「役 (麻雀)」の版間の差分
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2020年7月24日 (金) 23:38時点における版
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本稿では麻雀における「役という概念そのもの」について概説しています。役の一覧、ローカル役、役の複合について下記のページをご参照ください。
個々の役の詳細については本稿のページ最下部にあるテンプレートから御参照になれます。 |
役(やく)とは、麻雀において、和了した時の手牌の特定のパターン、及び、和了した時の特定の状況のことである。日本麻雀の一般的なルールには、40種類ほどの役が採用されている。
概要
一般的に、和了したときの手牌の構成(組合わせ)が特定のパターンを満たす場合に、役が成立する。なお、ここでいう手牌には副露した牌なども含める。
また、手牌の構成とは無関係に、和了の状況(ないしはコンテクスト)によって成立する役もある。
飜 / 翻
個々の役には、それぞれ固有の価値(ランク)が定められている。役の価値(ランク)を飜(ファン、ハン)という単位で表す。飜の字に換えて翻と表記することも多いが、意味は同じである[註][1]。
複数の役が同時に成立(複合)している場合、得点計算において、すべての役の飜数を合計する。この合計飜数が高いほど、得点も高くなる。詳細は麻雀の得点計算を参照のこと。
なお、難易度の高い一部の役は役満(やくまん)と呼ばれ、飜数による評価は行わない。詳細は「役満貫」を参照のこと。
食い下がり
門前でない(副露している)場合には、一部の役について飜数を1つ下げる、あるいは役の成立を認めないというルールが一般的である。これを食い下がりという。一般的なルールでは以下の役が食い下がり役である。
一飜縛り
日本における一般的なルールにおいては、少なくとも1つの役が成立していないと和了することはできない。このような制約を一飜縛り(イーファンしばり、イーハンしばり)という。
また、合計で2飜以上の役が要求される場合を二飜縛り(リャンハンしばり)といい、ルールによっては、5回以上の連荘があった場合などに適用される。
なお、役の成立という条件に関して、結果的に成立していればよいとするルール(いわゆるアリアリ)と、事前に成立(あるいは確定)していなければならないとするルール(先付け)がある。
麻雀初心者がなかなか和了出来ない、チョンボ(麻雀の反則行為)をしてしまう理由の一つとして、役が出来ないと上がれない飜縛の為に役を覚える必要が有る事や、振聴のルールを理解し辛いと言う点がある。
役の分類
役にはさまざまなものがあるが、いくつかの特徴により分類することができる。
状況役
手牌の組合わせではなく、和了の状況により成立する役を状況役という。
プレイヤー自身の行為により成立する行為役や、偶然の状況により成立する偶然役などに分類される。偶然役は偶発役とも言う。
行為役の例
偶然役の例
その他の状況役
手役
手牌の組合わせで成立する役を手役と言う。
刻子役と順子役
刻子の成立を主な条件とする役を刻子役、順子の組合わせを主な条件とする役を順子役という。
刻子役の例 |
順子役の例 |
部分役と全体役
手牌の一部分のみを条件とする役を部分役、手牌全体の構成を条件とする役を全体役という。
部分役の例 |
全体役の例 |
脚注
出典
- ^ 日本プロ麻雀協会. “日本プロ麻雀協会 麻雀用語講座バックナンバー”. 2012年5月31日閲覧。日本プロ麻雀協会では飜も翻も「どちらも正しい」としている。
飜と翻の表記揺れ
「飜」と「翻」は麻雀用語における最も代表的な表記揺れである。以下に2012年5月時点における「飜」と「翻」の使用状況(の一部)を示す。市販のルールブックおよび出版物、オンライン麻雀のルール解説ページ、プロおよびプロ団体等での使用状況である(順不同、ただし出版物については下に行くほど古い)
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