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2020年8月8日 (土) 08:06時点における版
楠 光子(くすのき てるこ、1939年〔昭和14年〕9月3日 - )は、日本の囲碁棋士。東京都出身、日本棋院所属、木谷實九段門下、八段。女流本因坊戦で3連覇、通算5期獲得など。杉内寿子、本田幸子の三姉妹の三女。旧名本田 輝子。2019年引退。
経歴
1956年初段。同年二段。1959年三段。1961年、姉の幸子、木谷禮子とともに日米親善囲碁使節として訪米、約2か月間滞在。1965年五段。1966年台湾訪問。1976年に日本棋院東京本院から中部総本部に移籍。
1979年第1期女流鶴聖戦決勝で伊藤友恵に1勝2敗で敗れ準優勝。1981年六段、女流鶴聖戦準優勝、19勝15敗1ジゴの成績で棋道賞女流賞受賞。1983年女流本因坊戦で挑戦者となり、姉の本田幸子に2-1で勝って初タイトル獲得。翌年は本田に奪還されるが、1985年に再獲得。同年女流鶴聖戦も決勝で本田を破り前年に続いて2連覇し、女流初の二冠王を達成する。賞金ランキングでも8位となり、棋道賞女流賞と敢闘賞を受賞。1984年七段、土川賞受賞。1986年に東京本院復帰。1987年から89年まで3期連続で小川誠子を破り、女流本因坊戦3連覇。1989年第1期女流名人戦リーグでは3-1で2位。2007年女流棋聖戦ベスト4。2012年、第41回大倉喜七郎賞を受賞。
女流棋戦以外では、1983年碁聖戦本戦出場、1985年NHK杯で今村俊也を破って2回戦進出、棋聖戦七段戦ベスト4、1989年新人王戦で女流初のベスト8などの実績がある。1986年日中スーパー囲碁では先鋒で出場した。
タイトル歴
女流棋士タイトル獲得数ランキング | ||
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(2024年12月1日時点) | ||
順位 | 獲得回数 | 棋士名 |
1位 | 27期 | 謝依旻七段* |
2位 | 26期 | 藤沢里菜女流本因坊・女流名人・扇興杯* |
3位 | 15期 | 上野愛咲美女流立葵杯* |
4位 | 12期 | 青木喜久代八段* |
5位 | 11期 | 小林泉美六段* |
6位タイ | 10期 | 杉内寿子八段* | 小林禮子七段 |
8位 | 9期 | 知念かおり六段* |
9位 | 8期 | 伊藤友恵七段 |
10位タイ | 7期 | 本田幸子七段 | 楠光子八段 |
・獲得回数には男女混合棋戦、参加資格限定棋戦も含む。 *は現役棋士。 |
他の棋歴
- 女流鶴聖戦 準優勝 1979年、1981年、1982年、1994年、1998年
- 女流名人戦 準優勝 1989年
- リコー杯ペア碁選手権戦優勝 2001年(依田紀基とペア)
- 日中スーパー囲碁
- 1986年 0-1(×芮廼偉)
- 日中囲碁交流