、2015年総選挙により失職したが、翌年に第4代エーヴベリー男爵エリック・ラボックが死去したため、互選を経て再度貴族院議員となり現在に至っている[6]。
一族の邸宅はケイスネス地方にあるサーソー城や、ハートフォードシャー州チャンプニズ(Champneys)近郊のオーカード・コテージ(Orchard Cottage)がある。
現当主の保有爵位
現当主である第3代サーソー子爵ジョン・アーチーボルド・シンクレアは、以下の爵位を有している[7]。
- 第3代ケイスネス州ウルブスターにおけるサーソー子爵(3rd Viscount Thurso, of Ulbster in the County of Caithness)
(1952年4月10日の勅許状による連合王国貴族爵位) - (第6代ケイスネス州ウルブスターにおける)準男爵(6th Baronet, of Ulbster in the County of Caithness)
(1786年2月14日の勅許状によるグレートブリテン準男爵位)
一覧
(ウルブスターの)準男爵 (1786)
- 初代準男爵ジョン ・ シンクレア (1754–1835)
- 第2代準男爵ジョージ・シンクレア (1790–1868)
- 第3代準男爵ジョン・ジョージ・トルマッシュ・シンクレア(1824–1912)
- クラレンス・シンクレア (1858–1895)
- 第4代準男爵アーチボルド・ヘンリー・マクドナルド・シンクレア (1890–1970) (1952年にサーソー子爵叙爵)
サーソー子爵(1952)
- 初代サーソー子爵アーチーボルド・ヘンリー・マクドナルド・シンクレア(1890–1970)
- 第2代サーソー子爵ロビン・マクドナルド・シンクレア (1922–1995)
- 第3代サーソー子爵ジョン・アーチーボルド・シンクレア (1953-)
法定推定相続人は現当主の息子であるジェイムズ・アレクサンダー・ロビン・シンクレア (1984-)。
脚注
註釈
- ^ 現代のアバディーン大学は、オールド・アバディーンのキングス・カレッジ (King's College) と、1593年にニュー・アバディーンに創立されたマーシャル・カレッジ (Marischal College) の統合により1860年に形成された。
出典
- ^ Calder (1887), p. 244
- ^ Stronach, George (1900). "Sinclair, George (1790-1888)" . In Lee, Sidney (ed.). Dictionary of National Biography. 63. London: Smith, Elder & Co. sources: [Memoirs of Sir George Sinclair, by James Grant, 1870, with portrait; Times, 31 Oct. 1868; Foster's Members of Parl. of Scotland; Christian Observer, 1870, pp. 521–9; Advocates' Library Cat.; Blackwood's Mag. xli. 780.]
- ^ Officers of the Marischal College & University of Aberdeen, 1593-1860.
- ^ "No. 22504". The London Gazette. 23 April 1861. pp. 1754–1754.
- ^ "No. 39516". The London Gazette. 15 April 1952. p. 2077.
- ^ https://www.bbc.com/news/uk-politics-36084455
- ^ “http://www.cracroftspeerage.co.uk/thurso1952.htm”. 2019年10月20日閲覧。
参考文献
- Calder, John Traill (1887), Sketch of the Civil and Traditional History of Caithness, Rae
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by Robin Macdonald Sinclair, 2nd Viscount Thurso
- www.debretts.co.uk