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== 来歴 ==
== 来歴 ==
1969年、[[ドニゴール]]北西部の村、[[グウィードア]] (Gweedore / Gaoth Dobhair) に住むブレナン一家の兄弟、モイア (Máire)、キアラン (Ciarán)、ポール (Pól) の三人が、彼らの叔父であるノエル・ドゥガン (Noel Duggan)、ポーリック・ドゥガン (Pádraig. Duggan) の双子と共に、父親のレオの経営する[[パブ]] ''Tábhairne Leo'' (英語名''Leo's Tavern'')で音楽を演奏し始めたのがそもそもの始まりである。
1969年、[[ドニゴール]]北西部の村、[[グウィードア]] (Gweedore / Gaoth Dobhair) に住むブレナン一家の兄弟、モイア (Máire)、キアラン (Ciarán)、ポール (Pól) の三人が、彼らの叔父であるノエル・ドゥガン (Noel Duggan)、ポーリック・ドゥガン (Pádraig. Duggan) の双子と共に、父親のレオの経営する[[パブ]] ''Tábhairne Leo'' (英語名''Leo's Tavern'')で音楽を演奏し始めたのがそもそもの始まりである。


その後、[[1973年]]に最初のアルバム''Clannad''を発表、[[1980年]]には妹のエンヤが加わった。[[1981年]]にアルバム『フアム』(''Fuaim'') が発表された後、エンヤはこのグループから離れた。
その後、[[1973年]]に最初のアルバム''Clannad''を発表、[[1980年]]には妹のエンヤが加わった。[[1981年]]にアルバム『フアム』(''Fuaim'') が発表された後、エンヤはこのグループから離れた。

2020年8月30日 (日) 23:47時点における版

クラナド
基本情報
出身地 アイルランドの旗 アイルランド ドネゴール州グウィードア
ジャンル ニューエイジポップアイルランド音楽
職業 歌手作詞家作曲家
担当楽器 ハープギターマンドリンベースキーボードティンホイッスルブズーキバウロン
活動期間 1969年 -
公式サイト clannad.ie
メンバー モイア、ポール、キアラン、ノエル
旧メンバー エンヤ、ポーリック

クラナド (Clannad) は、アイルランドポピュラー音楽アイルランド音楽グループである。フォーク音楽ジャズの要素を含んだ彼らの独特の音楽性は国外でも広く評価されており、1999年には『Landmarks』でグラミー賞ニューエイジ・アルバム部門を受賞した。クラナドは、かつてエンヤ (Eithne) が参加していたことでも知られている。また、リード・ヴォーカルのモイア (Máire) はエンヤの実姉である。

グループ名の「Clannad」は、アイルランド語An Clann as Dobhair が縮まったもので、これは「入り江(の村)から来た家族」を意味している。

来歴

1969年、ドニゴール県北西部の村、グウィードア (Gweedore / Gaoth Dobhair) に住むブレナン一家の兄弟、モイア (Máire)、キアラン (Ciarán)、ポール (Pól) の三人が、彼らの叔父であるノエル・ドゥガン (Noel Duggan)、ポーリック・ドゥガン (Pádraig. Duggan) の双子と共に、父親のレオの経営するパブ Tábhairne Leo (英語名Leo's Tavern)で音楽を演奏し始めたのがそもそもの始まりである。

その後、1973年に最初のアルバムClannadを発表、1980年には妹のエンヤが加わった。1981年にアルバム『フアム』(Fuaim) が発表された後、エンヤはこのグループから離れた。

1982年にはドラマのテーマソング『ハリーズ・ゲームのテーマ』(Theme from Harry's Game)がヒット。ハリーズ・ゲームとは、BBCで昔から放映されている小鬼を主人公とした世俗風刺寸劇であるが、本ドラマはそのタイトルのみを借用し、IRAに潜入したハリーと言う名のMI6覆面捜査官を主人公とした悲劇ドラマである。英国とアイルランドの軋轢を描いたイギリスのドラマに、あえてアイルランドのクラナドが起用された。本楽曲はその後もケルティック・ウーマン等によってカヴァーされている[注釈 1]

1985年、U2ボノと共演したシングル"In a Lifetime"(アルバムMacalla収録)が世界でも話題となる。また、最初のベストアルバム『パースト・プレゼント』(Past Present) が1989年に発表された後、ポールが脱退した。

1999年、第41回グラミー賞において『ランドマーク』が最優秀ニューエイジ・アルバムを受賞した。

2012年2月に"Landmarks"以来、14年ぶり、ポール復帰後初となる新アルバムが制作中であると発表され[1]、2013年11月にアルバムNadurとしてリリースされた。ポールのアルバム参加は、1989年の"Sirius"以来である。

ディスコグラフィ

  • Clannad (1973年)
  • Clannad 2 (1975年)
  • Dúlamán (1976年)
  • Crann Ull (1978年)
  • Clannad in Concert (1979年)
  • フアム - Fuaim (1981年)
  • Magical Ring (1982年)
  • Legend (1982年)
  • Macalla (1986年)
  • Sirus (1988年)
  • Atlantic Realm (1989年)
  • Anam (1991年)
  • Banba (1993年)
  • Lore (1996年)
  • ランドマーク - Landmarks (1998年)(第41回グラミー賞(最優秀ニューエイジ・アルバム))
  • Nadur (2013年)

注釈

  1. ^ ケルティック・ウーマンはクラナドと同じくアイルランド出身の音楽グループであり、『ハリーズ・ゲームのテーマ』の他にも『ニューグレンジ』(Newgrange)をはじめ、複数の楽曲がカバーされている。

脚注

外部リンク