「武田信玄 (アーケードゲーム)」の版間の差分
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[[Category:武田信玄を題材とした作品]] |
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[[Category:日本で開発されたコンピュータゲーム]] |
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2020年7月17日 (金) 14:35時点における版
ジャンル | ベルトスクロールアクション |
---|---|
対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
|
開発元 | ジャレコ |
発売元 | ジャレコ |
音楽 | 多和田吏 |
人数 | 1 - 2人(同時プレイ) |
メディア |
業務用基板 (2.06メガバイト) |
稼働時期 |
1988年8月 |
デバイス |
8方向レバー 3ボタン |
システム基板 | メガシステム1 |
CPU | MC68000 (@ 12 MHz) |
サウンド |
MC68000 (@ 7 MHz) YM2151 (@ 3.5 MHz) OKI6295 (@ 30.303 kHz)×2 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 256×224 ピクセル 60.00Hz パレット1024色 |
『武田信玄』(たけだしんげん)は、1988年にジャレコから稼働されたアーケード用ベルトスクロールアクションゲーム。
概要
全4ステージ1周エンドで構成されたアクションゲームとなっており、2人同時プレイが可能。追加クレジットを投入すれば途中参加やコンティニュープレイも出来る。
1P側のプレイヤーは武田信玄を、2P側は武田信繁を操作し、敵兵を倒しながらアイテムを集めパワーアップや体力回復などを行いつつステージを進み、宿敵上杉謙信を倒せばゲームクリアとなる。なお信玄は赤の鎧、信繁は青の鎧を身につけ、それぞれカラーリングが異なるが性能差は無い。
ボタン操作は1レバー+3ボタン。3つのボタンはそれぞれ左攻撃・右攻撃・ジャンプとなっており、これにより、後退しながら前方の敵を攻撃することが可能となっている。
ゲーム内容
システム
次々と登場する敵兵・僧兵などを倒し、全滅させればクリアとなる任意スクロール型のアクション面、流鏑馬で的や敵兵・鳥・忍者などを撃ち落とすボーナス面、各面のボスの武将と1対1で対決するボス面の3種類があり、「アクション面→ボーナス面→アクション面→ボス面」の流れで1面が構成される(ゲーム中では「第○戦」と表記される)。
アイテム
特定の敵を倒すと文字アイテムが出現、時間の経過で「風」→「林」→「火」→「山」→「風」と文字が変化する。「風」「林」「火」「山」全てのアイテムを集めると飛び道具が使用可能となり、離れていても攻撃ができる。ただし、その面のみ有効で次の面に移ると全てのアイテムが無くなり、最初から集め直しとなる。なお風林火山のアイテムはプレイヤーアウトやコンティニューでも無くならず、そのまま持ち越される。
- 風 - 移動速度が上がる(一段階のみ)
- 林 - 手に軍配を持ち、防御力があがる(一段階のみ)
- 火 - 刀が光り、攻撃力が上がる(一段階のみ)
- 山 - 得点アイテム
- 武田菱 - 体力回復アイテム
- 銭・兜 - 得点アイテム
- P - 一定時間体が点滅し無敵状態となる。この間に斬り付けた敵は一撃で真っ二つになって画面外に吹き飛ぶ。
- 俵 - 面の各所に配置され、斬ると爆弾が転げだし爆風で敵を倒すことができる。
ステージ構成
- 第1戦 1542年諏訪氏攻撃
- 第2戦 1548年塩尻峠の戦い
- 小笠原長時 - 鎖鎌を得物とし、間合いが離れていても攻撃をしてくる。
- 第3戦 1550年戸石崩れ
- 村上義清 - 離れていると大砲を連射して攻撃、間合いが近いと大砲を打撃武器にして攻撃してくる。
- 第4戦 1561年川中島の戦い
- 上杉謙信 - 太刀を振るだけの影武者を倒すと、流鏑馬面を挟み本物が登場。太刀攻撃に加え、射程無限の短刀を投げて攻撃してくる。
移植版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 武田信玄 | 1989年7月28日 |
PCエンジン | エイコム | エイコム | 2メガビットロムカセット[1] | AC89002 | - |
- PCエンジン版
1989年にエイコムから発売。「上杉謙信を倒すアクションゲーム」という骨子は変わらないが、業務用の難易度を緩和し、全体的に大幅なアレンジが施された。
- 変更点
- 一人プレイ専用となり、武田信玄のみで出撃する。
- 2ボタンのPCエンジン純正パッドを考慮され、左右攻撃が廃止。キャラが向いた方向に攻撃する仕様となる。
- 流鏑馬面が無くなり、ステージを進み、最後にいるボスを倒すと次の面に進むという流れに変わった。
- 業務用のBGMがそのまま使われているが、業務用のボス戦BGMが1面BGMに使われるなど、演奏箇所の変更がなされた。また4面で使われるBGMの殆どがオリジナルのものに差し替えられた。
- スコアの概念を撤廃。残機制と体力制の併用から体力制のみとなり、体力が尽きるとその場でゲームオーバーとなる。
- コンテュニューは標準装備されていないが隠しコマンドで使用可能。
- 敵を倒すとお金と経験値が増え、経験値を積むと風林火山の技を順に会得する。体力回復や武器のパワーアップはステージクリア後に登場する商人からアイテムを買うことで行う。
- 新たにしびれ薬がアイテムとして登場、取ると一定時間敵の動きを止めることができる。それ以外の登場アイテムは体力回復と爆弾のみになった。
- キャラのスピードアップは出来ない。ただし山の技の性能を利用しダッシュで移動することができる。
- 最終ボスである上杉謙信に敗れた場合、コンティニューできずそのままバッドエンドとなる。
- 技
- 風の技 - ジャンプすると自動的に発動。ジャンプしながら敵を斬る兜割りの技。
- 林の技 - 左or右+IIボタン短めの同時押し。剣を槍のようにして突き刺す。攻撃を武器で防ぐ敵に対して有効。
- 火の技 - I+IIボタン同時押し。振り向き様に背後の敵を斬る。連続して入力することで、その場で剣を水平方向に360度振り回し死角が無くなる。
- 山の技 - 左or右+IIボタン長めの同時押し。ダッシュしながら複数の敵をまとめて斬る胴斬りの技。耐久力のある敵に対して使うとノックバックしながら連続でダメージ判定が入り、大ダメージを与えることができる。
評価
評価 | ||||||||||||
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- PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では5・4・6・3の合計18点[2]、『月刊PCエンジン』では60・75・70・65・65の平均67点、『マル勝PCエンジン』では4・5・5・7の合計21点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.18(満30点)点となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で468位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「宿敵、上杉謙信を倒すために、武田信玄が単身敵地に乗り込むという大胆な設定。敵も味方も剣で斬りあうというチャンバラのノリがユニーク」と設定に関して肯定的な意見を述べつつも、「キャラが大きく、動きがわりと大ざっぱ」とゲーム性に関しては否定的なコメントで紹介されている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.08 | 2.82 | 2.75 | 3.02 | 2.63 | 2.89 | 17.18 |
脚注
- ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、18頁。
- ^ a b “武田信玄 まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月12日閲覧。