「コータウン伯爵」の版間の差分
m Bot作業依頼: アイルランド島における32県の改名に伴うリンク修正依頼 (ウェックスフォード県) - log |
|||
42行目: | 42行目: | ||
また彼は[[第1次メイ内閣]]より貴族院における与党院内副幹事及び[[国王親衛隊隊長]]を務めており、2019年現在もその職責にある。<ref>{{Cite web|url=https://www.parliament.uk/biographies/lords/earl-of-courtown/3359|title=Earl of Courtown|accessdate=2019年11月9日|publisher=貴族院公式HP(www.parliament.uk)(英語版)}}</ref> |
また彼は[[第1次メイ内閣]]より貴族院における与党院内副幹事及び[[国王親衛隊隊長]]を務めており、2019年現在もその職責にある。<ref>{{Cite web|url=https://www.parliament.uk/biographies/lords/earl-of-courtown/3359|title=Earl of Courtown|accessdate=2019年11月9日|publisher=貴族院公式HP(www.parliament.uk)(英語版)}}</ref> |
||
一族のかつての邸宅は、[[ウェックスフォード |
一族のかつての邸宅は、[[ウェックスフォード県|ウェックスフォード]]州ゴーリーの近郊のコータウンハウス。 |
||
== 現当主の保有爵位 == |
== 現当主の保有爵位 == |
2020年8月30日 (日) 22:27時点における版
コータウン伯爵 | |
---|---|
紋章記述 Stopford arms: Azure, semée of cross-crosslets three lozenges or; crest: A wyvern wings displayed vert; supporters: Dexter: On either side a stag proper collared chained and charged on the shoulder with a lozenge or. | |
創設時期 | 1762年4月12日 |
創設者 | ジョージ3世 |
貴族 | アイルランド貴族 |
初代 | 初代伯ジェイムズ・ストップフォード |
現所有者 | 9代伯ジェームズ・パトリック・モンタギュー・バーゴイン・ウィンスロップ・ストップフォード |
推定相続人 | ストップフォード子爵ジェイムズ・ストップフォード |
相続資格 | 初代伯の嫡出直系男子 |
付随称号 | ストップフォード子爵 コータウン男爵 ソルターズフォード男爵 |
現況 | 存続 |
邸宅 | コータウン・ハウス |
モットー | PATRIÆ INFELICI FIDELIS (Faithful to an unhappy country) |
コータウン伯爵(英:Earl of Courtown)はイギリスの伯爵、貴族。アイルランド貴族爵位。1762年にジェイムズ・ストップフォードが叙されたことを発端とする。
歴史
ストップフォード家は元来、チェシャー州マクルズフィールド近郊に位置するソルターズフォードに住む封建領主であったといわれており、その歴史はノルマンコンケスト期以前のニコラス・ストックポート(Nicholas de Stochport)(?-?)にまで遡ることができる旧家である。[1]
その一族のジェイムズ・ストップフォード(?-?)がイングランド内戦期にアイルランドに渡り、同島各地に領地を得た。[註釈 1]その子孫が土着したことがアングロ=アイリッシュ系コータウン伯爵家につながる。[1]
伯爵家の祖ジェイムズ・ストップフォード(1700-1770)[註釈 2]は、父の基盤を受け継いでフェトアード選挙区選出の庶民院議員を務めたのち、1758年にアイルランド貴族爵位のウェックスフォード州のコータウン男爵(Baron Courtown, in the County of Wexford)に叙された。[2][3]さらに1762年にはコータウン伯爵(Earl of Courtown)及びストップフォード子爵(Viscount Stopford)に陛爵した。[4]
2代伯ジェイムズ(1731-1810)はトーリー党の政治家で、ピット内閣では王室会計長官を務めた。彼はその後の1796年にグレートブリテン貴族としてチェスター王権伯領ソルターズフォードにおけるソルターズフォード男爵(Baron Saltersford, of Saltersford in the County Palatine of Chester)に叙されたため、以降ストップフォード家は貴族院に自動的に議席を得ることとなる。[5]
3代伯ジェイムズ(1765-1835)も父と同様に王室会計長官を務め、同職を3度にわたって歴任している。[6]
そのひ孫にあたる6代伯ジェームズ(1853-1933)は1901年から20年以上にわたってウェックスフォード州統監を務めた。[7]彼以降もその直系男子によって承継がなされ続けている。
現当主である9代伯ジェームズ(1954-)は保守党の政治家として活動しており、1999年の貴族院法制定以降も貴族院に籍を置く92人の世襲貴族の一人である。[8]
また彼は第1次メイ内閣より貴族院における与党院内副幹事及び国王親衛隊隊長を務めており、2019年現在もその職責にある。[9]
一族のかつての邸宅は、ウェックスフォード州ゴーリーの近郊のコータウンハウス。
現当主の保有爵位
現当主である第9代コータウン伯爵ジェームズ・パトリック・モンタギュー・バーゴイン・ウィンスロップ・ストップフォードは以下の爵位を有している。[1][8]
- 第9代コータウン伯爵(9th Earl of Courtown)
(1762年4月12日の勅許状によるアイルランド貴族爵位) - 第9代ストップフォード子爵(9th Viscount Stopford)
(1762年4月12日の勅許状によるアイルランド貴族爵位) - 第9代ウェックスフォード州のコータウン男爵(9th Baron Courtown in the County of Wexford)
(1758年9月19日の勅許状によるアイルランド貴族爵位) - 第8代チェスター王権伯領におけるソルターズフォードのソルターズフォード男爵(8th Baron Saltersford of Saltersford in the County Palatine of Chester)
(1796年6月7日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
コータウン伯爵(1762)
- 初代コータウン伯爵ジェームズ・ストップフォード (1700–1770)
- 第2代コータウン伯爵ジェームズ・ストップフォード (1731-1810)
- 第3代コータウン伯爵ジェームズ・ジョージ・ストップフォード (1765–1835)
- 第4代コータウン伯爵ジェームズ・トーマス・ストップフォード (1794–1858)
- 第5代コータウン伯爵ジェームズ・ジョージ・ヘンリー・ストップフォード (1823–1914)
- 第6代コータウン伯爵ジェームズ・ウォルター・ミルズ・ストップフォード(1853-1933)
- 第7代コータウン伯爵ジェームズ・リチャード・ネヴィル・ストップフォード (1877–1957)
- 第8代コータウン伯爵ジェームズ・モンタギュー・バーゴイン・ストップフォード (1908–1975)
- 第9代コータウン伯爵ジェームズ・パトリック・モンタギュー・バーゴイン・ウィンスロップ・ストップフォード (1954-)
法定推定相続人は、現当主の息子ストップフォード子爵(儀礼称号)ジェームズ・リチャード・イアン・モンタギュー・ストップフォード(1988-)。
脚注
註釈
- ^ 彼はダブリン市街、ミース州、ウェックスフォード州、ウェストミース州、カーロー州、キルケニー州及びケリー州の各地に地所を得たという。[1]
- ^ 上述のアイルランド島各地に地所を得たジェームズ・ストップフォードとは別人物。
出典
- ^ a b c d “The peerage of Ireland : or, A genealogical history of the present nobility of that kingdom”. Lodge, John, Archdall, Mervyn(1789),p=118. 2019年11月9日閲覧。
- ^ “The peerage of Ireland : or, A genealogical history of the present nobility of that kingdom”. Lodge, John, Archdall, Mervyn, (1789),p=120. 2019年11月9日閲覧。
- ^ "No. 9819". The London Gazette (英語). 22 August 1758. p. 1.
- ^ "No. 10194". The London Gazette (英語). 27 March 1762. p. 2.
- ^ "No. 13897". The London Gazette (英語). 31 May 1796. p. 527.
- ^ “"STOPFORD, James George, Visct. Stopford (1765-1835)”. History of Parliament Online.. 2019年11月9日閲覧。
- ^ “p.389”. The Royal Kalendar for 1831. 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b “Earl of Courtown”. Cracroft's Peerage. 2019年11月1日閲覧。
- ^ “Earl of Courtown”. 貴族院公式HP(www.parliament.uk)(英語版). 2019年11月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by James George Henry Stopford, 5th Earl of Courtown
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by James Walter Milles Stopford, 6th Earl of Courtown
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by James Richard Neville Stopford, 7th Earl of Courtown
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by James Montagu Burgoyne Stopford, 8th Earl of Courtown