「キャンパス・スコープ」の版間の差分
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* 6面:[[朝井リョウ]](作家)「学生と社会人は『地続き』」 |
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* 10面:全体企画「歩いた 食べた ぐる〜り山手線」 ― 山手線を徒歩で一周 |
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2020年8月2日 (日) 22:25時点における版
キャンパス・スコープとは、読売新聞社の支援で発行されるフリーペーパー。略称キャンスコ。
概要
大学生向けのフリーペーパー、学生新聞であり、首都圏の有志の大学生が記事を執筆して発行している。発行にあたっては、読売新聞社が全面的な支援・協力を行っている。発行部数は10万部と日本の学生新聞の中では最大規模であり、全国の大学構内など約500ヶ所で無料で配布されている。
創刊は1998年(平成10年)4月1日。創刊以来の基本理念は「大学生が興味を持つ話題を」「大学生の視点で」「大学生の手で書く」であり、キャッチコピーは「大学生の視点で社会を見る」である。2016年(平成28年)4月現在の最新号は37号(2016年4月1日発行)。
発行は年2回(毎年4月、10月)。大学の入学式や学園祭のシーズンが発行時期と重なるため、首都圏の主要な大学では各行事の日程に合わせて、制作に携わった大学生が、その時の最新号を大学付近の路上で配布する。なお、「キャンパススコープ」「Campus Scope」などと表記される場合もあるが、正式名称は「キャンパス・スコープ」であり、創刊以来一貫して使用している。
活動内容
キャンパス・スコープの新規制作メンバーは、発行ごと(毎年4月、10月)に公募される。読売新聞の本社が首都圏にあるため、メンバーは自ずと首都圏の大学生を中心に構成されることになる。かつては北海道、東北、関西などにも支部が存在し、25号までは首都圏以外に在住する大学生が企画・執筆した記事も掲載されていた。だが26号では掲載されず、同号に掲載された27号の新規メンバー募集要項には、対象を「首都圏在住の大学生」と明確に限定する表記が加えられた。なお、キャンパス・スコープは全国の図書館や大学に設置され、全国的に読まれている。公募された大学生は、主に編集部と広告部の2つに分かれて活動する。以下、それぞれの活動内容について述べる。
編集部
- 紙面に載せる記事を執筆する。メンバーは一人ひとりが、自分が書きたい記事の企画を持ち、企画立案から、取材、執筆まで行う。
- 編集部での経験が長い、または前号で読者やメンバーから人気の高かった記事を担当した大学生1人が編集長となり、部内の統括や各部員の指導・監督を務める。具体的には、バックアップを行う読売新聞の社員との橋渡しや、企画立案・取材・記事執筆にあたってのノウハウを部員に伝える役割がある。
広告部
- 紙面に載せる広告を取る部門で、メンバーは、各企業に対する広告出稿の営業を中心に活動する。
- 広告部での経験が長い大学生や、広告の営業実績が優秀だった大学生1人が広告部長となり、部内を統括したり、各部員に営業のノウハウを伝えたりする。
- 主な広告掲載実績企業は、宝塚歌劇団、JAL、中外製薬、総務省、KADOKAWA、富士急行などがある。
その他
- 編集部長と広告部長の統括や、全メンバーの状況を把握する立場として、キャンパス・スコープ代表が存在する。
- 現在は廃部になったが、30号以降ではコミュニケーションデザイン部が存在した。Facebookのページを立ち上げ、メンバーによる各自のコーナーを担当する。「キャンスコ就職課」ではメールなどによって受け付けた就活についての質問にキャンスコメンバーが答えるという読者との生のやり取りができる。「いまどコーナー」ではメンバーが行った先でのことを紹介。大学生限定のワークショップなども紹介されるため、アクセスが多い。
- 創刊以来、程度の差はあるが、メンバーは女子の割合が多い傾向にある。
紙面構成
一面
- 一面には現役大学生の女性タレント、対する裏一面には男性タレントが起用されることが多い。
全体企画
- 33号から編集部・広告部ともが協力し、メンバー全員が参加する全体企画が存在する。学生でしかできない・学生ならではのノリを重視し、数日かけて街頭にて体当たりなど取材を行う。過去の企画は、わらしべ企画と称した物々交換実験や、街頭インタビューで47都道府県出身者を探し出す47都道府県BINGO!、メンバーが6グループに分かれ一週間で行う朝活LIFEのススメ、五感を様々な角度から体験する五感を研ぎ澄ますなど。
主な紙面(1998年 - )
1998 - 2000年(0 - 4号)
0号
- 1面:渡辺真理(フリーアナウンサー)「好きに生きてほしい」
- 3面:これがテニスサークルだ
1号(1998年4月)
2号(1998年10月)
3号(1999年4月)
4号(1999年10月)
2000 - 2004年(5 - 14号)
5号(2000年4月)
6号(2000年10月)
- 1面:茂森あゆみ(歌手)「自分信じて夢を信じて」
- 4・5面:忘れないP シドニーの勇姿ー五輪の晴れ舞台 学生の活躍 光る
7号(2001年4月)
8号(2001年10月)
- 1面:眞鍋かをり(タレント)「一歩踏み出せば何かが始まる」
- 3面:活躍する女性企業家たち
- 5面:大学祭、秋のイベント情報
9号(2002年4月)
10号(2002年10月)
- 1面:草野マサムネ(「スピッツ」ボーカル)「一生、青春していたい」
- 1面:美輪明宏(タレント)「大学生への手紙―文化が人生を豊かに」
- 8面:ガチンコ投資クラブ(キャンスコメンバーが実際に株式投資を行った)
11号(2003年4月)
12号(2003年10月)
- 1面:西尾由佳里(日本テレビアナウンサー)
13号(2004年4月)
- 1面:
14号(2004年10月)
2005 - 2009年(15 - 24号)
15号(2005年4月)
- 1面:
16号(2005年10月)
17号(2006年4月)
18号(2006年10月)
- 1面:サエコ(タレント)「自分には負けたくない」
- 2面:「大学生“読モ”って魅力的」
- 3面:「笑顔で働く女性たち」
19号(2007年4月)
- 1面:堀北真希(女優)「努力する姿勢が好き」
- 2面:「社会に羽ばたくきりっと清潔“就活メーク”」
20号(2007年10月)
21号(2008年4月)
22号(2008年10月)
- 1面:水嶋ヒロ(俳優)「抜け殻からヒーロー」
- 2面:坂東真理子(昭和女子大学学長)「就活 媚びず素直に」
- 3面:堤幸彦(映画監督)「ロック魂で撮る」
- 9面:ジャルジャル(芸人)「笑いの原点関大時代」
- 10面:有森裕子(元女子マラソン選手)「チャンスは自分で作れる」
- 12面:大和悠河(宝塚宙組トップ)「夢舞台私だけの男役」
23号(2009年4月)
24号(2009年10月)
2010年 - 2014年(25号 - 34号)
25号(2010年4月)
26号(2010年10月)
27号(2011年4月)
- 1面:中村蒼(俳優)「夢 堂々と話そう」
- 2面:柿沢安耶(パティシエ)「野菜スイーツ職人 突きつめれば いつか天職見つかる」
- 6面:久木田紳吾(Jリーガー)「『未挑戦へ挑戦』に価値」
- 6面:税所篤快(早大生)「バングラデシュで教育支援『貧しくても学べる』早大生が奮闘」
- 8面:小野由美子(WSJウェブ日本版・編集長)「情報は世界への扉開く」
- 8面:林良輔(WSJジャパン・経営責任者)「国内外知り 決断する時代」
28号(2011年10月)
- 1面:蓮佛美沙子(女優)「全ては表現のために」
- 2・3面:【震災・ボランティア面を特設】「小学館『スピリッツ』の人気連載漫画『さすらいアフロ田中』」「大学生の被災地でのボランティア体験記」
- 4面:藤原正彦(お茶の水女子大名誉教授・数学者)「読書…怒り、愛し、涙する力」
- 4面:猪瀬直樹(作家・東京都副知事)「『言葉の力』それは疑問を持つこと」
- 4面:宇多丸(ライムスターのラッパー)「若い時たくさん映画見て」
- 5面:桜庭ななみ(女優)「ギター特訓 バンド娘に変身」
- 6面:白石昌則(生協の白石さん)「帰ってきた生協の白石さん 大学生の心の叫びに答えてくれました」
- 7面:(留学生100人にアンケート)「教えて! 留学生の本音」
- 8面:松井咲子 (AKB48) 「全力です AKBも音大も」
29号(2012年4月)
- 1面:
30号(2012年10月)
- 1面:
31号(2013年4月)
- 1面:山本美月(モデル)「モデルと理系女子 一途に一人二役」
- 5面:本郷奏多(俳優)「大学の仲間は得がたい宝」
- 8面:冲方丁(作家)「言葉への愛着が原点」
- 9面:冨永愛(モデル)「何事も常に有言実行で」
- 16面:伊藤英明(俳優) 「自信をもって勝負に挑む そんな生き方をしたい」
32号(2013年10月)
- 1面:ホラン千秋(女優・タレント)「つかんだ自信 留学が私を変えた」
- 18面:吉岡徳仁(デザイナー)「透明に迫るデザイン」
- 15面:嗣永桃子(アイドル)「憧れかなった”ももち先生”」
- 16面:島本理生(作家)「作家人生 第2章」
- 20面:小島慶子(アナウンサー)「小島慶子さん 恋愛トーク!」
- 28面:中村隼人(歌舞伎役者)「輝く感性 歌舞伎に新風」
33号(2014年4月)
- 1面:土屋太鳳(女優)「美少女からアクションへ 鍛錬の場は、大学」
- 2面:畠中祐(声優)「成長する主人公、そして自分も」
- 6面:朝井リョウ(作家)「学生と社会人は『地続き』」
- 10面:全体企画「歩いた 食べた ぐる〜り山手線」 ― 山手線を徒歩で一周
- 20面:山﨑賢人(俳優)「サッカーゴールの先に見つけた役者道」
34号(2014年10月)
- 1面:高畑充希(女優)「味ある役を 息長く」
- 3面:坂口健太郎(モデル)「『何かが違う』役者に」
- 4面:石川祐希(バレーボール選手)「最年少の龍神『五輪で勝つ』」
- 6面:辻村深月(作家)「夢を夢だと思わない」
- 8面:岩本乃蒼(日本テレビアナウンサー)「フラメンコから得た『想像力』」
上坂すみれ(声優)「『多面体』ロシアから学んだこと」
- 10面:全体企画「大実験 小さな幸せ交換」 ― キャンスコ32号と読売新聞のキャラクター猫ピッチャー、物々交換で何に変わる?
- 16面:ヒャダイン「ヒャダインと語ろう ― 選挙は行かなきゃもったいない!」
- 20面:武井壮(タレント)「僕が戦い続ける理由」
2015年 - (35号 - )
35号(2015年4月)
福島良典(グノシー代表取締役)「新しいニュースのカタチ ― グノシーの社長にせまる」
- 8面:全体企画「47都道府県BINGO!」 ― 東京都心で47都道府県出身者を探し出せるか…?!
- 16面:恩田陸(作家)「『うんとみっともない経験も、背伸びもたくさんしてください』」
- 18面:堀田茜(モデル)「モデル堀田茜と語る 選挙で踏み出す大人への第一歩」
- 27面:山崎あおい(シンガーソングライター)「自然体で湧き出る思いを伝えたい」
- 28面:古川雄輝(俳優)「自ら行動してチャレンジを!」
36号(2015年10月)
- 1,2面:鈴木愛理(アイドル・モデル)「自分で考えて「完全な大人」へ」
- 3面:オーサ・イェークストロム・カロリン・エックハルト(漫画家)「聖地日本で漫画家修行」
- 8面:本郷理華(フィギュアスケート選手)「のびのび演技、自分見つめる冷静な目」
- 10面:室屋成(サッカー選手)「大学を選んでよかった、と証明したい」
- 12面:プロ野球死亡遊戯・中溝康隆「ブロガーからライターへ 情報発信のパイオニア」
- 14,15面:全体企画「朝活LIFEのススメ」 - BBQ・ピクニック・登山・築地市場・皇居ラン・坐禅 計6つの朝活を実行!
- 16面:小泉進次郎(衆議院議員)「今の自分にできることを」
- 17面:中村虎之介(歌舞伎俳優)「歌舞伎俳優・中村虎之助さんと考える “18歳選挙権”」
- 18面:パックン(タレント)「自分の意見を持とう! 〜若者の政治意識低下に物申す」
- 20面:茂木健一郎(脳科学者)「あなたは授業中に居眠りしますか?」
- 22面:常見陽平(評論家)「意識高い系に気を付けろ〜大学生よ! 変化に踊らされるな」
- 26面:米沢穂信(作家)「選択はいつか必ず迫られる」
- 27面:井出卓也(俳優)「目標は大きく、口に出して」
- 28面:鈴木亮平 (俳優)「挫折を挫折と捉えない」
37号(2016年4月)
- 1,2面:山崎紘菜(女優)「迷ったら挑戦 その方が後悔しない」
- 3面:KENJI(タレント)「いつも心に余裕を ― 「思いやり」とは?」
- 4面:香山リカ・松永天馬(アーバンギャルド)「メンヘラ」って病気?文化? ― 若者の心に広がる「生きづらさ」
- 6面:竹山晃暉(ラグビー選手)「「鬼」ポジティブ力で最多トライ記録」
- 10面:鈴木大地(スポーツ庁長官)「みんなで支えるオリンピック」
- 13,14面:全体企画「五感を研ぎ澄ます」 — 視覚・聴覚・触覚・嗅覚・触覚・味覚の5班に分かれて五感を体験
- 19面:あすのば(公益財団法人)「学ぶ機会、貧しさで奪わせない」
- 21面:安田菜津紀(フォトジャーナリスト)「写真を道具にして何を伝えるか」
- 22面:野木亜紀子(脚本家)「最後の、物づくりに関わる目標」
- 23面:藤井サチ(モデル)「学びにハングリー精神」
- 24面:大倉士門(モデル)「出会いは一瞬 出会えば一生」 ― ひとりでも多く友達を作りたい
外部リンク
- キャンパス・スコープ (campusscope) - Facebook
- 読売新聞社
- キャンパス・スコープ (@campus_scope) - X(旧Twitter)