「ウィリアム・トレヴァー」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m Bot作業依頼: アイルランド島における32県の改名に伴うリンク修正依頼 (コーク県) - log |
|||
6行目: | 6行目: | ||
| pseudonym = |
| pseudonym = |
||
| birth_date = {{Birth date and age|1928|5|24|no}} |
| birth_date = {{Birth date and age|1928|5|24|no}} |
||
| birth_place = {{IFS}}・[[コーク |
| birth_place = {{IFS}}・[[コーク県]] |
||
| death_date = {{死亡年月日と没年齢|1928|5|24|2016|11|20}} |
| death_date = {{死亡年月日と没年齢|1928|5|24|2016|11|20}} |
||
| deathplace = {{GBR}}・[[デヴォン|デヴォン州]] |
| deathplace = {{GBR}}・[[デヴォン|デヴォン州]] |
||
26行目: | 26行目: | ||
}} |
}} |
||
'''ウィリアム・トレヴァー'''('''William Trevor''', [[1928年]][[5月24日]] - [[2016年]][[11月20日]])は、[[アイルランド]]の[[コーク |
'''ウィリアム・トレヴァー'''('''William Trevor''', [[1928年]][[5月24日]] - [[2016年]][[11月20日]])は、[[アイルランド]]の[[コーク県]]出身の小説家。[[1952年]]から[[イングランド]]に移住し、現在は[[デヴォン|デヴォン州]]に在住し、[[英語]]で創作活動を行っている。人物の造形にすぐれ、長篇、短篇ともに名手として高く評価されている。 |
||
イギリスとアイルランドの双方を舞台に、[[カトリック教会|カトリック]]と[[プロテスタント]]、独立派と親英派との対立の間で揺れ動くアイルランド人の民族的アイデンティティや葛藤をしばしば描く。 |
イギリスとアイルランドの双方を舞台に、[[カトリック教会|カトリック]]と[[プロテスタント]]、独立派と親英派との対立の間で揺れ動くアイルランド人の民族的アイデンティティや葛藤をしばしば描く。 |
2020年8月30日 (日) 22:43時点における版
ウィリアム・トレヴァー William Trevor | |
---|---|
誕生 |
1928年5月24日 アイルランド自由国・コーク県 |
死没 |
2016年11月20日(88歳没) イギリス・デヴォン州 |
職業 | 小説家 |
言語 | 英語 |
国籍 | アイルランド |
文学活動 | |
代表作 | 『フェリシアの旅』、『聖母の贈り物』、『密会』ほか |
主な受賞歴 |
ホワイトブレッド賞(1976年、1983年、1994年) オー・ヘンリー賞(2007年、2008年、2010年) |
ウィキポータル 文学 |
ウィリアム・トレヴァー(William Trevor, 1928年5月24日 - 2016年11月20日)は、アイルランドのコーク県出身の小説家。1952年からイングランドに移住し、現在はデヴォン州に在住し、英語で創作活動を行っている。人物の造形にすぐれ、長篇、短篇ともに名手として高く評価されている。
イギリスとアイルランドの双方を舞台に、カトリックとプロテスタント、独立派と親英派との対立の間で揺れ動くアイルランド人の民族的アイデンティティや葛藤をしばしば描く。
2016年11月20日、デヴォン州の自宅で死去[1]。88歳没。
主な著作
長篇
- A Standard of Behaviour (1958年)
- The Old Boys (1964年)
- Mrs Eckdorf in O'Neill's Hotel (1969年)
- Elizabeth Alone (1973年)
- The Children of Dynmouth (1976年)
- Fools of Fortune (1983年)
- The Silence in the Garden (1983年)
- Two Lives (1991年)
- 『ふたつの人生』栩木伸明訳、国書刊行会、2017年
- Felicia's Journey (1994年)
- Death in Summer (1998年)
- The Story of Lucy Gault (2002年)
- Love and Summer (2009年)
- 『恋と夏』谷垣暁美訳、国書刊行会、2015年
短篇集
- The Day We Got Drunk on Cake (1967年)
- Angels at the Ritz and Other Stories (1975年) 日本語訳『リッツホテルの天使達』 後恵子訳、ほおずき書籍、1983年
- After Rain (1996年) 日本語訳『アフター・レイン』 安藤啓子・神谷明美・佐治小枝子・鈴木邦子訳、彩流社、2009年。
- 「ピアノ調律師の妻たち」
- 「ある友情」
- 「ティモシーの誕生日」
- 「子供の遊び」
- 「小遣い稼ぎ」
- 「アフター・レイン」
- 「未亡人姉妹」
- 「ギルバートの母」
- 「馬鈴薯仲買人」
- 「失われた地」
- 「一日」
- 「ダミアンとの結婚」
- Torridge 「トリッジ」
- Broken Homes 「こわれた家庭」
- Lovers of Their Times 「イエスタデイの恋人たち」
- The Raising of Elvira Tremlett 「ミス・エルヴィラ・トレムレット、享年十八歳」
- The News from Ireland 「アイルランド便り」
- Death in Jerusalem 「エルサレムに死す」
- Matilda's England 「マティルダのイングランド」
- The Tennis Court 「テニスコート」
- Summer-house 「サマーハウス」
- The Drawing-room 「客間」
- The Hill Bachelors 「丘を耕す独り身の男たち」
- The Virgin's Gift 「聖母の贈り物」
- After Rain 「雨上がり」
- A Bit On the Side (2004年) 日本語訳『密会』 中野恵津子訳、新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、2008年
- 「死者とともに」
- 「伝統」
- 「ジャスティーナの神父」
- 「夜の外出」
- 「グレイリスの遺産」
- 「孤独」
- 「聖像」
- 「ローズは泣いた」
- 「大金の夢」
- 「路上で」
- 「ダンス教師の音楽」
- 「密会」
- 「女洋裁師の子供」
- 「キャスリーンの牧草地」
- 「第三者」
- 「ミス・スミス」
- 「トラモアへ新婚旅行」
- 「アトラクタ」
- 「秋の日射し」
- 「哀悼」
- 「パラダイスラウンジ」
- 「音楽」
- 「見込み薄」
- 「聖人たち」
- 『異国の出来事』(短編集) 栩木伸明訳、国書刊行会、2016年
- 『ラスト・ストーリーズ』(短編10篇) 栩木伸明訳、国書刊行会、2020年8月
映像化作品
脚注
- ^ ウィリアム・トレバー氏が死去 アイルランドの作家 日本経済新聞 2016年11月22日