「鍾離 (姓)」の版間の差分
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『[[史記]]』秦本紀の末に、[[秦]]の国姓である嬴姓から分かれたうちに終黎氏をあげており、その注には『世本』に(終黎を)鍾離に作る、とある。『[[水経注]]』淮水の注に引く『世本』でも鍾離を嬴姓とする。 |
『[[史記]]』秦本紀の末に、[[秦]]の国姓である嬴姓から分かれたうちに終黎氏をあげており、その注には『世本』に(終黎を)鍾離に作る、とある。『[[水経注]]』淮水の注に引く『世本』でも鍾離を嬴姓とする。 |
2020年9月11日 (金) 21:14時点における版
鍾離 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 鍾離 |
簡体字: | 钟离/锺离 |
拼音: | Zhōnglí |
注音符号: | ㄓㄨㄥㄌㄧˊ |
ラテン字: | Chungli |
広東語発音: | Zung1lei4 |
上海語発音: | Tson1li1 |
台湾語白話字: | Chiong-lī, Chiong-lî |
由来
鍾離は本来は地名で、春秋時代には楚に属したが、呉との国境近くにあったために紛争のもとになった。また南北朝時代には鍾離の戦いの地となった。現在の安徽省滁州市鳳陽県にあたる。
『史記』秦本紀の末に、秦の国姓である嬴姓から分かれたうちに終黎氏をあげており、その注には『世本』に(終黎を)鍾離に作る、とある。『水経注』淮水の注に引く『世本』でも鍾離を嬴姓とする。
別の説では、春秋時代に晋に仕えた伯宗の子の伯州犂が楚に逃れ、鍾離の地を与えられたとする[1]。
鍾離を一字にして「鍾」ともいった[1]。現在「鍾離」という姓はきわめてまれだが、「鍾」は一般的な姓である。
簡体字表記が2種類あることについては、鍾の記事を参照。