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「樺太島歌」の版間の差分

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「'''樺太行進歌'''」は「樺太島歌」のB面曲として作成された[[東海林太郎]]と[[関種子]]の[[デュエット]]曲である。作詞は[[藤田まさと]]、作曲および編曲は[[長津義司]]。
「'''樺太行進歌'''」は「樺太島歌」のB面曲として作成された[[東海林太郎]]と[[関種子]]の[[デュエット]]曲である。作詞は[[藤田まさと]]、作曲および編曲は[[長津義司]]。


[[1934年]](昭和9年)に[[徳山たまき|徳山璉]]の歌唱で[[JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント|ビクターレコード]]から発売された「樺太行進曲」(作詞・山路溪楓、補作・[[野口雨情]]、作曲および編曲・[[松平信博]])は題名が類似しているためポリドールの「樺太行進歌」と混同されることがあるが、両楽曲に関連性は無い。
[[1934年]](昭和9年)に[[徳山璉]]の歌唱で[[JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント|ビクターレコード]]から発売された「樺太行進曲」(作詞・山路溪楓、補作・[[野口雨情]]、作曲および編曲・[[松平信博]])は題名が類似しているためポリドールの「樺太行進歌」と混同されることがあるが、両楽曲に関連性は無い。


== 収録曲 ==
== 収録曲 ==

2020年8月25日 (火) 05:16時点における版

樺太島歌

地域歌の対象
樺太

作詞 本間一咲
作曲 山田耕筰
採用時期 1938年
採用終了 1949年樺太庁廃止のため。ただし、演奏実態は廃止以前の1945年に消失)
言語 日本語
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樺太島歌」(からふととうか)は、昭和時代戦前の日本において制定されていた樺太庁の庁歌である。作詞・本間一咲、作曲・山田耕筰

本項では、同じSPレコードB面に収録されている「樺太行進歌」(からふとこうしんか)についても解説する。

解説

「樺太庁選歌 樺太島歌」
(A面)奥田良三/
(B面)東海林太郎関種子
シングル
B面 樺太行進歌
リリース
規格 SPレコード
ジャンル樺太庁庁歌
時間
レーベル ポリドール(AT-24)
作詞・作曲 樺太島歌‥作詞:本間一咲、作曲:山田耕筰
樺太行進歌‥作詞:藤田まさと、作曲・編曲:長津義司
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樺太(サハリン島)の北緯50度以南は1918年大正7年)制定の共通法内地とされながらも道府県が置かれなかったが、1938年昭和13年)8月23日に樺太庁長官がラジオで内地の県民歌に相当する樺太庁の庁歌を制定する方針を発表し、歌詞の公募を実施した[1]10月10日の締め切り時点で樺太および本土から746編の応募作が集まり[2]11月3日東京府の本間一咲が応募した歌詞が一等入選として採用される[3]。翌1939年(昭和14年)5月には、ポリドール(現ユニバーサルミュージック)から奥田良三が歌唱するレコードが発売された。

1945年(昭和20年)8月、ソビエト連邦対日宣戦布告を経て日本領であった南樺太全域がソ連軍に占領され、1949年(昭和24年)には行政組織としての樺太庁も廃止された。現在は、札幌市にある北海道庁旧本庁舎2階の樺太関係資料館においてパネル展示で「樺太島歌」が紹介されている。旋律は2015年平成27年)12月31日著作権の保護期間を満了した。

日本の旧樺太庁が制定した「樺太島歌」から直接の後継となるものではないが、現在のロシア連邦においては旧南樺太を含むサハリン島全域とロシアの実効支配下にあり日本が返還を要求している北方領土(南千島)を含めた千島列島(クリル列島)を管轄下に置くサハリン州の州歌として「サハリン州賛歌」(:Гимн Сахалинской области, ギームン・サハリンスコイ・オーブラスチ)が制定されている[4]

樺太行進歌

樺太行進歌」は「樺太島歌」のB面曲として作成された東海林太郎関種子デュエット曲である。作詞は藤田まさと、作曲および編曲は長津義司

1934年(昭和9年)に徳山璉の歌唱でビクターレコードから発売された「樺太行進曲」(作詞・山路溪楓、補作・野口雨情、作曲および編曲・松平信博)は題名が類似しているためポリドールの「樺太行進歌」と混同されることがあるが、両楽曲に関連性は無い。

収録曲

  • 「樺太庁選歌 樺太島歌」(ポリドール、AT-24)
A面
樺太島歌 [3:02] - 歌唱:奥田良三
作詞 - 本間一咲、作曲 - 山田耕筰
B面
樺太行進歌 [2:48] - 歌唱:東海林太郎、関種子
作詞 - 藤田まさと、作曲・編曲 - 長津義司

出典

  • 樺太敷香時報社『樺太年鑑 昭和13年』 NDLJP:1227993 - 1ページに歌詞掲載。
  1. ^ 樺太年鑑(1938), pp 34-35
  2. ^ 樺太年鑑(1938), p 40
  3. ^ 樺太年鑑(1938), p 44
  4. ^ Возрождение》 December 2012, p3.

関連項目

外部リンク