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「ブルックバラ子爵」の版間の差分

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== 歴史 ==
== 歴史 ==
ブルック一族は[[ドニゴール]]総督を務めたサー・バジル・ブルック(Basil Brooke, 1567年 - )に遡れる<ref name="Stormont">{{cite web|url=http://web.archive.org/web/20160420172918/http://www.ahds.ac.uk/stormontpapers/context.html?memberId=3|title=The Stormont Papers |accessdate=2018年4月30日}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.thepeerage.com/p18122.htm#i181218|title=Lt.-Col. Alan Henry Brooke, 3rd Viscount Brookeborough|accessdate= 2018-04-30 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語}}</ref>。その息子ヘンリー・ブルックは、[[アルスター]]のアチャド・ロン (Achadh Lon) の土地を与えられ、この土地は{{仮リンク|ブルックバラ|en|Brookeborough}}と改称された。彼はドニゴール総督やブルックバラ選出の[[アイルランド議会 (1297-1800)|アイルランド議会]]庶民院議員を務めた<ref>{{Cite web |url=http://www.thepeerage.com/p14770.htm#i147692|title=Sir Henry Brooke|accessdate= 2018-04-30 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語}}</ref>。
ブルック一族は[[ドニゴール]]総督を務めたサー・バジル・ブルック(Basil Brooke, 1567年 - )に遡れる<ref name="Stormont">{{cite web|url=http://web.archive.org/web/20160420172918/http://www.ahds.ac.uk/stormontpapers/context.html?memberId=3|title=The Stormont Papers |accessdate=2018年4月30日}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.thepeerage.com/p18122.htm#i181218|title=Lt.-Col. Alan Henry Brooke, 3rd Viscount Brookeborough|accessdate= 2018-04-30 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語}}</ref>。その息子ヘンリー・ブルックは、[[アルスター]]のアチャド・ロン (Achadh Lon) の土地を与えられ、この土地は{{仮リンク|ブルックバラ|en|Brookeborough}}と改称された。彼はドニゴール総督やブルックバラ選出の[[アイルランド議会 (1297-1800)|アイルランド議会]]庶民院議員を務めた<ref>{{Cite web |url=http://www.thepeerage.com/p14770.htm#i147692|title=Sir Henry Brooke|accessdate= 2018-04-30 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語}}</ref>。


その子孫で最初に称号を得たのはアイルランド庶民院議員を務めていた{{仮リンク|アーサー・ブルック (初代準男爵)|label=アーサー・ブルック|en|Sir Arthur Brooke, 1st Baronet}}(Arthur Brooke, 1715年 - 1785年)であり、彼は[[1764年]][[1月3日]]にアイルランド準男爵位の('''ファーマナ州におけるコールブルックのブルック''')'''準男爵''' <small>(Baronet "Brooke, of Colebrooke, co. Fermanagh")</small> に叙せられたが、男子がなかったため、この称号は1代で廃絶している<ref>{{Cite web |url=http://www.thepeerage.com/p3543.htm#i35425|title=Sir Arthur Brooke, 1st and last Bt.|accessdate= 2018-04-30 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語}}</ref>。
その子孫で最初に称号を得たのはアイルランド庶民院議員を務めていた{{仮リンク|アーサー・ブルック (初代準男爵)|label=アーサー・ブルック|en|Sir Arthur Brooke, 1st Baronet}}(Arthur Brooke, 1715年 - 1785年)であり、彼は[[1764年]][[1月3日]]にアイルランド準男爵位の('''ファーマナ州におけるコールブルックのブルック''')'''準男爵''' <small>(Baronet "Brooke, of Colebrooke, co. Fermanagh")</small> に叙せられたが、男子がなかったため、この称号は1代で廃絶している<ref>{{Cite web |url=http://www.thepeerage.com/p3543.htm#i35425|title=Sir Arthur Brooke, 1st and last Bt.|accessdate= 2018-04-30 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語}}</ref>。

2020年8月30日 (日) 23:49時点における版

ブルックバラ子爵
Viscountcy Brookeborough

紋章記述

Arms: Or, a Cross engrailed per pale Gules and Sable, a Crescent for difference. The arms also display a canton of a baronet. Crest: A Brock passant proper. Supporters: Dexter: A Dolphin Sable; Sinister: A Lion double-queued Gules, langued Azure.

創設時期1952年7月5日
創設者エリザベス2世
貴族連合王国貴族
初代バジル・ブルック(5代準男爵)
現所有者アラン・ブルック(3代ブルックバラ子爵)
推定相続人クリストファー・ブルック
相続資格初代子爵の直系嫡出の男系男子
付随称号(コールブルックの)準男爵
現況現存
邸宅コールブルック・パーク英語版
モットーGLORIA FINIS(栄光は終わりへ)

ブルックバラ子爵英語: Viscount Brookeborough)は、連合王国貴族子爵位。北アイルランド首相英語版を務める第5代準男爵バジル・ブルック1952年に叙せられたのに始まる。

歴史

ブルック一族はドニゴール県総督を務めたサー・バジル・ブルック(Basil Brooke, 1567年 - )に遡れる[1][2]。その息子ヘンリー・ブルックは、アルスターのアチャド・ロン (Achadh Lon) の土地を与えられ、この土地はブルックバラ英語版と改称された。彼はドニゴール総督やブルックバラ選出のアイルランド議会庶民院議員を務めた[3]

その子孫で最初に称号を得たのはアイルランド庶民院議員を務めていたアーサー・ブルック英語版(Arthur Brooke, 1715年 - 1785年)であり、彼は1764年1月3日にアイルランド準男爵位の(ファーマナ州におけるコールブルックのブルック準男爵 (Baronet "Brooke, of Colebrooke, co. Fermanagh") に叙せられたが、男子がなかったため、この称号は1代で廃絶している[4]

ついでその甥にあたるヘンリー・ブルック(Henry Brooke, 1770年 – 1834年)が1822年1月7日に連合王国準男爵位の(ファーマナ州におけるコールブルックのブルック準男爵 (Baronet "Brooke, of Colebrooke, co. Fermanagh") に叙せられた[5]

その息子の2代準男爵アーサー・ブリンズリー・ブルック英語版(Arthur Brinsley Brooke, 1797年 – 1854年)は、連合王国議会庶民院議員を務めた[6]

その息子の3代準男爵ヴィクター・アレグザンダー・ブルック英語版(Victor Alexander Brooke, 1843年 – 1891年)の末息子アラン・フランシス・ブルック(Alan Francis Brooke, 1883年 – 1963年)は、陸軍軍人として陸軍元帥まで昇進し、1946年連合王国貴族爵位アランブルック子爵に叙せられている[7]

一方、準男爵位の方はその兄のアーサー・ダグラス・ブルック(Arthur Douglas Brooke, 1865年 – 1907年)が継承した(第4代準男爵)[8]

その息子の5代準男爵バジル・スタンレイク・ブルック(Basil Stanlake Brooke, 1888年 – 1973年)は、北アイルランド議会の議員となり、アルスター統一党の政治家として北アイルランドの閣僚職を歴任し、1943年から1963年にかけては北アイルランド首相英語版を務め、その間の1952年7月4日連合王国貴族ファーマナ州におけるコールブルックのブルックバラ子爵 (Viscount Brookeborough, of Colebrooke in the County of Fermanagh) に叙せられ[9][10]、連合王国議会の貴族院議員にも列した[11]

その息子である第2代ブルックバラ子爵ジョン・ウォーデン・ブルック英語版(John Warden Brooke, 1922年 – 1987年)も連合王国貴族院議員とともに北アイルランド議会議員を務めた[10][12]

現在の当主はその息子である3代ブルックバラ子爵アラン・ヘンリー・ブルック(Alan Henry Brooke, 1952年 - )である。彼は1999年世襲貴族枠の貴族院議員の議席が92議席に限定された後も世襲貴族枠の貴族院議員を務めており[10]2018年4月23日にはガーター勲章を受章している[13]

現当主の保有爵位/準男爵位

現当主アラン・ブルックは以下の爵位を保有している[10][14]

  • ファーマナ州におけるコールブルックの第3代ブルックバラ子爵 (3rd Viscount Brookeborough, of Colebrooke in the County of Fermanagh)
    (1952年7月4日勅許状による連合王国貴族爵位)
  • (コール・ブルックの)第7代準男爵(7th Baronet, "of Cole Brooke")
    (1822年1月7日の勅許状による連合王国準男爵位)

歴代当主一覧

(クランブルックのブルック)準男爵(1822年)

ブルックバラ子爵(1952年)

系図

ブルックバラ子爵ブルック家系図
 
 
 
 
ヘンリー・ブルック
(生年不詳-1761)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1764年準男爵
 
 
 
 
初代準男爵
アーサー・ブルック英語版
(1715–1785)
 
フランシス・ブルック
(?–1800)
準男爵廃絶
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1822年準男爵
 
 
 
 
初代準男爵
ヘンリー・ブルック
(1770–1834)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2代準男爵
アーサー・ブルック英語版
(1797–1854)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3代準男爵
ヴィクター・ブルック英語版
(1843–1891)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1946年アランブルック子爵
4代準男爵
アーサー・ブルック
(1865–1907)
 
初代アランブルック子爵
アラン・ブルック
(1883–1963)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アランブルック子爵家へ
 
 
 
1952年ブルックバラ子爵
初代ブルックバラ子爵
5代準男爵
バジル・ブルック
(1888–1973)
 
 
 
2代ブルックバラ子爵
6代準男爵
ジョン・ブルック英語版
(1922–1987)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3代ブルックバラ子爵
7代準男爵
アラン・ブルック
(1952–)
 
クリストファー・ブルック
(1954–)
(推定相続人)

脚注

注釈

出典

  1. ^ The Stormont Papers”. 2018年4月30日閲覧。
  2. ^ Lundy, Darryl. “Lt.-Col. Alan Henry Brooke, 3rd Viscount Brookeborough” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  3. ^ Lundy, Darryl. “Sir Henry Brooke” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  4. ^ Lundy, Darryl. “Sir Arthur Brooke, 1st and last Bt.” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  5. ^ Lundy, Darryl. “Sir Henry Brooke, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  6. ^ Lundy, Darryl. “Sir Arthur Brinsley Brooke, 2nd Bt.” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  7. ^ Lundy, Darryl. “Field Marshal Alan Francis Brooke, 1st Viscount Alanbrooke” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  8. ^ Lundy, Darryl. “Sir Arthur Douglas Brooke, 4th Bt.” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  9. ^ Lundy, Darryl. “Basil Stanlake Brooke, 1st Viscount Brookeborough” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  10. ^ a b c d Heraldic Media Limited. “Brookeborough, Viscount (UK, 1952)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2018年4月30日閲覧。
  11. ^ UK Parliament. “Mr Basil Brooke” (英語). HANSARD 1803–2005. 2018年4月30日閲覧。
  12. ^ Lundy, Darryl. “John Warden Brooke, 2nd Viscount Brookeborough” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。
  13. ^ Appointments to the Order of the Garter”. The Royal Family (23 April 2018). 23 April 2018閲覧。
  14. ^ Lundy, Darryl. “Lt.-Col. Alan Henry Brooke, 3rd Viscount Brookeborough” (英語). thepeerage.com. 2018年4月30日閲覧。

関連項目