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2020年8月13日 (木) 06:30時点における版
徐 謙(じょ けん)は、中華圏の人名。中華民国において、同姓同名の2人の要人が存在する。
徐謙 | |
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Who's Who in China 3rd ed. (1925) | |
プロフィール | |
出生: |
1871年6月25日 (清同治10年5月初8日) |
死去: |
1940年(民国29年)9月26日 イギリス領香港 |
出身地: | 清江西省南昌府南昌県 |
職業: | 政治家・法学者 |
各種表記 | |
繁体字: | 徐謙 |
簡体字: | 徐谦 |
拼音: | Xú Qiān |
ラテン字: | Hsu Ch'ien |
和名表記: | じょ けん |
発音転記: | シュー チエン |
英語名: | George Hsu |
徐 謙(じょ けん)は、清末、中華民国の政治家・法学者。北京政府、国民政府で主に司法部門の要職につく。中国国民党左派・反蒋介石派として福建事変にも参加した。字は季龍。教名は喬治。別署名は黄山樵客。祖籍は安徽省歙県。
事績
清末民初の活動
1902年(光緒28年)、壬寅科挙人となる。翌年、癸卯科進士となった。訳学館に入学して、法律政治科を専攻した。1904年(光緒30年)、仕学館に転入する。1907年(光緒33年)卒業した。
翰林院編修、法部参事を歴任して、法律編査館を主管した。翌年、京師審判庁庁長となり、後に京師高等検察長に昇進した。1910年(宣統2年)4月、アメリカへ国際会議出席等のため赴く。翌年春に帰国すると、国民共進会の組織を提唱した。
中華民国成立後の1912年(民国元年)4月、北京政府の司法部次長に任命される。8月には、国民党の本部参議となった。翌年、二次革命(第二革命)で革命派が敗北すると、徐謙も下野して、弁護士を開業した。
袁世凱死後の1916年(民国5年)9月、段祺瑞内閣において、司法部次長に返り咲く。1919年(民国8年)、ヴェルサイユ会議に出席した。帰国後は下野し、天津で『益世報』の総編輯となる。
1920年(民国9年)11月、広州に向かって孫文(孫中山)の護法運動に参加し、軍政府司法部長に任命された。さらに広州政府大理院院長も兼任している。その後、一時的に北京に戻り、1922年(民国11年)9月、北京政府の王寵恵臨時内閣で署理司法総長に任命された。
国民党左派としての活動
翌年2月、胡漢民とともに、上海で和平統一代表の任にあたった。まもなく広州へ戻って、私立嶺南大学文学系主任となっている。1924年(民国13年)9月、私立上海法政大学校長となったが、翌月、馮玉祥の招聘に応じて俄文法政学校校長、中俄庚款委員会主席に任ぜられた。
1925年(民国14年)7月以降は、中国国民党側で活動する。武漢国民政府において、国民党中央常務委員、国民政府委員会常務委員、軍事委員会軍事裁判所長などの党・政・法の要職をつとめた。しかし、1927年(民国16年)4月の上海クーデターにより徐謙は失脚し、上海の租界を経由して香港に逃れた。
1933年(民国22年)に李済深らが福建事変を起こすと、徐謙もこれに参加し、最高法院院長兼農工幸福委員会主席に任じられた。しかし、まもなく福建事変は敗北に終わり、徐謙は香港に再び逃亡した。日中戦争(抗日戦争)勃発後は、国民政府に復帰して国防委員会委員、国民参政会参政員などをつとめた。しかし1939年(民国28年)10月、病気療養のために香港に引き返した。
1940年(民国29年)9月26日、香港にて病没。享年70(満69歳)。
参考文献
- 徐友春主編『民国人物大辞典 増訂版』河北人民出版社、2007年。ISBN 978-7-202-03014-1。
- 劉寿林ほか編『民国職官年表』中華書局、1995年。ISBN 7-101-01320-1。
中華民国(北京政府)
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中華民国(国民政府)
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