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2020年8月11日 (火) 04:12時点における版

イベタ・ベネソバ
Iveta Benešová
イベタ・ベネソバ
基本情報
フルネーム Iveta Benešová
国籍  チェコ
出身地 同・モスト
生年月日 (1983-02-01) 1983年2月1日(41歳)
身長 170cm
体重 56kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1998年
引退年 2014年
ツアー通算 16勝
シングルス 2勝
ダブルス 14勝
生涯通算成績 647勝556敗
シングルス 378勝332敗
ダブルス 269勝224敗
生涯獲得賞金 $3,329,488
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2011・12)
全仏 3回戦(2008・09)
全英 2回戦(2007・09・11)
全米 2回戦(2004・08・10)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2008・11)
全仏 3回戦(2005・06・10)
全英 3回戦(2009-11)
全米 ベスト8(2011)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 ベスト4(2009)
全仏 ベスト8(2011)
全英 優勝(2011)
全米 2回戦(2009)
優勝回数 1(英1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 25位(2009年4月6日)
ダブルス 17位(2011年1月31日)

イベタ・ベネソバIveta Benešová, チェコ語発音: [ˈɪvɛta ˈbɛnɛʃovaː] ,1983年2月1日 - )は、チェコモスト出身の女子プロテニス選手。2011年ウィンブルドン混合ダブルスでユルゲン・メルツァーとペアを組んで優勝した。WTAツアーでシングルス2勝、ダブルス14勝を挙げた。身長170cm、体重56kg、左利き。バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス25位、ダブルス17位。

来歴

ベネソバは7歳からテニスを始め、1998年にプロに転向。2002年全仏オープンで予選を勝ち上がり4大大会に初出場した。

2004年3月のアカプルコ大会の決勝でフラビア・ペンネッタを 7–6(5), 6–4 で破りツアー初優勝を果たす。8月のアテネ五輪にも出場し、1回戦で森上亜希子に 1-6, 4-6 で敗れている。

ベネソバは2006年全豪オープン2回戦で第5シードのマリー・ピエルスを 6-3, 7-5 で破り初めて4大大会で3回戦に進出し、3回戦では現役復帰したばかりのマルチナ・ヒンギスに 4-6, 1-6 で敗れた。

2度目のオリンピック出場となった2008年北京五輪では、シングルスは2回戦でビーナス・ウィリアムズに 1-6, 4-6 、ニコル・バイディソバと組んだダブルスは1回戦で優勝したビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹に 6-4, 5-7, 1-6 で敗れている。

2009年全仏オープンにて

2010年5月のフェズ大会でシモナ・ハレプを 6–4, 6–2 で破り6年ぶりのシングルス優勝となるツアー2勝目を挙げた[1]。9月の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントではバルボラ・ザフラボバ・ストリコバと組んだダブルスで決勝に進出し、シャハー・ピアー&彭帥組を 6–4, 4–6, [10–8] で破り優勝した[2]。東レでは2005年大会と2009年大会のシングルスでベスト8に進出しており、好成績が多い。

2011年全豪オープン3回戦で第16シードのアナスタシア・パブリュチェンコワを 6-3, 1-6, 7-5 で破り4大大会初の4回戦に進出した。4回戦では第3シードのベラ・ズボナレワに 4-6, 1-6 で敗れた。ウィンブルドンではユルゲン・メルツァーと組んだ混合ダブルスで決勝に進出し、マヘシュ・ブパシ&エレーナ・ベスニナ組に 6–3, 6–2 で勝利して初優勝を果たした[3]。この大会では女子シングスでペトラ・クビトバ、女子ダブルスではクベタ・ペシュケカタリナ・スレボトニクと組んで初優勝し、チェコ選手が3冠を達成した。

2012年全豪オープンでも2年連続の4回戦に進出した。4回戦では優勝した第3シードのビクトリア・アザレンカに 1-6, 3-6 で敗れベスト8進出を逃した。

2012年全米オープンを最後に肩の故障のため公式試合から遠ざかっていたが、2014年2月のアビエルト・メキシコ・テルセルで復帰した。ペトラ・チェトコフスカとのダブルスで準優勝した。しかしシングルスでは勝利を挙げることが出来ず、2014年全仏オープンが最後の出場となった。2014年8月に現役引退を発表した[4]

私生活

ベネソバは2012年9月14日に2011年ウィンブルドン選手権混合ダブルス優勝パートナーのユルゲン・メルツァーと結婚し[5]、イベタ・メルツァーと名乗るようになった。

しかし2015年に正式に離婚を発表。旧姓のベネソバに現在は戻している。[6]

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 8回 (2勝6敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2002年10月18日 スロバキアの旗 ブラチスラヴァ ハード (室内) スロベニアの旗 マヤ・マテブジッチ 0–6, 1–6
優勝 1. 2004年3月7日 メキシコの旗 アカプルコ クレー イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ 7–6(5), 6–4
準優勝 2. 2004年4月20日 ポルトガルの旗 エストリル クレー フランスの旗 エミリー・ロワ 5–7, 6–7(1)
準優勝 3. 2004年8月28日 アメリカ合衆国の旗 フォレストヒルズ ハード ロシアの旗 エレーナ・リホフツェワ 3–6, 2–6
準優勝 4. 2006年1月16日 オーストラリアの旗 ホバート ハード オランダの旗 ミハエラ・クライチェク 1–6, 2–6
準優勝 5. 2008年5月20日 ポルトガルの旗 エストリル クレー ロシアの旗 マリア・キリレンコ 4–6, 2–6
準優勝 6. 2009年1月16日 オーストラリアの旗 ホバート ハード チェコの旗 ペトラ・クビトバ 5–7, 1–6
優勝 2. 2010年5月1日 モロッコの旗 フェズ クレー ルーマニアの旗 シモナ・ハレプ 6–4, 6–2

ダブルス: 26回 (14勝12敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2004年6月12日 アメリカ合衆国の旗 スタンフォード ハード ルクセンブルクの旗 クローディーヌ・ショール ギリシャの旗 エレニ・ダニリドゥ
オーストラリアの旗 ニコル・プラット
2–6, 4–6
優勝 1. 2005年2月13日 フランスの旗 パリ カーペット (室内) チェコの旗 クベタ・ペシュケ スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス
ロシアの旗 ディナラ・サフィナ
6–2, 2–6, 6–2
準優勝 2. 2005年4月24日 アメリカ合衆国の旗 チャールストン クレー チェコの旗 クベタ・ペシュケ スペインの旗 ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
スペインの旗 コンチタ・マルティネス
1–6, 4–6
準優勝 3. 2005年6月18日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス スペインの旗 ヌリア・リャゴステラ・ビベス ロシアの旗 ディナラ・サフィナ
スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス
4–6, 6–2, 6–7(11)
準優勝 4. 2006年10月15日 ロシアの旗 モスクワ カーペット (室内) ロシアの旗 ガリナ・ボスコボワ イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ
チェコの旗 クベタ・ペシュケ
4–6, 7–6, 1–6
準優勝 5. 2007年1月6日 オーストラリアの旗 ゴールドコースト ハード ロシアの旗 ガリナ・ボスコボワ ロシアの旗 ディナラ・サフィナ
スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク
3–6, 4–6
優勝 2. 2007年9月30日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード
(室内)
スロバキアの旗 ヤネッテ・フサロバ ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ
イスラエルの旗 シャハー・ピアー
6–4, 6–2
優勝 3. 2008年2月23日 コロンビアの旗 ボゴタ クレー アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック クロアチアの旗 エレナ・コスタニッチ・トシッチ
ドイツの旗 マルチナ・ミューラー
6–3, 6–3
準優勝 6. 2008年3月1日 メキシコの旗 アカプルコ クレー チェコの旗 ペトラ・チェトコフスカ スペインの旗 ヌリア・リャゴステラ・ビベス
スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス
2–6, 4–6
準優勝 7. 2008年5月18日 イタリアの旗 ローマ クレー スロバキアの旗 ヤネッテ・フサロバ チャイニーズタイペイの旗 荘佳容
チャイニーズタイペイの旗 詹詠然
6–7(5), 3–6
優勝 4. 2008年8月3日 スウェーデンの旗 ストックホルム ハード チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ チェコの旗 ペトラ・チェトコフスカ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ
7–5, 6–4
準優勝 8. 2009年3月8日 メキシコの旗 モンテレイ ハード チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ イタリアの旗 マラ・サンタンジェロ
フランスの旗 ナタリー・ドシー
3–6, 4–6
準優勝 9. 2009年7月13日 チェコの旗 プラハ クレー チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ウクライナの旗 カテリナ・ボンダレンコ
ウクライナの旗 アリョーナ・ボンダレンコ
1–6, 2–6
準優勝 10. 2009年8月29日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード チェコの旗 ルーシー・ハラデツカ スペインの旗 ヌリア・リャゴステラ・ビベス
スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス
2–6, 5–7
優勝 5. 2009年10月25日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード
(室内)
チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ チェコの旗 ブラディミラ・ウーリロバ
チェコの旗 レナタ・ボラコバ
6–1, 0–6, [10–7]
優勝 6. 2010年2月14日 フランスの旗 パリ ハード
(室内)
チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
不戦勝
優勝 7. 2010年3月7日 メキシコの旗 モンテレイ ハード チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ドイツの旗 アンナ=レナ・グローネフェルト
アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
3–6, 6–4, [10–8]
優勝 8. 2010年5月1日 モロッコの旗 フェズ クレー スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス チェコの旗 ルーシー・ハラデツカ
チェコの旗 レナタ・ボラコバ
6–3, 6–1
優勝 9. 2010年10月2日 日本の旗 東京 ハード チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ イスラエルの旗 シャハー・ピアー
中華人民共和国の旗 彭帥
6–4, 4–6, [10–8]
準優勝 11. 2010年10月24日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード
(室内)
チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ スイスの旗 ティメア・バシンスキー
イタリアの旗 タチアナ・ガルビン
4–6, 4–6
優勝 10. 2011年1月14日 オーストラリアの旗 シドニー ハード チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ チェコの旗 クベタ・ペシュケ
スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク
4–6, 6–4, [10–7]
優勝 11. 2011年3月6日 メキシコの旗 モンテレイ ハード チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ドイツの旗 アンナ=レナ・グローネフェルト
アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
6–7(8), 6–2, [10–6]
優勝 12. 2011年5月1日 スペインの旗 バルセロナ クレー チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ 南アフリカ共和国の旗 ナタリー・グランディン
チェコの旗 ブラディミラ・ウーリロバ
5–7, 6–4, [11–9]
優勝 13. 2011年10月25日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード
(室内)
チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ チェコの旗 ルーシー・ハラデツカ
ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
7–5, 6–3
優勝 14. 2012年4月29日 ドイツの旗 シュトゥットガルト クレー チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ドイツの旗 ユリア・ゲルゲス
ドイツの旗 アンナ=レナ・グローネフェルト
6–4, 7–5
準優勝 12. 2014年3月1日 メキシコの旗 アカプルコ ハード チェコの旗 ペトラ・チェトコフスカ フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ
カザフスタンの旗 ガリナ・ボスコボワ
3–6, 6–2, [5–10]

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン LQ 1R LQ 1R 3R 2R LQ 2R 2R 4R 4R A A 11–8
全仏オープン 2R 1R 1R 2R 2R 1R 3R 3R 1R 1R 1R A 1R 7–12
ウィンブルドン 1R 1R 1R 1R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R A A 3–11
全米オープン 1R 1R 2R 1R 1R 1R 2R 1R 2R 1R 1R A A 3–11

脚注

外部リンク