「あやかしトライアングル」の版間の差分
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; 風巻祭里(かざまき まつり) |
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: 声 - [[峯田大夢]](男性時)、[[京花優希]](女性時)、[[樺澤綾]](幼少期) |
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: 本作の主人公。風の術を操る祓忍の名門「風巻家」の継承者。北彩高校に通う1年生。高校入学前に、幼なじみのすずに襲いかかってきた妖の王・シロガネを封印しようとするが、シロガネから性醒流転による反撃を受け、女性の体へと変貌する。 |
: 本作の主人公。風の術を操る祓忍の名門「風巻家」の継承者。北彩高校に通う1年生。高校入学前に、幼なじみのすずに襲いかかってきた妖の王・シロガネを封印しようとするが、シロガネから性醒流転による反撃を受け、女性の体へと変貌する。 |
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: 真面目で正義感が強く、どんな苦境であっても妖を倒すという信念の持ち主。一方で女心には疎く、すずから自分に向けられている好意に気づかず、また自分自身がすずに魅かれていることも自覚していない。祓忍としての実力は同業者たちからも認められるほど高く、シロガネからも警戒されるほど。 |
: 真面目で正義感が強く、どんな苦境であっても妖を倒すという信念の持ち主。一方で女心には疎く、すずから自分に向けられている好意に気づかず、また自分自身がすずに魅かれていることも自覚していない。祓忍としての実力は同業者たちからも認められるほど高く、シロガネからも警戒されるほど。 |
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: 祭里が祓忍となってからは、自分を妖から遠ざけようとする姿勢に反発し対立していたが、自分が原因でシロガネの呪いを受けた祭里をサポートするうちに関係も改善していく。祭里が男に戻れなければ異性として祭里と交際できなくなるという危機感から、唯一呪いを解除できるシロガネの退治には反対し、「シロガネが自分を捕食対象として見なくなれば、祭里とシロガネが争う理由がなくなる」という考えから、自分の手製のスイーツでシロガネの興味を引くという作戦に行きつく。一方で、祭里が女性のまま戻れなくなった場合に備え、[[レズビアン|女の子同士の恋愛]]を妄想するなど満更でもない様子も見せる。 |
: 祭里が祓忍となってからは、自分を妖から遠ざけようとする姿勢に反発し対立していたが、自分が原因でシロガネの呪いを受けた祭里をサポートするうちに関係も改善していく。祭里が男に戻れなければ異性として祭里と交際できなくなるという危機感から、唯一呪いを解除できるシロガネの退治には反対し、「シロガネが自分を捕食対象として見なくなれば、祭里とシロガネが争う理由がなくなる」という考えから、自分の手製のスイーツでシロガネの興味を引くという作戦に行きつく。一方で、祭里が女性のまま戻れなくなった場合に備え、[[レズビアン|女の子同士の恋愛]]を妄想するなど満更でもない様子も見せる。 |
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; シロガネ |
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: 声 - [[長門三照]] |
: 声 - [[長門三照]](変化時)、 [[藤倉光]](本来の姿) |
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: 齢400年を超える強大な猫の妖で、数多の妖たちを従える「妖の王」。平時は丸っこい普通の猫の姿に変化(へんげ)しており、祭里からは「ネコだるま」と呼ばれる。妖巫女であるすずを食らうことでさらなる力を得ようとするが、祭里が仕掛けた封神結界によって封印されかける。その寸前に祭里にかけた性醒流転の術で完全な封印だけは免れるが、力の大半を奪われたことでほとんど普通の猫にまで弱体化する。 |
: 齢400年を超える強大な猫の妖で、数多の妖たちを従える「妖の王」。平時は丸っこい普通の猫の姿に変化(へんげ)しており、祭里からは「ネコだるま」と呼ばれる。妖巫女であるすずを食らうことでさらなる力を得ようとするが、祭里が仕掛けた封神結界によって封印されかける。その寸前に祭里にかけた性醒流転の術で完全な封印だけは免れるが、力の大半を奪われたことでほとんど普通の猫にまで弱体化する。 |
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: 弱体化したことで今度こそ祭里からとどめを刺されそうになるが、祭里の性醒流転が解けなくなることを恐れたすずの訴えによって救われ、風巻家の飼い猫という名目で祭里の監視下に置かれる。しかし、すずを食らうことはあきらめておらず、復活のために自身の力が封じられた封神の巻を祭里から奪おうともくろむ。一方で、捕食対象であるはずのすずの好意的な態度に心動かされることもあり、すずお手製の「すずだんご」を気に入り、お代わりを要求したりする。 |
: 弱体化したことで今度こそ祭里からとどめを刺されそうになるが、祭里の性醒流転が解けなくなることを恐れたすずの訴えによって救われ、風巻家の飼い猫という名目で祭里の監視下に置かれる。しかし、すずを食らうことはあきらめておらず、復活のために自身の力が封じられた封神の巻を祭里から奪おうともくろむ。一方で、捕食対象であるはずのすずの好意的な態度に心動かされることもあり、すずお手製の「すずだんご」を気に入り、お代わりを要求したりする。 |
2020年11月21日 (土) 14:21時点における版
あやかしトライアングル | |
---|---|
ジャンル | あやかし |
漫画 | |
作者 | 矢吹健太朗 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
発表号 | 2020年28号 - |
巻数 | 既刊1巻(2020年10月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『あやかしトライアングル』は、矢吹健太朗による日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2020年28号より連載中[1]。
ストーリー
不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の少年・風巻祭里は、妖が好きな幼なじみの少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦っていた。
ある日、強大な猫の妖シロガネがすずを食らおうと襲いかかり、祭里は祖父から受け継いだ封印術を使って辛くもシロガネを撃退するが、往生際の悪いシロガネは自身の術で祭里を女性の肉体に変えてしまう。祭里は力を封印され弱体化したシロガネを今度こそ退治しようとするが、それは自身が二度と男に戻れなくなることを意味する。それでもすずを守るためならばと受け入れる祭里であったが、祭里への恋心と罪悪感からすずは強く反対し、シロガネと和解するよう主張する。やむをえず祭里はシロガネを飼い猫という名目で自分の監視下に置くと宣言し、当面の問題は先送りにされる。ここに祭里・すず・シロガネの三者による恋し恋され、食う食われの奇妙な三角(トライアングル)関係が形成される。
作中設定・用語
- 妖(あやかし)
- 一般的に語られる妖怪とほぼ同義の存在で、本作では人や動物などのさまざまな思念が集まり意思を得た存在とされる。小さく愛嬌のある姿をした無害な妖が大半であるが、邪悪な思念から生まれた妖はほかの妖を食べることで大型化・狂暴化し、やがて人間そのものを食らう脅威となる。
- 祓忍(はらいにん)
- 古来より妖退治に従事してきた「妖祓い」の一種。退魔師としての霊力と技能をもった忍者で、「祓忍具」という霊力を付加した武具や、封印や自然現象を操るさまざま術を駆使する。主人公の出身である「風巻家」をはじめとする複数の流派が存在し、それぞれが得意とする術や技能をもつ。
- 妖巫女(あやかしみこ)
- 「生命(いのち)の過剰分泌」と称される、けた外れに強い生命力をもつ希少な人間。その生命力を狙った強力な妖を引き寄せる性質から、古来では迫害の対象とされ、妖への供物として犠牲になった者もいる。
- 北彩高校(ほくさいこうこう)
- 祭里たちが入学した高校。
- 花鳥風月(かちょうふうげつ)
- 祭里・すず・弥生・ルーシーの4人組の通称。祭里が弥生と仲良くなった際、SNSのグループ名として4人の名字から取って名付けられる。
登場人物
声の項はボイスコミック版の声優。
主要人物
- 風巻祭里(かざまき まつり)
- 声 - 峯田大夢(男性時)、京花優希(女性時)、樺澤綾(幼少期)
- 本作の主人公。風の術を操る祓忍の名門「風巻家」の継承者。北彩高校に通う1年生。高校入学前に、幼なじみのすずに襲いかかってきた妖の王・シロガネを封印しようとするが、シロガネから性醒流転による反撃を受け、女性の体へと変貌する。
- 真面目で正義感が強く、どんな苦境であっても妖を倒すという信念の持ち主。一方で女心には疎く、すずから自分に向けられている好意に気づかず、また自分自身がすずに魅かれていることも自覚していない。祓忍としての実力は同業者たちからも認められるほど高く、シロガネからも警戒されるほど。
- 幼少時代は気弱な性格で、すずが引き連れている妖たちを苦手としていたが、妖巫女としての悲しい運命を背負うすずを守りたい一心で祓忍となった。しかし、妖を退治する祓忍としての任務は妖を友とするすずには理解されず、シロガネとの一件までは退治対象の妖の処遇をめぐって対立することが多かった。
- 男性時は赤みがかった短い黒髪だったが、女性化してからは長い銀髪をアップでまとめあげた髪型になり、バストサイズでもすずを上回る美少女となる。しかし、性格は男のままであるため、無意識に男子トイレに入ったり、女性服の着用に難儀するなど日常生活で不便を強いられる。高校入学後は、祖父の清弦の根回しによってすずと同じクラスとなり、本物の女子生徒として生活することになる。
- 花奏すず(かなで すず)
- 声 - 会沢紗弥
- 本作のヒロイン。祭里の幼なじみでクラスメイト。強い生命力をもつ妖巫女の少女で、幼少期から妖を友として育ってきた。
- 黒髪のボブカットが特徴の美少女であるが、脚がやや太いことを気にしており、悪意なくこれを指摘した祭里を制裁することもある。甘い物全般が大好きで、両親が商店街で経営する喫茶店「Melody Bell」ではスイーツメニューの監修もおこなっている。幼少期は、家族を含め妖を見れる霊力をもつ人間がいなかったため、周囲からは変人とさげすまれ孤立していた。しかし、同じく妖が見える祭里に出会い友人となってからは次第に本来の明るさを取り戻し、同時に祭里に恋心を抱くようになる。
- 祭里が祓忍となってからは、自分を妖から遠ざけようとする姿勢に反発し対立していたが、自分が原因でシロガネの呪いを受けた祭里をサポートするうちに関係も改善していく。祭里が男に戻れなければ異性として祭里と交際できなくなるという危機感から、唯一呪いを解除できるシロガネの退治には反対し、「シロガネが自分を捕食対象として見なくなれば、祭里とシロガネが争う理由がなくなる」という考えから、自分の手製のスイーツでシロガネの興味を引くという作戦に行きつく。一方で、祭里が女性のまま戻れなくなった場合に備え、女の子同士の恋愛を妄想するなど満更でもない様子も見せる。
- シロガネ
- 声 - 長門三照(変化時)、 藤倉光(本来の姿)
- 齢400年を超える強大な猫の妖で、数多の妖たちを従える「妖の王」。平時は丸っこい普通の猫の姿に変化(へんげ)しており、祭里からは「ネコだるま」と呼ばれる。妖巫女であるすずを食らうことでさらなる力を得ようとするが、祭里が仕掛けた封神結界によって封印されかける。その寸前に祭里にかけた性醒流転の術で完全な封印だけは免れるが、力の大半を奪われたことでほとんど普通の猫にまで弱体化する。
- 弱体化したことで今度こそ祭里からとどめを刺されそうになるが、祭里の性醒流転が解けなくなることを恐れたすずの訴えによって救われ、風巻家の飼い猫という名目で祭里の監視下に置かれる。しかし、すずを食らうことはあきらめておらず、復活のために自身の力が封じられた封神の巻を祭里から奪おうともくろむ。一方で、捕食対象であるはずのすずの好意的な態度に心動かされることもあり、すずお手製の「すずだんご」を気に入り、お代わりを要求したりする。
- 性格は傲岸不遜で配下の妖たちからはあまり慕われておらず、弱体化してからは一部の配下に反乱を起こされるなど人望に欠けているが、自分なりに王としての自負と責任感をもち、秩序を乱す妖には容赦しない。
北彩高校
- ヤヨルー
- すずの中学生時代からの友人でクラスメイトの二人組。「ヤヨルー」とは二人の愛称を合わせたコンビ名で、初対面の際に祭里によって命名される。
- 鳥羽弥生(とば やよい)
- 茶髪のセミロングヘアに三白眼と八重歯が特徴の活発な少女。愛称は「ヤヨ」。
- 同性に対する過剰なスキンシップを好み、特にすずの脚や祭里(女体時)の胸の感触を気に入っている。初対面時に祭里にスキンシップを仕掛けたことから敬遠され、一時は嫌われたと落ち込むが、低級妖によって階段から落とされたところを祭里に助けられたことで次第に打ち解けていく。
- 月丘ルーシー(つきおか ルーシー)
- 外国人の血を引く金髪のロングヘアと、小柄でスレンダーな体型が特徴の少女。愛称「ルー」。
- 他人称に「~氏」、語尾に「~っす」を付ける独特の口調で話す。スマートフォンでの写真撮影が趣味で、SNS映えする被写体を求めて一日に300枚以上も撮っている。
- 筋森益荒男(すじもり ますらお)
- 元傭兵の男性教師。担当科目は英語。40歳。
- 校則に厳しく、女子生徒でありながら無意識に男子トイレに入ってしまう祭里に手を焼いている。
- 筋骨粒々の大柄な容姿と裏腹に無類の猫好きで、校舎内を徘徊するシロガネを度々追い回している。
祓忍
- 風巻清弦(かざまき せいげん)
- 声 - 常盤昌平
- 祭里の祖父。かつては凄腕の祓忍であったが、現在は老齢からくる体の不調から引退しており、趣味であるアイドル動画の視聴やゲーム三昧の隠居生活を送っている。一方で、現役時代の功績から地元の有力者たちとの親交が深く、そのひとりである北彩高校の校長を通じて祭里とすずを同じクラスに在籍させ、すずが護衛しやすくなるよう計らう。
- 幼いころの祭里にすずの妖巫女としての過酷な運命を説き、祭里を祓忍として決起させるきっかけを与えた。現役時代からシロガネの力を警戒しており、封神結界の要となる封神の巻を30年かけて作り上げ、祭里に譲り渡す。
- 二ノ曲宗牙(にのくる そうが)
- 神速の体術を得意とする祓忍一族「二ノ曲家」出身で、祭里の先輩である北彩高校の2年生。釣り目と鋭い前歯から校内では不良と誤解され恐れられており、実際の気性も激しいが、祓忍としての強い使命感と正義感をもつ好人物。
- 新人時代の祭里の任務に同行してからはその実力と精神力に惚れこみ、互いに切磋琢磨するライバル兼親友となる。一方で女性に対する免疫がないため、女性化した祭里に無意識に体を押し付けられたり、事故で裸体を目撃するなどして赤面する場面が多い。
- 二ノ曲ポ之助(にのくる ポのすけ)
- 宗牙の式鬼(しき)として仕える、山伏の姿をした小鳥の妖。語尾に「~ポ」とつけて喋る。
- かつて野良猫に襲われていたところを宗牙に助けられてもらったことがきっかけで、彼に忠誠を誓うと同時に良き理解者となる。
書誌情報
- 矢吹健太朗『あやかしトライアングル』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊1巻(2020年10月2日現在)
- 「祭里とすずと妖」 2020年10月2日発売[2]、ISBN 978-4-08-882505-2
出典
- ^ “矢吹健太朗が約11年ぶりに週刊少年ジャンプ連載、新作はあやかしファンタジー”. コミックナタリー (2020年6月15日). 2020年10月13日閲覧。
- ^ “あやかしトライアングル 1”. 集英社. 2020年10月13日閲覧。