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[[広東省]][[広州市]]に生まれ、6歳で卓球を始めた。11歳で名門・人民解放軍チームの一員となり、2012年5月に国家2軍(ジュニア)チームに入り、同年の全中国選手権でベスト8に入って国家1軍チームに昇格。2012年末の[[世界ジュニア卓球選手権]]で優勝し、世界選手権パリ大会の代表選考会「直通巴里」での活躍が認められ、中国男子では史上最年少で世界選手権代表に抜擢された。 |
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2013年9月の[[中華人民共和国全国運動会|全中国運動会]]では、[[張継科]]や[[許昕]]を破る活躍でシングルス準優勝。直後の東アジア競技大会では決勝で[[閻安]](中国)を破って優勝し、中国男子の次代のエースという呼び声も高い。 |
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2015年の第22回[[アジア卓球選手権]]([[パタヤ]])では男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルス、男子団体の全てで優勝し4冠を達成した。 |
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また、体のひねりで放つフォアドライブや、コンパクトでスイングが速くかつ打点の早いバックハンドなどにより打球後の戻りが抜群に速い。ラリーになると、世界トップの反応と予測能力でどんなボールに対しても最適な体の入れ方でボールを打ち、相手をどんどん後ろに押し込んで得点するパターンが多い。前述のチキータと合わせ、前陣において無類の強さを見せる。 |
また、体のひねりで放つフォアドライブや、コンパクトでスイングが速くかつ打点の早いバックハンドなどにより打球後の戻りが抜群に速い。ラリーになると、世界トップの反応と予測能力でどんなボールに対しても最適な体の入れ方でボールを打ち、相手をどんどん後ろに押し込んで得点するパターンが多い。前述のチキータと合わせ、前陣において無類の強さを見せる。 |
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== 戦績 == |
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2020年8月11日 (火) 09:40時点における版
樊 振東 |
ブレード:ビスカリア
グリップ:インフィニティVPS Ⅴ[1]獲得メダル |
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樊 振東 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 樊 振東 |
簡体字: | 樊 振东 |
拼音: | Fán Zhèndōng |
和名表記: | はん しんとう |
発音転記: | ファン ジェンドン |
樊 振東(はん しんとう、Fan Zhendong、ファン・ジェンドン、1997年1月22日 - )は中国の卓球選手[2]。略称は「FZD」。
概歴
広東省広州市に生まれ、6歳で卓球を始めた。11歳で名門・人民解放軍チームの一員となり、2012年5月に国家2軍(ジュニア)チームに入り、同年の全中国選手権でベスト8に入って国家1軍チームに昇格。2012年末の世界ジュニア卓球選手権で優勝し、世界選手権パリ大会の代表選考会「直通巴里」での活躍が認められ、中国男子では史上最年少で世界選手権代表に抜擢された。 2013年9月の全中国運動会では、張継科や許昕を破る活躍でシングルス準優勝。直後の東アジア競技大会では決勝で閻安(中国)を破って優勝し、中国男子の次代のエースという呼び声も高い。
2015年の第22回アジア卓球選手権(パタヤ)では男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルス、男子団体の全てで優勝し4冠を達成した。
2016年リオデジャネイロオリンピックの際には既に世界ランク2位と中国国内でも指折りの存在であったが、若さと大舞台での経験不足から代表入りは出来ず、Pカード(団体の交代枠)でチームに帯同したが出番はなかった。
中国では、ぽっちゃりした体格から「小胖(シャオパン/おデブちゃん)」というあだ名がある。年を重ねるごとに身体も鍛えられ、まさに中国選手といった筋肉の付き具合となったが、もはや愛称として定着してしまっている。
プレースタイル
横回転系のレシーブを中心に、攻撃的で多彩なレシーブ戦術を展開する。特にチキータは世界最速のスピードと抜群の回転量を誇り、回転バリエーションも豊富なのでレシーブするのは非常に困難である。
また、体のひねりで放つフォアドライブや、コンパクトでスイングが速くかつ打点の早いバックハンドなどにより打球後の戻りが抜群に速い。ラリーになると、世界トップの反応と予測能力でどんなボールに対しても最適な体の入れ方でボールを打ち、相手をどんどん後ろに押し込んで得点するパターンが多い。前述のチキータと合わせ、前陣において無類の強さを見せる。
張継科、許昕、馬龍の三強と比べると後ろに下げられた際の両ハンドの威力・変化などに課題に残すが、それを補って余りある成長性を感じさせる。
戦績
- 2012年
- アジアジュニア選手権優勝
- 世界ジュニア選手権優勝
- 2013年
- 全中国運動会卓球競技男子単準優勝、 男子複優勝、団体(解放軍)優勝
- 東アジア競技大会優勝
- 2014年
- ユース五輪優勝
- アジア競技大会卓球競技 男子シングルス準優勝、男子ダブルス準優勝、男子団体優勝
- 2015年
- 2018年
- アジアカップ 優勝
- 2019年
脚注
- ^ a b “樊振東の使用ラケットとラバー”. 卓球ナビ. 2019年9月23日閲覧。
- ^ a b c d e “Player profile”. 2019年9月23日閲覧。
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、樊振東に関するカテゴリがあります。