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[[515年]]([[延昌 (北魏)|延昌]]4年)、[[梁 (南朝)|南朝梁]]の游撃将軍の趙祖悦が硤石を占拠すると、李神は[[揚州 (古代)|揚州]]刺史李崇の下で統軍となり、梁軍と戦った。梁の[[霍州]]司馬の田休らが建安に侵攻すると、李神はこれを撃退した。[[516年]]([[熙平]]元年)、闘艦100隻あまりを率いて、[[崔亮 (北魏)|崔亮]]や[[李平 (北魏)|李平]]らとともに硤石を攻撃して、陥落させた。平北将軍・太中大夫に進んだ。 |
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[[孝昌]]年間、行[[相州]]事となり、撫軍将軍の位を加えられた。仮の鎮東将軍・大都督となった。[[528年]]([[建義 (北魏)|建義]]元年)、[[衛将軍]]の位を受けた。[[葛栄]]の乱のため、相州の民衆の多くは逃散し、州将の[[元鑑 (安楽王)|元鑑]]はそむき、都督の[[源子雍|源子邕]]・[[裴衍]]らは敗戦しており、相州は荒廃していた。李神は軍民をいたわり、士気を保ったが、勝利することができなかった。[[爾朱栄]]が[[鄴]]の西で葛栄を捕らえると、乱は平定された。李神は[[車騎将軍]]の位を受け、爵位は公に進んだ。 |
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[[529年]]([[永安 (北魏)|永安]]2年)、[[元顥]]が[[洛陽]]に入り、[[孝荘帝]]が河内に避難すると、李神は[[侍中]]の位を受け、行相州事のまま殿中尚書に任じられた。孝荘帝が洛陽に帰ると、安康郡開国公に改封された。[[531年]]([[普泰]]元年)、驃騎大将軍・[[儀同三司]]・相州大中正に進んだ。[[永熙 (北魏)|永熙]]年間に死去した。[[534年]]([[天平 (東魏)|天平]]元年)、使持節・侍中・驃騎大将軍・[[司徒|司徒公]]・[[冀州]]刺史の位を追贈された。 |
2020年7月31日 (金) 09:43時点における版
李 神(り しん、生没年不詳)は、北魏の軍人。本貫は恒農郡。
経歴
秦益二州刺史の李洪之の子として生まれた。若くして征戦に従い、従兄の李崇に重用された。威遠将軍・新蔡郡太守に進み、建安戍主を兼ねた。寧遠将軍・陳留郡太守に転じ、狄丘戍主を兼ねた。軍功により、長楽県開国男に封じられた。征虜将軍・驍騎将軍・直閤将軍に歴位した。
515年(延昌4年)、南朝梁の游撃将軍の趙祖悦が硤石を占拠すると、李神は揚州刺史李崇の下で統軍となり、梁軍と戦った。梁の霍州司馬の田休らが建安に侵攻すると、李神はこれを撃退した。516年(熙平元年)、闘艦100隻あまりを率いて、崔亮や李平らとともに硤石を攻撃して、陥落させた。平北将軍・太中大夫に進んだ。
孝昌年間、行相州事となり、撫軍将軍の位を加えられた。仮の鎮東将軍・大都督となった。528年(建義元年)、衛将軍の位を受けた。葛栄の乱のため、相州の民衆の多くは逃散し、州将の元鑑はそむき、都督の源子邕・裴衍らは敗戦しており、相州は荒廃していた。李神は軍民をいたわり、士気を保ったが、勝利することができなかった。爾朱栄が鄴の西で葛栄を捕らえると、乱は平定された。李神は車騎将軍の位を受け、爵位は公に進んだ。
529年(永安2年)、元顥が洛陽に入り、孝荘帝が河内に避難すると、李神は侍中の位を受け、行相州事のまま殿中尚書に任じられた。孝荘帝が洛陽に帰ると、安康郡開国公に改封された。531年(普泰元年)、驃騎大将軍・儀同三司・相州大中正に進んだ。永熙年間に死去した。534年(天平元年)、使持節・侍中・驃騎大将軍・司徒公・冀州刺史の位を追贈された。
子に李士約があった。