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* 1.[https://www.med.kindai.ac.jp/shoukaki/about/Oda%20Award%20Kanren%20I.pdf 肝臓アシアロシンチの開発] |
* 1.[https://www.med.kindai.ac.jp/shoukaki/about/Oda%20Award%20Kanren%20I.pdf 肝臓アシアロシンチの開発] |
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* 2.[https://www.med.kindai.ac.jp/shoukaki/about/CO2%20Angiography.pdf 超音波造影法の開発と臨床応用の研究] |
* 2.[https://www.med.kindai.ac.jp/shoukaki/about/CO2%20Angiography.pdf 超音波造影法の開発と臨床応用の研究] |
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* 3.[https://research-er.jp/researchers/view/111291 研究者情報] |
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* 5.[https://www.kindai.ac.jp/news-pr/news-release/2018/01/011633.html TACEと分子標的薬の併用療法の開発] |
* 5.[https://www.kindai.ac.jp/news-pr/news-release/2018/01/011633.html TACEと分子標的薬の併用療法の開発] |
2020年8月6日 (木) 03:50時点における版
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工藤 正俊(くどう まさとし、1954年 - )は、日本の医学者。専門は消化器内科学、特に肝細胞癌の診断と治療。現在保険適応となっている肝機能予備力を調べるアシアロシンチの開発者としても知られる(出典1)。さらに肝癌の診断では造影超音波法を世界に先駆けて開発(出典2)。造影超音波法における画期的な手法であるDefect-reperfusion法(Re-injection法とも呼ばれる)を開発し世界の肝癌診療に貢献(出典 3)。またラジオ波治療(出典 4)や肝動脈塞栓療法 (Transarterial Chemoembolization: TACE)(出典 5)、分子標的治療の開発研究や免疫チェックポイント阻害剤療法の開発研究 (出典6)、治療応用などでも成果を上げ世界に知られる。また、肝細胞癌診療ガイドライン(日本、アジア)(出典 7)、肝臓造影超音波ガイドライン(世界)(出典 8)、エラストグラフィーガイドライン(日本および世界)(出典 9)の作成についても主導的な役割を果たした。さらには日本肝癌研究会の事務局・常任幹事・肝癌追跡調査委員長を務め2年に1回全国の700施設から肝癌症例の診断・治療・予後調査を行い報告書として発刊。日本肝臓学会誌「肝臓」や同学会英文誌のHepatology Researchに定期的にSpecial Reportとして出版している (出典 10)。2019年にはClarivate Analyticsの発表するTop 1%被引用論文を10年以上にわたり継続的に発表する科学者を表彰するHighly cited researchers 2019において「臨床医学領域(Clinical Medicine)」で日本人としては5年ぶりに唯一、選出され「世界で最も影響力のある科学者」の一人として認定(出典11)。(インタビュー記事前半・後半[出典12])
略歴
- 1954年 愛媛県西条市生まれ、1978年 京都大学医学部 卒業 , 京都大学医学部附属病院 勤務(研修医)、1979年 神戸市立中央市民病院内科 勤務(研修医)、1980年 同 消化器内科 医員、1985年 同 消化器内科 副医長
- 1987年 カリフォルニア大学留学(デービスメディカルセンター)、平成元年 神戸市立中央市民病院消化器内科 副医長 復職、1992年 同 消化器内科 医長、1997年 近畿大学医学部第2内科学 助教授、1999年 近畿大学医学部消化器内科学 主任教授 現在に至る。
- (その他大学内役職)
- 2007年-2008年 近畿大学医学部附属病院副病院長
- 2008年-2014年 近畿大学医学部附属病院病院長
- 2015年-現在 学校法人近畿大学理事(医学部・病院担当理事)
- (現在の併任) 近畿大学医学部奈良病院消化器内科 教授(兼務), 神戸市立中央市民病院消化器内科 顧問(兼務)
所属学会等
世界超音波医学会(WFUMB)(前理事長)、アジア超音波医学会(AFSUMB)(前理事長)、アジア太平洋肝癌学会(APPLE)(理事長)、日本超音波医学会 (理事長・国際交流委員会委員長・指導医・専門医)、日本消化器関連学会機構(JDDW)(理事・国際委員会委員)、日本消化器病学会 (執行評議員・指導医・専門医)、日本肝臓学会 (理事・国際委員会委員長・指導医・専門医)、日本消化器内視鏡学会 (社団評議員・指導医・専門医)、日本内科学会(評議員・認定内科医)、日本高齢消化器病学会(理事)、日本癌学会(評議員)、日本臨床腫瘍学会(協議員)、日本核医学会(評議員・専門医)、日本肝癌研究会(常任幹事・事務局代表・追跡調査委員長)、日本肝がん分子標的治療研究会(代表世話人・事務局代表)、日本肝移植研究会(世話人)、肝血流動態イメ−ジ研究会(世話人)、日本腹部造影エコ−・ドプラ診断研究会(代表世話人・事務局)、肝癌治療シミュレーション研究会(副代表幹事)、超音波治療研究会(常任世話人)、日本消化器内視鏡財団(評議員)、米国肝臓学会 (AASLD)(肝癌部門企画運営委員: Steering Committee of hepatobiliary malignancy)、米国消化器病学会 (AGA)、米国消化器内視鏡学会 (ASGE)、世界肝臓学会 (IASL)、欧州肝臓学会 (EASL) 、など
受賞歴
- 米国核医学会Berson-Yalow Award 受賞(1989年6月)
- 日本対がん協会がん研究助成奨励賞 受賞(1992年3月)
- 日本消化器病学会奨励賞 受賞(1992年4月)
- 日本超音波医学会優秀論文賞「菊池賞」受賞(1992年5月21日)
- 日本核医学会賞 受賞(1993年10月)
- 米国超音波医学会(AIUM)学会賞受賞(2003年6月4日)
- ボローニャ大学医学部医学会名誉会員賞(2006年9月15日)
- フィリピン超音波医学会名誉会員(Honorary Member of PSUCMI)(2008年3月19日)
- アジア太平洋消化器病学会(APDW)OKUDA Award受賞(2008年9月13日)
- 北米放射線学会 Certificate of Merit受賞(2008年)
- インド肝臓学会Madangopalan Award受賞(2009年3月28日)
- 北米放射線学会 Cum Laude賞受賞(2009年12月)(7000編の論文中上位10編に採択)
- 日本肝臓学会「日本肝臓学会機関誌 Highest Citation賞」受賞(2010年6月)
- JISAN Lecture Award Presented by Korean Society of Ultrasound in Medicine(2010年5月)
- 米国超音波医学会名誉会員賞(AIUM Honorary Member Award)受賞(2011年4月)
- 日本肝臓学会「日本肝臓学会機関誌 Highest Citation賞」受賞(2011年6月)(2回目)
- Romanian Society of Ultrasound in Medicine and Biology (SRUMB) Honorary Award受賞(2011年6月)
- 北米放射線学会 Certificate of Merit受賞(2011年11月)(2回目)
- USE論文賞(応用物理学会論文賞)」受賞(2012年11月)
- Lorenzo Capussotti Award受賞(from IASGO)(2014年12月)
- 韓国超音波医学会名誉会員賞(KSUM honorary Award)受賞(2018年5月25日)
- 日本肝臓学会 織田賞受賞(2018年6月13日)
- 台湾超音波医学会名誉会員賞(TSUM Honorary Member Award)受賞(2018年10月13日)
- SGHがん特別賞受賞(2018年12月1日)
- Desai Memorial Lecture Award from Education Universe and Care Foundation(2018年12月16日)
- Highly Cited Researcher 2019 受賞(Clarivate Analytics)(2019年11月19日)(日本人唯一の選出)
学術論文等
- 英文論文: 958(IF: 5445.316, H-Index 83)(参照: Publon)
- 和文論文: 936
特別講演・招待講演・教育講演等
- 国際学会: 407
- 国内学会: 753
Journal Editor
- Liver Cancer (Karger):Editor-in-Chief(2012年~現在), (IF=9.720)
- Hepatology International:Assistant Editor(2011年~現在),肝胆膵編集委員(2011年~現在)
公的研究費
科学研究費
厚生科学研究費補助金
■(肝炎等克服緊急対策研究事業)
「肝がん患者のQOL向上に関する研究」
(班長: 藤原研司)
分担研究者 工藤正俊
平成14年度 (2002年度) 研究費総額: 18,700,000円 / 配分額: 1,500,000円
平成15年度 (2003年度) 研究費総額: 14,000,000円 / 配分額: 1,000,000円
平成16年度 (2004年度) 研究費総額: 13,700,000円 / 配分額: 2,500,000円
「肝がん患者のQOL向上に関する研究」
(班長: 藤原研司)
分担研究者 工藤正俊
平成18年度 (2006年度) 研究費総額: 22,000,000円 / 配分額: 2,000,000円
平成19年度 (2007年度) 研究費総額: 14,000,000円 / 配分額: 1,300,000円
平成20年度 (2008年度) 研究費総額: 13,230,000円 / 配分額: 1,250,000円
「肝がんの新規治療法に関する研究」
(班長: 本多政夫)
分担研究者 工藤正俊
平成21年度 (2009年度) 研究費総額: 52,800,000円 / 配分額: 2,000,000円
平成22年度 (2010年度) 研究費総額: 52,800,000円 / 配分額: 2,000,000円
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 55,277,000円 / 配分額: 2,000,000円
「血小板低値例へのインターフェロン治療法の確立を目指した基礎および臨床的研究」
(班長: 西口修平)
分担研究者 工藤正俊
平成21年度 (2009年度) 研究費総額: 20,000,000円 / 配分額: 700,000円
平成22年度 (2010年度) 研究費総額: 20,000,000円 / 配分額: 800,000円
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 17,000,000円 / 配分額: 800,000円
■(がん臨床研究事業)
「初発肝細胞癌に対する肝切除とラジオ波焼灼両方の有効性に関する多施設共同研究」
(班長: 國土典宏)
分担研究者 工藤正俊
平成21年度 (2009年度) 研究費総額: 25,500,000円 / 配分額: 200,000円
平成22年度 (2010年度) 研究費総額: 25,895,000円 / 配分額: 200,000円
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 20,082,000円 / 配分額: 150,000円
「進行・再発肝細胞癌に対する動注化学療法と分子標的薬併用による新規治療法の確立を目指した臨床試験(Phase III)ならびに効果を予測するbiomarkerの探索研究」
(班長: 工藤正俊)
平成22年度 (2010年度) 研究費総額: 45,750,000円
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 32,500,000円
平成24年度 (2012年度) 研究費総額: 30,000,000円
■(難治性疾患克服研究事業)
「多発肝のう胞症に対する治療ガイドライン作成と試料バンクの構築」
(班長: 大河内信弘)
分担研究者 工藤正俊
平成22年度 (2010年度) 研究費総額: 12,285,000円 / 配分額: 700,000円
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 10,000,000円 / 配分額: 700,000円
平成24年度 (2012年度) 研究費総額: 11,700,000円 / 配分額: 0円
■(難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業)
「慢性ウイルス性肝疾患の非侵襲的線維化評価法の開発と臨床的有用性の確立」
(班長: 工藤正俊)
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 58,500,000円
平成24年度 (2012年度) 研究費総額: 57,000,000円
平成25年度 (2013年度) 研究費総額: 50,000,000円
「慢性ウイルス性肝疾患患者の情報収集の在り方等に関する研究」
(班長: 相崎英樹)
分担研究者 工藤正俊
平成23年度 (2011年度) 研究費総額: 40,000,000円 / 配分額: 1,500,000円
平成24年度 (2012年度) 研究費総額: 35,500,000円 / 配分額: 1,500,000円
平成25年度 (2013年度) 研究費総額: 35,500,000円 / 配分額: 1,500,000円
■(肝炎等克服実用化研究事業)
「肝がん研究の推進及び肝がん患者等への支援のための最適な仕組みの構築を目指した研究」
(班長: 小池和彦)
分担研究者 工藤正俊
平成29年度 (2017年度) 研究費総額: 2,000,000円 / 配分額: 0円
「肝がん・重度肝硬変の治療に係るガイドラインの作成等に資する研究」
(班長: 小池和彦)
分担研究者 工藤正俊
平成30年度 (2018年度) 研究費総額: 70,000,000円 / 配分額: 2,000,000円
令和 1年度 (2019年度) 研究費総額: 70,000,000円 / 配分額: 2,000,000円
令和 2年度 (2020年度) 研究費総額: 70,000,000円 / 配分額: 2,000,000円
令和 3年度 (2021年度) 研究費総額: -- 円 / 配分額: -- 円
令和 4年度 (2022年度) 研究費総額: -- 円 / 配分額: -- 円
厚生科学研究委託事業
(肝炎等克服実用化研究事業(肝炎等克服緊急対策研究事業))
「慢性ウイルス性肝炎の病態把握(重症度・治療介入時期・治療効果判定・予後予測)のための非侵襲的病態診断アルゴリズムの確立」
(班長: 工藤正俊)
平成26年度 (2014年度) 研究費総額: 40,300,000円
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
■(肝炎等克服実用化研究事業(肝炎等克服緊急対策研究事業))
「慢性ウイルス性肝炎の病態把握(重症度・治療介入時期・治療効果判定・予後予測)のための非侵襲的病態診断アルゴリズムの確立」
主任研究者 工藤正俊
平成27年度 (2015年度) 研究費総額: 44,220,000円
平成28年度 (2016年度) 研究費総額: 33,800,000円
■ (臨床研究等ICT基盤構築・人工知能実装研究事業)
「人工知能の利活用を見据えた超音波デジタル画像のナショナルデータベース構築基盤整備に関する研究」
主任研究者 工藤正俊
平成30年度 (2018年度) 研究費総額: 190,000,000円
「超音波デジタル画像のナショナルデータベース構築と人工知能支援型超音波診断システム開発に関する研究」
主任研究者 工藤正俊
平成31年度 (2019年度) 研究費総額: 61,990,900円
令和 2年度 (2020年度) 研究費総額: 50,030,759円
「医療ビッグデータ利活用を促進するクラウド基盤・AI画像解析に関する研究」(主任研究者: 合田憲人)
(分担課題名:人工知能の開発に資する超音波画像データとアノテーションに関する研究)
分担研究者 工藤正俊
平成31年度 (2019年度) 研究費総額: 82,999,982円
令和 2年度 (2020年度) 研究費総額: 124,879,298円
出典
- 1.肝臓アシアロシンチの開発
- 2.超音波造影法の開発と臨床応用の研究
- 3.研究者情報
- 4.
- 5.TACEと分子標的薬の併用療法の開発
- 6.肝細胞癌に対する分子標的治療および免疫療法の開発研究
- 7.
- 8.
- 9.
- 10.
- 11. 近畿大学医学部消化器内科学主任教授 工藤 正俊が「Highly Cited Researchers 2019」に選出 臨床医学部門では日本人唯一の受賞
- 12.クラリベートアナリティクスHighly Cited Researchers 2019受賞者インタビュー記事(前半・後半)