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:「ビーアド博士 東京市政論」[[東京市政調査会]]編、[[ぎょうせい|帝国地方行政学会]]、1923年
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: 復刻版 -「[[後藤新平]]と帝国と自治」に収録、[[ゆまに書房]]、2003年/[[信山社]]「日本立法資料全集 別巻」、2017年
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: 新版 -「東京の行政と政治 東京市政論」都政調査会訳、東京都政調査会、1964年。序文[[山政道]]
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:「ビーアド博士講演集」東京市政調査会編、1923年、訂正版1928年
:「ビーアド博士講演集」東京市政調査会編、1923年、訂正版1928年



2020年8月12日 (水) 04:50時点における版

チャールズ・ビアード

チャールズ・オースティン・ビアード(Charles Austin Beard、1874年11月27日 - 1948年9月1日)は、明治時代から大正時代にかけて日本で活躍したアメリカ合衆国歴史学者政治学者である。お雇い外国人の代表の一人。なお、妻のメアリー・ビアードも歴史学者である。

経歴・人物

来日前

インディアナ州ナイツタウンの郊外に生まれる。デポー大学卒業後、渡英しオックスフォード大学で留学生として入学する。その後帰国し、1904年よりコロンビア大学の教授となり、そこで歴史及び政治学の教鞭を執った。ドイツ史学の客観主義を批判し、革新概念の主観主義を主張した。また、同時期に同大学の博士号を取得する等幸運が訪れた。しかし、1917年第一次世界大戦でコロンビア大学の学生が平和主義者を批判するといった自由の問題により辞職した。

日本での活動

1922年大正11年)後藤新平の招聘により来日した。その後一旦帰国し翌1923年(大正12年)に再来日した。東京市市政顧問として雇われ、同年に発生した関東大震災での復興に携わる等東京の街の再活性に貢献した。

帰国後

その後帰国し、多くの母国の歴史の保守と革新の概念とした多くの著書を発行した。1926年アメリカ政治学会の会長、1933年にはアメリカ歴史学会の会長を務めるなど一躍有名な政治学者並びに歴史学者となった。また当時大統領であったフランクリン・ルーズヴェルトが提唱したニューディール政策を批判する等経済、外交関係の学問研究も行った。1948年コネティカット州ニューヘイブンにて死去した。

日本語訳

  • 新版『アメリカ合衆国史』岸村金次郎・松本重治・本間長世訳、岩波書店、1964年、新版1980年ほか
  • 原題 The Rise of American Civilitation -『アメリカ文明の興起(興隆)』(全2巻)、1927年。メアリ夫人とウィリアム・ビアード共著
  • 改訂版『アメリカ共和国 アメリカ憲法の基本的精神をめぐって』みすず書房、1988年
  • 夫人との共著『アメリカ精神の歴史』高木八尺・松本重治訳、岩波書店「岩波現代叢書」1954年、新版1992年ほか
  • 『アメリカ政党史』斎藤眞有賀貞訳・解説、東京大学出版会〈UP選書〉、1968年、新版1998年ほか
  • 『チャールズ・A・ビアード-合衆国憲法の経済的解釈』池本幸三訳、斎藤眞解説、「アメリカ古典文庫11」研究社出版、1974年。編訳本
  • 原題 An Economic Interpretation of the Construction of the United States 。1913年
  • 『ルーズベルトの責任 日米戦争はなぜ始まったか』開米潤監訳、藤原書店(上・下)、2011年
  • 『「戦争責任」はどこにあるのか アメリカ外交政策の検証 1924-40』開米潤・丸茂恭子訳、藤原書店、2018年
  • 『大陸主義アメリカの外交理念』開米潤訳、藤原書店、2019年

滞日調査

  • 『東京市政論』、関東大震災復興調査のため来日し公刊 - 東京復興に関する意見 ほか
「ビーアド博士 東京市政論」東京市政調査会編、帝国地方行政学会、1923年
復刻版 -「後藤新平と帝国と自治」に収録、ゆまに書房、2003年/信山社「日本立法資料全集 別巻」、2017年
新版 -「東京の行政と政治 東京市政論」都政調査会訳、東京都政調査会、1964年。序文蠟山政道
「ビーアド博士講演集」東京市政調査会編、1923年、訂正版1928年

研究

  • 季刊『環 第50号〈特集〉アメリカとは何か チャールズ・ビーアドを軸に』藤原書店、2012年7月
  • 『ビーアド『ルーズベルトの責任』を読む』開米潤編、藤原書店、2012年11月

出典

外部リンク