「吉久駅 (国鉄)」の版間の差分
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2020年9月27日 (日) 09:17時点における版
吉久駅 | |
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よしひさ Yoshihisa | |
◄能町 (2.1 km) (0.9 km) 中伏木► | |
所在地 | 富山県高岡市能町 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 新湊線 |
キロ程 | 2.1 km(能町起点) |
電報略号 | ヨサ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1918年(大正7年)1月27日 |
廃止年月日 | 1951年(昭和26年)4月1日 |
備考 | 廃駅 |
吉久駅(よしひさえき)は、かつて富山県高岡市能町にあった、日本国有鉄道(国鉄)新湊線の駅(廃駅)である。営業キロは、能町起点2.1km[1]。
歴史
もとは富山県初の鉄道である中越鉄道が、1918年(大正7年)に能町 - 新湊間を開業させるのと同時に設置されたものである[2]。その後、1920年(大正9年)に中越鉄道が国有化され、鉄道省の駅となったが[3]、1951年(昭和26年)に新湊線の旅客営業が廃止されると同時に廃止された[4]。
2002年(平成14年)には、新湊駅が当駅跡地付近に移転して、高岡貨物駅となっている[5]。
- 1918年(大正7年)1月27日 - 中越鉄道の停留場として開業する[2]。但し、旅客のみを取扱う[6]。
- 1920年(大正9年)9月1日 - 中越鉄道が国有化され、鉄道省(国鉄)の駅(停車場)となる[3]。手荷物及び附随小荷物の取扱を開始する[3]。
- 1929年(昭和9年)12月20日 - 営業範囲を改正し、発送小荷物の取扱を開始する[7]。
- 1937年(昭和12年)7月10日 - 営業範囲を改正し、貨物(但し貸切扱貨物を除く)の取扱を開始する[8]。
- 1947年(昭和22年)1月27日 - 営業範囲を改正し、当駅接続専用線発着の車扱貨物の取扱を開始する[9][6]。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 新湊線の旅客取扱の廃業に伴い廃止する[4]。
貨物取扱
1923年(大正12年)1月23日付『鉄道公報』号外によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[10][11]。
- 三井物産線(動力:手押、作業哩程:1哩)
1930年(昭和5年)12月5日付『鉄道公報』附録通報「専用線一覧(運輸局)」によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[12]。
- 三井物産線(第三者使用:北陸石炭、越中石炭、神保石炭、富山鉄道、能登鉄道、加越鉄道、立山鉄道、南越鉄道及び金名鉄道、動力:手押、作業粁程:0.3粁)
- 中伏木合同運送線(動力:省機関車及び手押、作業粁程:0.2粁)
隣の駅
脚注
- ^ 鉄道省編、『昭和十二年十月一日現在 鉄道停車場一覧』、1937年(昭和12年)12月、川口印刷所出版部
- ^ a b 『官報』1652号、1918年(大正7年)2月6日、内閣印刷局
- ^ a b c 大正9年8月17日鉄道省告示第58号(『官報』、1920年(大正9年)8月17日、内閣印刷局)
- ^ a b 「日本国有鉄道公示第69号」『官報』1951年3月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道記録帳2002年12月」、『RAIL FAN』第50巻第2号、2003年(平成15年)3月、鉄道友の会、
- ^ a b 石野哲輔、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ』、1998年(平成10年)10月、JTB
- ^ 昭和4年鉄道省告示第275号(『官報』、1929年(昭和4年)12月18日、内閣印刷局)
- ^ 昭和12年7月6日鉄道省告示第228号(『官報』、1937年(昭和12年)7月6日、内閣印刷局)
- ^ 昭和22年1月27日運輸省告示第15号(『官報』、1947年(昭和12年)1月27日、大蔵省印刷局)
- ^ 名取紀之編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル10』(『Rail Magazine』別巻)第18号第13号(368頁)、2001年(平成13年)3月、ネコ・パブリッシング
- ^ なお、同公報における作業哩程の表記は、専用線作業契約準則(大正10年達第836号)第7条「作業哩程ヲ測定スル場合ニ於テハ一哩未満ニ切上クルモノトス」により、1哩以下の専用線は凡て1哩としている(名取紀之編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル10』(『Rail Magazine』別巻)第18号第13号(358頁)、2001年(平成13年)3月、ネコ・パブリッシング)
- ^ 名取紀之・滝沢隆久編、『NEKO MOOK 402 トワイライトゾ~ンマニュアル11』(271頁)、2002年(平成14年)9月、ネコ・パブリッシング、ISBN:9784873669021