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「デビッド・ブキャナン」の版間の差分

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;; 投手記録
;; 投手記録
* 初登板・初先発登板・初勝利・初先発勝利:2017年4月4日、対[[阪神タイガース]]1回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])、8回1失点
* 初登板・初先発登板・初勝利・初先発勝利:2017年4月4日、対[[阪神タイガース]]1回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])、8回1失点
* 初奪三振:同上、1回裏に[[山俊]]から空振り三振
* 初奪三振:同上、1回裏に[[山俊]]から空振り三振
* 初完投勝利・初完封勝利:2017年6月17日、対[[北海道日本ハムファイターズ]]2回戦([[明治神宮野球場]])
* 初完投勝利・初完封勝利:2017年6月17日、対[[北海道日本ハムファイターズ]]2回戦([[明治神宮野球場]])
;; 打撃記録
;; 打撃記録

2020年11月15日 (日) 22:33時点における版

デービッド・ブキャナン
David Buchanan
サムスン・ライオンズ #4
東京ヤクルトスワローズ時代
(2017年6月17日 明治神宮野球場にて。)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州アトランタ
生年月日 (1989-05-11) 1989年5月11日(35歳)
身長
体重
191 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト7巡目(全体231位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名
初出場 MLB / 2014年5月24日
NPB / 2017年4月4日
KBO / 2020年5月7日
年俸 $600,000(2020年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デビッド・アンドリュー・ブキャナンDavid Andrew Buchanan, 1989年5月11日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。KBOリーグサムスン・ライオンズ所属。NPBでの登録名はデービッド・ブキャナン

経歴

プロ入り前

2009年MLBドラフト6巡目(全体194位)でニューヨーク・メッツから指名されたが、ジョージア州立大学へ進学した。

プロ入りとフィリーズ時代

2010年MLBドラフト7巡目(全体231位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され契約した[1]。A-級ウィリアムズポート・クロスカッターズ英語版で13試合に登板し、3勝1敗・防御率4.21・30奪三振の成績を残した。

2011年はA級レイクウッド・ブルークロウズで20試合に登板し、11勝5敗・防御率3.38・86奪三振の成績を残した。8月にA+級クリアウォーター・スレッシャーズへ昇格。6試合に登板し、3勝2敗・防御率3.90・24奪三振の成績を残した。

2012年はAA級レディング・フィリーズで12試合に登板し、3勝5敗・防御率3.86・40奪三振の成績を残した。

2013年はAA級レディングで22試合に登板し、6勝11敗・防御率4.82・86奪三振の成績を残した。8月にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ昇格。6試合に登板し、4勝2敗・防御率3.00・22奪三振の成績を残した。

2014年はAAA級リーハイバレーで開幕を迎え、開幕後は9試合に登板。5勝1敗・防御率3.98の成績で、5月24日にフィリーズとメジャー契約を結んだ[2]。同日のロサンゼルス・ドジャース戦で先発起用されメジャーデビュー。5回を5安打2失点2奪三振に抑え、メジャー初勝利を挙げた[3]。2度目の登板となった5月29日のメッツ戦では、6.2回を投げ7安打4失点し、メジャー初黒星を喫した[4]。以後、先発陣の一角として一定の登板機会を与えられ、最終的には20試合に先発登板した。6勝8敗と負け越したが、防御率3.75・WHIP1.29というまずまずの数字をマークした。

フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2015年4月30日)

2015年も15試合に先発で投げたが、防御率6.99・WHIP1.85と大炎上、2勝9敗と大きく負け越して2年目のジンクスにぶち当たった恰好となった。

2016年は開幕からマイナー・オプションでAAA級リーハイバレーに配属され、メジャー昇格がないままシーズンを終えた。AAA級リーハイバレーでは27試合に登板し、10勝9敗・防御率3.98・95奪三振であった[1]。11月18日にDFAとなり[1]、23日にFAとなった[5]

ヤクルト時代

2016年12月19日に東京ヤクルトスワローズが獲得を発表した[6]

2017年は6勝13敗と負け越したものの、チームで唯一規定投球回に到達し、防御率3.66と健闘した。

2018年にはチーム開幕投手に抜擢。外国人投手が開幕投手を務めるのは球団史上4人目で、2004年のジェイソン・ベバリン以来14年ぶりである。横浜DeNAベイスターズとの開幕戦(横浜スタジアム)で6回1失点と好投、勝ち投手となり、自身初の開幕戦を白星で飾った。[7]シーズン最終登板で10勝目を挙げ、チーム最多勝かつ唯一の二桁勝利を達成したものの、リーグ優勝した広島東洋カープには6試合1勝3敗、防御率4.93と相性が悪かった。しかし50イニング以上投球した投手の中ではチーム3位の広島戦防御率であり、チーム自体の相性が良くないことを物語る結果となっている(チームは対広島に6勝19敗と、この年セ・リーグ内で唯一負け越している)[8]。4月6日の対読売ジャイアンツ戦(明治神宮野球場)では投手としては珍しい三塁打を記録した。

2019年は8月に3勝・防御率1.64の成績で月間MVPを受賞するも、コンディション不良や右手の故障の影響もあり年間を通して先発ローテーションを守ることが出来なかった。12月13日、自由契約選手として公示された[9]

サムスン時代

2020年1月16日にKBOサムスン・ライオンズと契約した[10]。KBOでの登録名は「ビュケノン(뷰캐넌)」。

選手としての特徴

メジャー及びマイナーでは主にスターターとして起用され、スリークォーターから、最速93.8 mph(約151 km/h)・平均89 mph(約143km/h)の3種類の速球フォーシームツーシームカットボール)を中心に、決め球である平均82 mph(約132km/h)のチェンジアップ、平均78 mph(約123km/h)のカーブボールを使用する[11]。ストレートの球威はあるものの奪三振率はメジャー通算5.4と低く、低めに集めて打たせて取る技巧派右腕[12]

愛妻家である事も知られ、ヤクルト時代のヒーローインタビューなどでも妻や家族への感謝を度々口にしていた[13][14]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014 PHI 20 20 0 0 0 6 8 0 0 .429 503 117.2 120 12 32 2 8 71 0 0 55 49 3.75 1.29
2015 15 15 0 0 0 2 9 0 0 .182 351 74.2 109 12 29 1 3 44 2 0 60 58 6.99 1.85
2017 ヤクルト 25 25 2 1 0 6 13 0 0 .316 678 159.2 158 19 56 1 9 112 2 1 75 65 3.66 1.34
2018 28 28 2 1 1 10 11 0 0 .476 751 174.1 186 17 53 4 10 95 3 0 85 78 4.03 1.37
2019 18 18 0 0 0 4 6 0 0 .400 438 99.2 118 10 33 0 4 58 1 0 56 53 4.79 1.52
MLB:2年 35 35 0 0 0 8 17 0 0 .320 854 192.1 229 24 61 3 11 115 2 0 115 107 5.01 1.51
NPB:3年 71 71 4 2 1 20 30 0 0 .400 1867 433.2 462 46 142 5 23 265 6 1 216 196 4.07 1.39
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

NPB
  • 月間MVP:1回 (投手部門:2019年8月)

記録

NPB初記録
投手記録
打撃記録
NPBその他の記録

背番号

  • 55 (2014年 - 2015年)
  • 28 (2017年 - 2019年)
  • 4 (2020年 - )

脚注

  1. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2016年11月25日閲覧。
  2. ^ Todd Zolecki; Erik Bacharach (2014年5月24日). “Reliever Garcia hits DL with forearm strain”. MLB.com. 2016年11月25日閲覧。
  3. ^ Scores for May 24, 2014”. ESPN (2014年5月24日). 2014年5月25日閲覧。
  4. ^ Scores for May 29, 2014”. ESPN (2014年5月29日). 2014年5月30日閲覧。
  5. ^ Anthony DiComo (2016年11月23日). “Phillies release righty Buchanan”. MLB.com. 2016年11月25日閲覧。
  6. ^ 新外国人選手獲得のお知らせ”. 東京ヤクルトスワローズ公式サイト. 2016年12月19日閲覧。
  7. ^ https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/30/kiji/20180330s00001173518000c.html
  8. ^ ベースボール・マガジン社『週刊ベースボール』2018年10月1日号 p.30.
  9. ^ 自由契約選手”. NPB.jp 日本野球機構. 2019年12月13日閲覧。
  10. ^ 元ヤクルトのブキャナン、韓国球界へ。日米の違いにも言及”. スポーツソウル日本版 (2020年1月16日). 2020年1月16日閲覧。
  11. ^ PITCHf/x - FanGraphs.com2017年4月4日閲覧。
  12. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、321頁。ISBN 978-4-331-51921-9 
  13. ^ ヤクルト・ブキャナン、美人妻パワーで2連勝誓う - 野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年3月26日閲覧。
  14. ^ ヤクルト・ブキャナン、涙の8回0封「家族が目の前にいるのが見えたので…」”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年8月19日). 2020年3月26日閲覧。

関連項目

外部リンク