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2020年8月17日 (月) 07:47時点における版
方天 | |
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プロフィール | |
出生: |
1902年7月9日 (清光緒28年6月初5日) |
死去: |
1991年(民国80年)4月24日 台湾台北市 |
出身地: | 清江西省贛州府贛県 |
職業: | 軍人 |
各種表記 | |
繁体字: | 方天 |
簡体字: | 方天 |
拼音: | Fāng Tiān |
ラテン字: | Fang T'ien |
和名表記: | ほう てん |
発音転記: | ファン ティエン |
方 天(ほう てん、中国語: 方天; 拼音: Fāng Tiān; ウェード式: Fang T'ien、1902年7月9日 - 1991年4月24日)は、中華民国(台湾)の軍人。国民革命軍の指揮官として北伐、日中戦争、国共内戦などに参戦し、また、陳誠の側近とされる。字は天逸。号は空如。
事跡
省立贛州第四中学を卒業後、1924年(民国13年)に黄埔軍官学校第2期工兵科に入学し、翌年卒業した。卒業前後から第1次・第2次東征(陳炯明討伐)や劉震寰・楊希閔討伐に従軍している。その後国民革命軍に加入し、北伐にも従軍した。
1929年(民国18年)1月、方天は第3師特別党部執行委員に就任した。1930年(民国19年)に第18軍第14師第81団団長に昇進し(第18軍軍長は陳誠)、同年冬から陸軍大学正則班第11期生となる。在学中の1934年(民国23年)2月に陸軍大学特別党部第1期監察委員候補を務め、翌年に卒業した。1936年(民国25年)、方天は第14師第40旅旅長に昇進し、さらに広東省に移駐して第18軍軍士教導総隊総隊長を兼任している。翌年5月、陸軍少将銜を授与され、第11師副師長に昇進した。
日中戦争(抗日戦争)が勃発すると、方天は上海方面での日本軍迎撃に参加した。1938年(民国27年)夏、第185師師長に昇進し、武漢防衛戦(日本側呼称:武漢作戦)に参戦している。さらに1940年(民国29年)5月、棗宜会戦(日本側呼称:宜昌作戦)に参戦し、同年12月には第18軍軍長兼宜巴要塞区守備司令に昇進した。1943年(民国32年)5月、鄂西会戦(日本側呼称:江南殲滅作戦)に参戦し、同年8月には昆明に移駐して第54軍軍長となった。9月には第11集団軍副総司令も兼ねている。1944年(民国33年)4月、第20集団軍副総司令に移る。同年8月には国民政府軍政部軍務司司長に任ぜられ、翌年1月、軍政部軍務署署長となった。
1946年(民国35年)6月、方天は国防部第5庁庁長に任ぜられ、国民革命軍の編制・装備・訓練を主管した。同年11月、参謀次長代理に任ぜられ、さらに翌1947年(民国36年)4月には参謀次長に正式に任ぜられ、参謀部長陳誠を補佐している。1948年(民国37年)8月、国防部中央訓練団第1陸軍訓練処処長に任ぜられ、9月には長沙綏靖公署副主任を兼任、陸軍中将銜を授与された。1949年(民国38年)1月、江西省政府主席兼江西綏靖公署主任に任ぜられる。6月には贛州指揮所主任、8月には華中軍政長官公署政務委員会委員も兼任した。同年末、国共内戦での完全な敗北が決まり、台湾に逃亡している。
台湾での方天は、台湾革命実践研究院第25期を受講し、その後、総統府戦略顧問委員会委員、国防部参議を歴任した。1964年(民国53年)8月、国防会議動員計画局副局長に任ぜられ、1967年(民国56年)3月には国家安全会議国家総動員委員会副主任を務めた。中国国民党でも第11期から第13期の中央評議委員会委員を務め、また、国民大会代表にもなっている。
1991年(民国80年)4月24日、台北市にて死去。享年90(満88歳)。
参考文献
- 劉国銘主編『中国国民党百年人物全書』団結出版社、2005年。ISBN 7-80214-039-0。
- 徐友春主編『民国人物大辞典 増訂版』河北人民出版社、2007年。ISBN 978-7-202-03014-1。
- 劉寿林ほか編『民国職官年表』中華書局、1995年。ISBN 7-101-01320-1。
中華民国(国民政府)
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