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「KBO打率王」の版間の差分

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2020年8月13日 (木) 02:39時点における版

首位打者しゅいだしゃ)は、韓国プロ野球タイトルの一つ。韓国では打撃王と呼ばれることが多い。

概説

規定打席に達した打者の中で、打率が最も高い選手に与えられる。

歴代首位打者

名前 所属 打率
1982 白仁天 MBC青龍 .412
1983 張孝祚(チャン・ヒョジョ) 三星ライオンズ .369
1984 李萬洙(イ・マンス) .340
1985 張孝祚 .373
1986 .329
1987 .387
1988 金尚勲(キム・サンフン) MBC青龍 .354
1989 高元富(コ・ウォンブ) ピングレ・イーグルス .327
1990 韓大化(ハン・デファ) ヘテ・タイガース .335
1991 李政勳(イ・ジョンフン) ピングレ・イーグルス .348
1992 .360
1993 梁埈赫(ヤン・ジュニョク) 三星ライオンズ .341
1994 李鍾範(イ・ジョンボム) ヘテ・タイガース .393
1995 金光林(キム・グァンニム) サンバンウル・レイダース .337
1996 梁埈赫 三星ライオンズ .346
1997 金杞泰(キム・キテ) サンバンウル・レイダース .344
1998 梁埈赫 三星ライオンズ .342
1999 馬海泳(マ・ヘヨン) ロッテ・ジャイアンツ .372
2000 朴鍾皓(パク・ジョンホ) 現代ユニコーンズ .340
2001 梁埈赫 LGツインズ .355
2002 張盛好(チャン・ソンホ) 起亜タイガース .343
2003 金東柱(キム・ドンジュ) 斗山ベアーズ .342
2004 クリフ・プルムバ 現代ユニコーンズ .343
2005 李炳圭(イ・ビョンギュ) LGツインズ .337
2006 李大浩(イ・デホ) ロッテ・ジャイアンツ .336
2007 李賢坤(イ・ヒョンゴン) 起亜タイガース .337
2008 金賢洙(キム・ヒョンス) 斗山ベアーズ .357
2009 朴龍澤(パク・ヨンテク) LGツインズ .372
2010 李大浩 ロッテ・ジャイアンツ .364
2011 .357
2012 金泰均(キム・テギュン) ハンファ・イーグルス .363
2013 李炳圭 LGツインズ .348
2014 徐建昌 ネクセン・ヒーローズ .370
2015 エリック・テイムズ NCダイノス .381
2016 崔炯宇(チェ・ヒョンウ) 三星ライオンズ .376
2017 金善彬(キム・ソンビン) 起亜タイガース .370
2018 金賢洙 LGツインズ .362

首位打者と韓国シリーズのジンクス

韓国では首位打者を輩出したチームは優勝できないというジンクスがある。

2009年まで28年間、韓国プロ野球で首位打者を輩出したチームが韓国シリーズで優勝したのは2000年と2004年の現代ユニコーンズの2度あるだけである。2000年の現代ユニコーンズも2009年まで韓国プロ野球最高記録であるシーズン91勝の圧倒的な戦力を擁しながらも、韓国シリーズで3連勝のあと3連敗で逆王手をかけられ、韓国シリーズ史上最大の逆転負けの一歩まで迫られるなど、優勝までの道は決して順調ではなかったし、2004年のユニコーンズも度重なる引け分けでシリーズが9戦までもつれ込む大苦戦の末、辛うじて優勝した。

しかも、首位打者の所属チームが韓国シリーズに上がったのは全部で10度であるが、その中で8度が敗退。その中では、上位チームとしてアドバンテージを持ちながらも敗退したケースもある。具体的には、

  1. 1984年の三星ライオンズは第5戦で3勝2敗で王手をかけながら、6、7戦を落として逆転敗退。
  2. 1989年のビングレ・イーグルスと2008年の斗山ベアーズは韓国シリーズで初戦を制しながらも、その後4連敗で敗退。特に1989年のビングレは、韓国シリーズで初戦を制しながら敗退した最初のチームであった。
  3. 1992年のビングレ・イーグルスは公式戦1位で、韓国シリーズに直行しながらも、準プレイオフから這い上がってきて疲弊を極めていたロッテ・ジャイアンツに敗退した。ロッテ・ジャイアンツは準プレイオフから上がって、韓国シリーズ優勝まで達成した最初のチームである。

などがある。また、ヘテ・タイガースは1986年から1989年まで韓国シリーズを4連覇していたが、1990年内野手の韓大化(ハン・デファ)が首位打者になると、プレイオフで下位チームの三星ライオンズに敗退して連覇が途切れるなど、首位打者と韓国シリーズとは相性がよくないと言われている。

関連項目