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'''黄 呈忠'''(こう ていちゅう、''Huang Chengzhong''、[[1826年]] - ?)は、[[太平天国]]の指導者の一人。
'''黄 呈忠'''(こう ていちゅう、''Huang Chengzhong''、[[1826年]] - ?)は、[[太平天国]]の指導者の一人。


[[広西省]]出身。侍王[[李世賢]]の部将で首王[[范汝増]]・堵王[[黄文金]]・梯王[[練業坤]]とともに[[清]]軍と戦った。[[1861年]]2月、[[景徳鎮市|景徳鎮]]を占領して皖南総兵[[陳大富]]を倒した。3月には范汝増とともに[[江西省]]から[[浙江省]]に入り、[[浦江県|浦江]]・[[諸曁市|諸曁]]・[[上虞市|上虞]]・[[余姚市|余姚]]・[[奉化市|奉化]]を次々と攻略していった。その後イギリスの警告を無視して、黄呈忠は余姚から、范汝増は奉化から[[寧波市|寧波]]を攻撃して占領した。その後浙東地区で[[常勝軍]]の[[フレデリック・タウンゼント・ウォード]]と[[湘軍]]の[[左宗棠]]と死闘を繰り広げ、ウォードを戦死させ、戴王に封ぜられた。[[1865年]]1月、[[福建省]][[ショウ浦県|漳浦]]の戦いで行方不明となった。
[[広西省]]出身。侍王[[李世賢]]の部将で首王[[范汝増]]・堵王[[黄文金]]・梯王[[練業坤]]とともに[[清]]軍と戦った。[[1861年]]2月、[[景徳鎮市|景徳鎮]]を占領して皖南総兵[[陳大富]]を倒した。3月には范汝増とともに[[江西省]]から[[浙江省]]に入り、[[浦江県|浦江]]・[[諸曁市|諸曁]]・[[上虞市|上虞]]・[[余姚市|余姚]]・[[奉化市|奉化]]を次々と攻略していった。その後イギリスの警告を無視して、黄呈忠は余姚から、范汝増は奉化から[[寧波市|寧波]]を攻撃して占領した。その後浙東地区で[[常勝軍]]の[[フレデリック・タウンゼント・ウォード]]と[[湘軍]]の[[左宗棠]]と死闘を繰り広げ、ウォードを戦死させ、戴王に封ぜられた。[[1865年]]1月、[[福建省]][[浦県|漳浦]]の戦いで行方不明となった。


[[江蘇省]][[金壇市]]に戴王府の古跡が残っている。
[[江蘇省]][[金壇市]]に戴王府の古跡が残っている。

2020年9月3日 (木) 11:17時点における版

黄 呈忠(こう ていちゅう、Huang Chengzhong1826年 - ?)は、太平天国の指導者の一人。

広西省出身。侍王李世賢の部将で首王范汝増・堵王黄文金・梯王練業坤とともに軍と戦った。1861年2月、景徳鎮を占領して皖南総兵陳大富を倒した。3月には范汝増とともに江西省から浙江省に入り、浦江諸曁上虞余姚奉化を次々と攻略していった。その後イギリスの警告を無視して、黄呈忠は余姚から、范汝増は奉化から寧波を攻撃して占領した。その後浙東地区で常勝軍フレデリック・タウンゼント・ウォード湘軍左宗棠と死闘を繰り広げ、ウォードを戦死させ、戴王に封ぜられた。1865年1月、福建省漳浦の戦いで行方不明となった。

江蘇省金壇市に戴王府の古跡が残っている。