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五十嵐悠紀
人物情報
生誕	森悠紀; 1982年; 日本
居住	日本
出身校	お茶の水女子大学; 東京大学
学問
研究分野	CG、手芸
研究機関	筑波大学; 明治大学
博士課程指導教員	鈴木宏正
指導教員	藤代一成; 五十嵐健夫
学位	博士（工学）
主な業績	コンピュータによる手芸設計支援
主な受賞歴	IPA 天才プログラマー、独創性を拓く先端技術大賞文部科学大臣賞、黒田チカ賞
公式サイト
	Yuki IGARASHI (nee Yuki MORI)
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2020年7月24日 (金) 07:01時点における版

五十嵐悠紀（いがらしゆき、旧名森悠紀（もりゆき）^[2]、1982年(昭和57年)^[1] - ）は、日本の計算機科学者、サイエンスライター。ぬいぐるみやビーズ、あみぐるみなど、手芸をサポートするソフトウェアを開発。2005年度下期IPA「天才プログラマー」^[3]^{[注釈 1]}。第24回独創性を拓く先端技術大賞学生部門文部科学大臣賞（部門最優秀賞）や第1回黒田チカ賞の受賞者^[4]^[5]。

お茶の水女子大学卒業、東京大学大学院修士課程、博士後期課程修了（博士（工学）、東京大学・2010年）^[6]^[7]。学位取得後は日本学術振興会特別研究員（PD、RPD - 筑波大学）、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科専任講師、准教授、IPA未踏プロジェクトマネージャを歴任^[1]^[7]。三児の母として子育てをしながらウェブサイトの連載記事もこなす^[8]^[9]。

来歴・人物

子供時代はピアノ^[10]やパン作り、手芸などをやりながらも、父の影響でハンダ付けやキャッチボールなど幅広く経験し^[11]、科学館や博物館にもよく連れていてもらっていた^[10]^{[注釈 2]}。父が週末に持ち帰るパソコンが好きで、学校で習うよりも前にローマ字を習得していたという^[11]。鷗友学園女子中学校・高等学校に通学し、中学時代から数学が得意であった^[11]。また、高校時代は部活動でバンドを組み、習い事でピアノのコンクールにも出場していた^[12]。

お茶の水女子大学理学部情報科学科に進学^[11]。2005年には卒業研究の内容で計算機科学の国際学会ACMの「Student Research Competition Grand Finals」1位を受賞する^[2]。また、五十嵐は2004年・2005年と情報処理推進機構（IPA）の未踏ソフトウェア創造事業に取り組んでいたが、2005年は「ぬいぐるみモデラー」のプロジェクトで「天才プログラマー」^{[注釈 1]}の認定を受ける^[2]。

大学院は東京大学大学院に進学。2007年に結婚し、翌年には妊娠^[2]。2009年に最初の出産を経験する。東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程では鈴木宏正の元で、コンピュータによる手芸設計支援の研究に従事。2010年3月に博士課程を修了し、学位を取得^[6]。同研究で2010年度には第24回独創性を拓く先端技術大賞において、「コンピュータを用いた手芸設計支援に関する研究」のテーマで学生部門の最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞する^[4]。この間、こどもたちを対象とするアウトリーチ活動を企画し、日本科学未来館館長の毛利衛に掛け合い、同館での講習会を実現させている^[14]^[15]。また、手芸関係のソフトウェアは家庭科学習支援への応用も検討している^[16]。

2010年4月^[17]より日本学術振興会特別研究員として筑波大学システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻非数値処理アルゴリズム研究室（NPAL）で研究をしつつ、各種連載をこなす^[18]。研究ではポップアートカードやペーパークラフト、ステンシルテンプレートなどの支援ソフトウェアの開発にも取り組み^[19]^[20]、学会では女性研究者の会合も企画・運営している^[21]^[22]^[23]。

2013年4月から明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科で講師を兼任し、2015年4月より専任講師となる^[7]。学外では育児^[24]やPTA活動^[25]、女子学生の進路^[26]といった男女共同参画に関連した記事も執筆し^[27]^[28]、2016年度にはIPA未踏プロジェクトマネージャも務めている^[28]^[29]。また、2015年には「第1回黒田チカ賞」^{[注釈 3]}を受賞している。

著作

学位論文

五十嵐悠紀『コンピュータを用いた手芸設計支援に関する研究』東京大学〈博士論文（甲第25776号）〉、2010年3月24日。

著書

（単著）

『AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55』河出書房新社、2017年、ISBN 978-4309253671。
『スマホに振り回される子スマホを使いこなす子 (ネット社会の子育て)』ジアース教育新社、2019年、ISBN 978-4863715103。

（共著）

『コンピュータグラフィックス技術の最前線 Computer Graphics Gems JP 2013/2014』ボーンデジタル、2013年12月、ISBN 978-4-86246-219-0^{[注釈 4]}。
『ソーシャルメディア論 ―つながりを再設計する―』藤代裕之編著、青弓社、2015年10月、ISBN 978-4-7872-3391-2^[31]

業績

主な受賞歴

2005年度 - IPA 天才プログラマー^[3]
2010年度 - 独創性を拓く先端技術大賞（学生部門）文部科学大臣賞^[4]
2010年度 - 船井情報科学振興財団「船井研究奨励賞」（第10回）^[32]
2010年度 - 日本ソフトウェア科学会「論文賞」（第15回）^[33]
2015年度 - お茶の水大学賞「黒田チカ賞」（第1回）^[5]
2016年度 - 情報処理学会「マイクロソフト情報学研究賞」（2016年度）^[34]

競争的資金

2004年度下期 - 未踏iPedia「インテリジェントな三次元形状ブラウザの開発」（概要、詳細）
2005年度下期 - 未踏iPedia「ぬいぐるみモデラーの開発」（概要、詳細）
2008-2009年度 - 特別研究員奨励金（DC2）「3次元モデリングと力学シミュレーションを融合したインタラクティブデザイン」
2010-2012年度 - 特別研究員奨励金（PD）「柔軟な素材を対象とした形状デザイン手法に関する実証的研究」
2013-2014年度 - 特別研究員奨励金（RPD）「複雑な構造物の制作を支援するための3次元ビジュアル表現」
2017-2019年度 - 科学研究費助成事業若手研究B「着物と帯結びのための3次元グラフィックス技術の研究」

主な論文・解説

五十嵐悠紀、五十嵐健夫、鈴木宏正「あみぐるみのための3次元モデリングと製作支援インタフェース」『コンピュータソフトウェア』第26巻第1号、2009年1月、 51-58頁。
五十嵐悠紀、五十嵐健夫「手芸を楽しむ生活と情報技術 ― 初心者による手芸デザイン支援 ―」『繊維製品消費科学』第51 巻第6号、2010年、486-490頁。
五十嵐悠紀、鈴木宏正「創造的家庭科学習教材を目指した初心者向け立体手芸設計支援システム」『図学研究』第46巻第1号、2012年3月、 11-18頁。
五十嵐悠紀、五十嵐健夫「Holly ステンシルデザインのためのドローエディタ」『情報処理学会論文誌』第53巻第3号、2012年3月、 1119-1127頁、 NAID 110008802670。
五十嵐悠紀「ディジタルデザイン技術を活用した工作と手芸」『情報処理』第54巻第2号、2013年2月、 109-113頁、 NAID 110009500480。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ ^a ^b 「天才プログラマー」は一般名詞ではなく、IPAが未踏ソフトウェア創造事業で認定している名称^[13]。
^ 父親は自動車会社でCADシステムの研究開発に従事していた^[10]。
^ 黒田チカの名を冠した「お茶の水女子大学賞」の一つで^[30]、受賞理由は「コンピュータを用いたインタラクティブ3次元形状モデリングに関する研究」^[5]。研究業績だけでなく、男女共同参画の取り組みや女性研究者のロールモデル提供についても評価された^[5]。
^ 著者一覧 - 金森由博、井尻敬、堀田一弘、五十嵐悠紀、德吉雄介、安田廉、山本醍田、向井智彦、梅谷信行（NCID BB10003775）。

出典

^ ^a ^b ^c 中納 2017, p. 3.
^ ^a ^b ^c ^d 荒井 2008, p. 1.
^ ^a ^b “「天才プログラマー／スーパークリエータ」の認定者”. 2005年度下期未踏ソフトウェア創造事業. 情報処理推進機構. 2015年3月9日閲覧。
^ ^a ^b ^c “第24回（2010年度）独創性を拓く先端技術大賞受賞者”. 2014年8月24日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “平成27年度「第1回黒田チカ賞」専攻結果報告”. 男女共同参画. お茶の水女子大学 (2016年3月28日). 2016年9月9日閲覧。
^ ^a ^b 五十嵐悠紀 2010.
^ ^a ^b ^c “五十嵐悠紀 (Yuki Igarashi) - 経歴”. researchmap. (2020年5月31日) 2020年7月11日閲覧。
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^ JBPress 2020, コラムニスト紹介.
^ ^a ^b ^c 荒井 2008, p. 2.
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^ “天才プログラマー/スーパークリエイター”. 情報処理推進機構. 2015年3月9日閲覧。商務情報政策局情報処理振興課「特別寄稿天才プログラマーを発掘する－三年目を迎えた未踏ソフトウェア創造事業」『経済産業ジャーナル』第35巻第9号、2002年9月、22-25頁。
^ 加藤 2013, p. 4.
^ 五十嵐ほか 2009, pp. 6–8.
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^ 五十嵐悠紀 (2014年12月11日). “2週間前に出産した私が200km離れた学会に子連れで参加できたワケ～ロボットがつなぐ未来”. 2015年3月9日閲覧。
^ 五十嵐悠紀 2013.
^ 五十嵐・五十嵐 2012.
^ “ワーキングママから学ぶ、仕事と育児でストレスを溜めない3つの意識＋α【連載:五十嵐悠紀】”. エンジニアtype (2013年3月18日). 2015年6月13日閲覧。
^ 五十嵐悠紀、高岡詠子「会誌編集委員会女子部」、『情報処理』第56巻第1号、2014年12月、108-109頁。NAID 110009851284。
^ “この5年で女性のキャリア支援はどう変わったか～育児サポートや女子会普及の一方で課題も【連載:五十嵐悠紀】”. エンジニアType. 2016年6月13日閲覧。
^ 五十嵐悠紀 (2016年5月31日). “「やってよかった」こうすれば辛くないPTA役員”. Yahoo! news 2016年6月17日閲覧。五十嵐悠紀 (2016年3月8日). “育児と仕事の両立に必要なのは「受援力」”. Yahoo!news 2016年6月17日閲覧。
^ “「やってよかった」こうすれば辛くないPTA役員 ―働くお母さんのための実践的アドバイス―”. JBPress. (2016年5月31日) 2016年6月17日閲覧。
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参考文献

荒井亜子 (2008年8月20日). “麗しの天才科学者、五十嵐悠紀の「科学って素敵！」”. 天才プログラマに聞く10の質問(2) (@IT): pp. 1-3 2020年7月11日閲覧。
甲斐さやか「なぜ女性からザッカーバーグは生まれないのか ―女性はコンピュータと相性が悪い？－」『AERA』（2012年9月10日号）、朝日新聞出版、2012年、 35-37頁。（記事抜粋）
加藤まどみ (2013年2月25日). “これもFabの形「ぬいぐるみCAD」デジタルが進化させる、かわいい手芸の世界”. MONOist: pp. 1-4 2020年7月11日閲覧。
中納俊 (2017年8月31日). “【レポート】スマホはダメじゃなくて"教育"になる! 工学博士ママが教えるAI世代の家庭教育”. マイナビニュース: pp. 1-3 2020年7月11日閲覧。

外部リンク

Yuki IGARASHI (nee Yuki MORI) - 本人公式サイト
五十嵐悠紀研究室 - 明治大学の研究室公式サイト
五十嵐悠紀 - researchmap
Yuki Igarashi (@yuki_igrs) - X（旧Twitter）
Yuki Igarashi-Mori - YouTubeチャンネル

（連載記事）

“工学博士ママ五十嵐悠紀の気ままな随想録♪”. Yahoo!ニュース. Yahoo! Japan. 2020年7月11日閲覧。
“コラムニスト一覧五十嵐悠紀記事一覧”. JBPress. 日本ビジネスプレス. 2020年7月11日閲覧。
“天才プログラマー五十嵐悠紀のほのぼの研究生活”. エンジニアType. キャリアデザインセンター. 2015年5月3日閲覧。^{[リンク切れ]}

[ipa_p-4] 「天才プログラマー」は一般名詞ではなく、IPAが未踏ソフトウェア創造事業で認定している名称^[13]。

[13] 父親は自動車会社でCADシステムの研究開発に従事していた^[10]。

[33] 黒田チカの名を冠した「お茶の水女子大学賞」の一つで^[30]、受賞理由は「コンピュータを用いたインタラクティブ3次元形状モデリングに関する研究」^[5]。研究業績だけでなく、男女共同参画の取り組みや女性研究者のロールモデル提供についても評価された^[5]。

[34] 著者一覧 - 金森由博、井尻敬、堀田一弘、五十嵐悠紀、德吉雄介、安田廉、山本醍田、向井智彦、梅谷信行（NCID BB10003775）。

[FOOTNOTE中納20173-1] 中納 2017, p. 3.

[FOOTNOTE荒井20081-2] 荒井 2008, p. 1.

[IPA_SC-3] “「天才プログラマー／スーパークリエータ」の認定者”. 2005年度下期未踏ソフトウェア創造事業. 情報処理推進機構. 2015年3月9日閲覧。

[fbi-award2010-5] “第24回（2010年度）独創性を拓く先端技術大賞受賞者”. 2014年8月24日閲覧。

[お茶の水女子大学-6] “平成27年度「第1回黒田チカ賞」専攻結果報告”. 男女共同参画. お茶の水女子大学 (2016年3月28日). 2016年9月9日閲覧。

[FOOTNOTE五十嵐悠紀2010-7] 五十嵐悠紀 2010.

[経歴-8] “五十嵐悠紀 (Yuki Igarashi) - 経歴”. researchmap. (2020年5月31日) 2020年7月11日閲覧。

[FOOTNOTEYahoo!ニュース2020執筆者紹介-9] Yahoo!ニュース 2020, 執筆者紹介.

[FOOTNOTEJBPress2020コラムニスト紹介-10] JBPress 2020, コラムニスト紹介.

[FOOTNOTE荒井20082-11] 荒井 2008, p. 2.

[FOOTNOTE甲斐2012-12] 甲斐 2012.

[みらいぶ-14] “コンピュータグラフィックス趣味のぬいぐるみづくりが研究テーマにつながった！五十嵐悠紀先生インタビュー明治大学　総合数理学部　先端メディアサイエンス学科”. みらいぶ+. 河合塾. 2020年7月11日閲覧。

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[FOOTNOTE加藤20134-16] 加藤 2013, p. 4.

[FOOTNOTE五十嵐ほか20096–8-17] 五十嵐ほか 2009, pp. 6–8.

[FOOTNOTE五十嵐・鈴木2012-18] 五十嵐・鈴木 2012.

[FOOTNOTE五十嵐・鈴木201218-19] 五十嵐・鈴木 2012, p. 18.

[五十嵐2014-20] 五十嵐悠紀 (2014年12月11日). “2週間前に出産した私が200km離れた学会に子連れで参加できたワケ～ロボットがつなぐ未来”. 2015年3月9日閲覧。

[FOOTNOTE五十嵐悠紀2013-21] 五十嵐悠紀 2013.

[FOOTNOTE五十嵐・五十嵐2012-22] 五十嵐・五十嵐 2012.

[五十嵐2015-23] “ワーキングママから学ぶ、仕事と育児でストレスを溜めない3つの意識＋α【連載:五十嵐悠紀】”. エンジニアtype (2013年3月18日). 2015年6月13日閲覧。

[五十嵐高岡-24] 五十嵐悠紀、高岡詠子「会誌編集委員会女子部」、『情報処理』第56巻第1号、2014年12月、108-109頁。NAID 110009851284。

[engineertype_final-25] “この5年で女性のキャリア支援はどう変わったか～育児サポートや女子会普及の一方で課題も【連載:五十嵐悠紀】”. エンジニアType. 2016年6月13日閲覧。

[五十嵐2016-26] 五十嵐悠紀 (2016年5月31日). “「やってよかった」こうすれば辛くないPTA役員”. Yahoo! news 2016年6月17日閲覧。五十嵐悠紀 (2016年3月8日). “育児と仕事の両立に必要なのは「受援力」”. Yahoo!news 2016年6月17日閲覧。

[PTA2016-27] “「やってよかった」こうすれば辛くないPTA役員 ―働くお母さんのための実践的アドバイス―”. JBPress. (2016年5月31日) 2016年6月17日閲覧。

[女子学生進路-28] 五十嵐悠紀 (2016年3月16日). “もっと多くの女子学生がソフトウェア分野に興味を持つためには”. Yahoo!news 2016年6月17日閲覧。

[FOOTNOTEYahoo!ニュース2016執筆者紹介-29] Yahoo!ニュース 2016, 執筆者紹介.

[FOOTNOTEJBPress2016コラムニスト紹介-30] JBPress 2016, コラムニスト紹介.

[IPA_PM-31] “2016年度PMからのメッセージ” (PDF). 情報処理推進機構. 2016年6月13日閲覧。

[黒田賞-32] “お茶の水女子大学賞「黒田チカ賞」”. 男女共同参画. お茶の水女子大学 (2016年3月28日). 2016年9月9日閲覧。

[35] “ソーシャルメディア論つながりを再設計する|青弓社”. 2017年9月9日閲覧。

[36] “第10回 FFIT研究奨励賞受賞者”. 船井情報科学振興財団. 2017年9月9日閲覧。

[37] “研究論文賞”. 表彰. 日本ソフトウェア科学会. 2017年9月9日閲覧。

[38] “マイクロソフト情報学研究賞”. 表彰. 情報処理学会. 2017年9月9日閲覧。

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[注釈 3]

[注釈 4]

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[33]

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[13]

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 == 来歴・人物 ==
-子供時代はピアノ{{Sfn|荒井|2008|p=2}}や[[パン]]作り、[[手芸]]などをやりながらも、父の影響で[[ハンダ付け]]やキャッチボールなど幅広く経験し{{Sfn|甲斐|2012|p=}}、[[科学館]]や[[博物館]]にもよく連れていてもらっていた{{Sfn|荒井|2008|p=2}}{{Efn|父親は自動車会社でCADシステムの研究開発に従事していた{{Sfn|荒井|2008|p=2}}。}}。父が週末に持ち帰るパソコンが好きで、学校で習うよりも前にローマ字を習得していたという{{Sfn|甲斐|2012|p=}}。[[鴎友学園女子中学校・高等学校]]に通学し、中学時代から数学が得意であった{{Sfn|甲斐|2012|p=}}。また、高校時代は部活動で[[バンド (音楽)|バンド]]を組み、[[習い事]]で[[ピアノ]]のコンクールにも出場していた{{R|みらいぶ}}。
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 [[お茶の水女子大学]]理学部[[情報科学]]科に進学{{Sfn|甲斐|2012|p=}}。[[2005年]]には[[卒業研究]]の内容で[[計算機科学]]の国際学会[[Association for Computing Machinery|ACM]]の「Student Research Competition Grand Finals」1位を受賞する{{Sfn|荒井|2008|p=1}}。また、五十嵐は2004年・2005年と[[情報処理推進機構]]（IPA）の[[情報処理推進機構#未踏ソフトウェア創造事業|未踏ソフトウェア創造事業]]に取り組んでいたが、2005年は「ぬいぐるみモデラー」のプロジェクトで「天才プログラマー」{{Efn|name=ipa_p|「天才プログラマー」は一般名詞ではなく、IPAが未踏ソフトウェア創造事業で認定している名称{{R|天才}}。}}の認定を受ける{{Sfn|荒井|2008|p=1}}。

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