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== 略伝 ==
== 略伝 ==
南剣州将楽県(現在の[[福建省]][[三明市]][[将楽県]])の出身。経史を研究し[[熙寧]]9年([[1076年]])に[[進士]]となる。[[程コウ|程顥]]と、ついで[[程頤]]に師事する。47年に及ぶ地方官生活のうち、秘書郎から国子祭酒に昇ったが、[[蔡京]]ら新法派を非難して、一時官を辞めさせられたことがある。南宋の初めに瀏陽・余杭・蕭山の知事となり善政をしき、[[高宗 (宋)|高宗]]の時に龍図閣直学士となる。退官後は[[東林学院]]を設立して著述や講学に従事し、[[胡安国]]と往来し、二程(程顥・程頤)の正統を継ぐものとして重んじられた。その学問は[[羅従彦]]をへて[[李トウ (儒学者)|李侗]]に伝わり、[[朱熹]]に到った。著書に『二程粋言』2巻、『亀山集』42巻、『亀山語録』4巻がある。
南剣州将楽県(現在の[[福建省]][[三明市]][[将楽県]])の出身。経史を研究し[[熙寧]]9年([[1076年]])に[[進士]]となる。[[程顥]]と、ついで[[程頤]]に師事する。47年に及ぶ地方官生活のうち、秘書郎から国子祭酒に昇ったが、[[蔡京]]ら新法派を非難して、一時官を辞めさせられたことがある。南宋の初めに瀏陽・余杭・蕭山の知事となり善政をしき、[[高宗 (宋)|高宗]]の時に龍図閣直学士となる。退官後は[[東林学院]]を設立して著述や講学に従事し、[[胡安国]]と往来し、二程(程顥・程頤)の正統を継ぐものとして重んじられた。その学問は[[羅従彦]]をへて[[李トウ (儒学者)|李侗]]に伝わり、[[朱熹]]に到った。著書に『二程粋言』2巻、『亀山集』42巻、『亀山語録』4巻がある。


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==

2020年8月10日 (月) 06:32時点における版

楊亀山(『晩笑堂竹荘画伝』より)

楊 時(よう じ、1053年皇祐5年) - 1135年6月7日紹興5年4月24日))は、中国北宋末から南宋初の儒学者。は中立。亀山先生と号する。は文靖。

略伝

南剣州将楽県(現在の福建省三明市将楽県)の出身。経史を研究し熙寧9年(1076年)に進士となる。程顥と、ついで程頤に師事する。47年に及ぶ地方官生活のうち、秘書郎から国子祭酒に昇ったが、蔡京ら新法派を非難して、一時官を辞めさせられたことがある。南宋の初めに瀏陽・余杭・蕭山の知事となり善政をしき、高宗の時に龍図閣直学士となる。退官後は東林学院を設立して著述や講学に従事し、胡安国と往来し、二程(程顥・程頤)の正統を継ぐものとして重んじられた。その学問は羅従彦をへて李侗に伝わり、朱熹に到った。著書に『二程粋言』2巻、『亀山集』42巻、『亀山語録』4巻がある。

参考文献

  • 宋史』列伝第187・道学2