コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「南ダブリン」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
162行目: 162行目:
{{デフォルトソート:みなみたふりん}}
{{デフォルトソート:みなみたふりん}}
[[Category:ダブリン州]]
[[Category:ダブリン州]]
[[Category:アイルランドの]]
[[Category:アイルランドの]]
[[Category:レンスター]]
[[Category:レンスター]]

2020年9月2日 (水) 12:44時点における版

南ダブリン

Baile Átha Cliath Theas
South Dublin
カウンティ(市)
標語: 
"Ag Seo Ár gCúram"
"This We Hold in Trust"
「これを信頼して」
ダブリン県内の南ダブリン(濃緑)
ダブリン県内の南ダブリン(濃緑)
アイルランド
地方 レンスター
ダブリン県
国民議会下院 ダブリン・ミッドウェスト
ダブリン・サウスセントラル
ダブリン・サウスウェスト
欧州議会 ダブリン
設立 1994年
中心街 タラ(Tallaght
政府
 • 種別 南ダブリン市議会
 • 市長 ヴィッキー・カサリー (FG)
面積
 • 合計 222.74 km2
最高標高 757 m
人口
(2016)
 • 合計 278,749人
 • 密度 1,300人/km2
等時帯 UTC±0 (WET)
 • 夏時間 UTC+1 (IST)
ナンバープレート D
ウェブサイト sdcc.ie

南ダブリン(みなみダブリン、: Baile Átha Cliath Theas: South Dublin)は、アイルランドレンスター地方ダブリン地域に位置する地方行政区画のひとつ。

概要

南ダブリン市、またはサウス・ダブリン市は、ダブリン地域を構成する4つの市のひとつであり、中心街はタラである。南ダブリン市議会が地方自治体である。2011年の人口は278,749人で、ダブリン地域で3番目に人口の多い市となっている[1]

地理と人口

南ダブリンの面積は222.74km2であり、ダブリン市(北東に15km)、リフィー川フィンガルから北に隔てている)、ダン・レアリー=ラスダウン(東)、キルデア県(西)に隣接しており、南にウィックロー山地にも隣接している。

主要な街は、タラ、ルーカン、クロンダルキンである。南ダブリンの町は多くは都市化されているが、南部と西部に小さな田舎の集落が存在する。2016年国勢調査によると、南ダブリンの人口は278,749人だった[1]

町・村

南ダブリンの複数の町も、伝統的にダブリン市の郊外である。計画と管理の目的で、市議会は、町、村、郊外の3つの層(町、地区センター、地方センター)の地位を指定している。

  • アダムスタウン
  • バリーボーデン
  • バリロアン
  • クロンダルキン
  • エドモンズタウン
  • ファーハウス
  • グリーンヒルズ
  • ジョブズタウン
  • ノックリオン
  • ルーカン
  • ニューカッスル
  • パーマーズタウン
  • ラスクール
  • ラスファーナム
  • ロックブルック
  • ロナンズタウン
  • サガート
  • タラ
  • テンプルローグ
  • ウォーキンズタウン

法的地位と名称

英語では、「County Dublin(ダブリン県)」、「County Clare(クレア県)」など1898年以前に設立されたカウンティの名称の前に「County」という単語をつけるのが一般的だが、後に設立された行政区画はそうではなく「County Dún Laoghaire–Rathdown」とい呼ぶのは、稀である[注釈 1]。その際、日本語では「県」ではなく、「市」を用いている[2]

2015年、南ダブリンは東部およびミッドランド地域の一部となった[3]

南ダブリンは、1994年の地方自治体法に基づき、ダブリンの行政県が分割された。この法律では、以下の地方自治体の行政区域の法的設立を規定している。

また、現存するダブリン・コーポーレーションの管轄下にある地方自治体の行政区域を承認し、その権限を改名されたダブリン市議会に帰属させた。1994年1月1日、法に効力を与える法定文書が発効した[4]。この文書はまた、以前にダン・レアリー=ラスダウン、フィンガル、南ダブリンの責任者であったダブリン県議会の廃止を規定した。ダブリン県は、ノルマン人によるアイルランド侵攻の間に設立されていた。

地方政府と政治

南ダブリン市議会が地方自治体であり、1994年ウラクタス法と1993年の地方自治体(ダブリン)法によってダブリン県議会およびダン・レアリー・コーポーレーションが廃止されたときに市庁舎が設立された[5]。南ダブリンは選挙目的でクロンダーキン(6名)、ルーカン(5名)、ラスファーナム(4名)、タラーグセントラル(6名)、タラーグサウス(5名)の5つの地方選挙区に分けられている[6]

ドイル・エアランの選挙区の4つの選挙区の一部は、ダブリン・ミッドウェスト、ダブリン・サウスウェスト、ダブリン・サウス、ダブリン・サウスセントラルの県の境界内に含まれている。

人口統計

主な移民(2016年)[7]
国籍 人口[8]
イギリスの旗 イギリス 9,159
ポーランドの旗 ポーランド 7,988
ルーマニアの旗 ルーマニア 3,235
リトアニアの旗 リトアニア 2,726
ナイジェリアの旗 ナイジェリア 2,644
インドの旗 インド 2,620
パキスタンの旗 パキスタン 1,499
フィリピンの旗 フィリピン 1,434
中華人民共和国の旗 中国 999
ラトビアの旗 ラトビア 971
 日本 39

スポーツ

リーグ・オブ・アイルランドのクラブ、シャムロック・ローバーズがタラ・スタジアムで試合を行なっている。同スタジアムは2010年2011年に2009FAIカップ決勝戦とセタンタス・ポーツ・カップ決勝戦を主催した。

タラのナショナル・バスケットボール・アリーナは、アイルランドの全国バスケットボールチームとアイルランドの女子バスケットボールチームの本拠地である。同アリーナでは、さまざまなナショナル・カップとリーグの試合も開催される。

脚注

注釈

  1. ^ フィンガル市議会のウェブサイトによると、「Fingal County」と「County Fingal」の両方が表示されるが、「Fingal」単独の場合よりもはるかに少ない頻度で表示される(市議会自体への言及は別とする)。

出典

  1. ^ a b Beyond 20/20 WDS - Table View”. beyond2020.cso.ie. 2011年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月8日閲覧。
  2. ^ 外務省: 「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集): 欧州(西欧その1)”. www.mofa.go.jp. 2020年8月31日閲覧。
  3. ^ Eastern and Midland Regional Assembly”. Eastern & Midland Regional Assembly. 2016年9月30日閲覧。
  4. ^ Local Government (Dublin) Act, 1993: Section 2: "the county", in relation to any time before the establishment day, means the administrative county of Dublin Section 9(1) On the establishment day— ... (a) the county shall cease to exist.
  5. ^ "Local Government (Dublin) Act, 1993, Section 9.—(1)"
    "On the establishment day—
    (a) the county shall cease to exist,
    (b) the borough shall cease to exist,
    (c) the electoral counties shall cease to exist, and
    (d) the united district of the burial board shall cease to exist."
  6. ^ Local Elections – Electoral Area Details”. ElectionsIreland.org (2009年). 15 February 2010閲覧。
  7. ^ Population Usually Resident and Present in the State 2011 to 2016 by Sex, Aggregate Town or Rural Area, Birthplace, County of Usual Residence and CensusYear - StatBank - data and statistics”. statbank.cso.ie. 2020年6月7日閲覧。
  8. ^ Central Statistics Office”. 12 May 2019閲覧。

参考文献

外部リンク