コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「HCard」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 体裁
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: sourceタグをsyntaxhighlightタグに置換 (Category:非推奨のsourceタグを使用しているページ) - log
9行目: 9行目:
==使用例==
==使用例==
HTMLではこのように記述される:
HTMLではこのように記述される:
<source lang="xml">
<syntaxhighlight lang="xml">
<ul>
<ul>
<li>Joe Doe</li>
<li>Joe Doe</li>
17行目: 17行目:
<li><a href="http://example.com/">http://example.com/</a></li>
<li><a href="http://example.com/">http://example.com/</a></li>
</ul>
</ul>
</syntaxhighlight>
</source>


これにマイクロフォーマットマークアップが加わると以下のようになる:
これにマイクロフォーマットマークアップが加わると以下のようになる:


<source lang="xml">
<syntaxhighlight lang="xml">
<link rel="profile" href="http://microformats.org/profile/hcard">
<link rel="profile" href="http://microformats.org/profile/hcard">
...
...
33行目: 33行目:
<li><a class="url" href="http://example.com/">http://example.com/</a></li>
<li><a class="url" href="http://example.com/">http://example.com/</a></li>
</ul>
</ul>
</syntaxhighlight>
</source>
ここでは「fn」<ref>http://microformats.org/wiki/hcard#Property_List の仕様ではフレンドリー名が定義されていないが、"formal name(正式名)"、"formatted name(フォーマット名)"、"family name(ファミリーネーム)"などと取れる</ref>、「org」(組織)、「tel」(電話番号)、「url」([[URL|ウェブアドレス]])といったプロパティが特定のクラス名を使うことで識別されており、全体を<code>class="vcard"</code>で内包しているがこれはhcardという他のクラス形式を指していて、偶然に名付けられたわけではない。もしhCardが組織や開催地の場合、「fn」と「org」は<code><nowiki><span class="fn org">Wikipedia</span></nowiki></code>や<code><nowiki><span class="fn org">Wembley Stadium</span></nowiki></code>といった同じ要素で使用される。その他任意使用のhCardクラスも存在する。
ここでは「fn」<ref>http://microformats.org/wiki/hcard#Property_List の仕様ではフレンドリー名が定義されていないが、"formal name(正式名)"、"formatted name(フォーマット名)"、"family name(ファミリーネーム)"などと取れる</ref>、「org」(組織)、「tel」(電話番号)、「url」([[URL|ウェブアドレス]])といったプロパティが特定のクラス名を使うことで識別されており、全体を<code>class="vcard"</code>で内包しているがこれはhcardという他のクラス形式を指していて、偶然に名付けられたわけではない。もしhCardが組織や開催地の場合、「fn」と「org」は<code><nowiki><span class="fn org">Wikipedia</span></nowiki></code>や<code><nowiki><span class="fn org">Wembley Stadium</span></nowiki></code>といった同じ要素で使用される。その他任意使用のhCardクラスも存在する。


61行目: 61行目:


以下のように入力している(分かりやすくするために内包している):
以下のように入力している(分かりやすくするために内包している):
<source lang="xml">
<syntaxhighlight lang="xml">
<div class="vcard">
<div class="vcard">
<div class="fn org">Wikimedia Foundation Inc.</div>
<div class="fn org">Wikimedia Foundation Inc.</div>
76行目: 76行目:
</div>
</div>
</div>
</div>
</syntaxhighlight>
</source>


この使用例では「fn」と「org」のプロパティは1つの要素として組み合わせていて、これは人物ではなく組織のためのhCardであることを指し示している。
この使用例では「fn」と「org」のプロパティは1つの要素として組み合わせていて、これは人物ではなく組織のためのhCardであることを指し示している。

2020年7月5日 (日) 23:07時点における版

hCardとは人物、企業、団体、場所の詳細な連絡先(名前だけになることもある)を(X)HTMLAtomRSSや任意のXMLで生成するマイクロフォーマットである[1]。hCardマイクロフォーマットはvCard (RFC 2426)のプロパティと値の表記法を使って行い、HTMLクラスと「rel」属性を使用して識別する。

詳細を書き出したり、表示したり、他のウェブサイトやマッピングツールでの使用、索引や検索、アドレスブックプログラムへの読み込みをするための構文解析ツール(例として他のウェブサイトやFirefoxOperator)に対応している。

2009年5月、GoogleはhCard、hReviewhProductといったマイクロフォーマットの構文解析に対応し、検索結果ページで事前設定できるようにしたと発表[2]、2010年9月にはローカル検索結果ページにhCard、hReviewの情報を表示させる意向を発表した[3]。2011年2月、Facebookもイベント会場のマークアップにhCardの使用を開始した[4]

使用例

HTMLではこのように記述される:

<ul>
    <li>Joe Doe</li>
    <li>Jo</li>
    <li>The Example Company</li>
    <li>604-555-1234</li>
    <li><a href="http://example.com/">http://example.com/</a></li>
</ul>

これにマイクロフォーマットマークアップが加わると以下のようになる:

<link rel="profile" href="http://microformats.org/profile/hcard">
...
</head>
...
<ul class="vcard">
    <li class="fn">Joe Doe</li>
    <li class="nickname">Jo</li>
    <li class="org">The Example Company</li>
    <li class="tel">604-555-1234</li>
    <li><a class="url" href="http://example.com/">http://example.com/</a></li>
</ul>

ここでは「fn」[5]、「org」(組織)、「tel」(電話番号)、「url」(ウェブアドレス)といったプロパティが特定のクラス名を使うことで識別されており、全体をclass="vcard"で内包しているがこれはhcardという他のクラス形式を指していて、偶然に名付けられたわけではない。もしhCardが組織や開催地の場合、「fn」と「org」は<span class="fn org">Wikipedia</span><span class="fn org">Wembley Stadium</span>といった同じ要素で使用される。その他任意使用のhCardクラスも存在する。

現在、情報の書き出し、アドレスブックといった他のアプリケーションへの転送をするためにブラウザのプラグインといったソフトウェアでも使用することができる。

Geoとadr

GeoマイクロフォーマットとはhCard仕様の1つでhCardに場所の座標を含めるためにしばしば使用される。

hCardの「adr」部もスタンドアロンのマイクロフォーマットとして使用できる。

現行の使用例

これはウィキメディア財団の2010年10月28日現在の現行hCardとしての詳細な連絡先である:

Wikimedia Foundation Inc.
149 New Montgomery Street, 3rd Floor
San Francisco, CA 94105
USA
Phone: +1-415-839-6885
Email:
Fax: +1-415-882-0495

以下のように入力している(分かりやすくするために内包している):

<div class="vcard">
    <div class="fn org">Wikimedia Foundation Inc.</div>
    <div class="adr">
        <div class="street-address">149 New Montgomery Street, 3rd Floor</div>
        <div> <span class="locality">San Francisco</span>, <abbr class="region" title="California">CA</abbr> <span class="postal-code">94105</span></div>
        <div class="country-name">USA</div>
    </div>
    <div>Phone: <span class="tel">+1-415-839-6885</span></div>
    <div>Email: <span class="email">info@wikimedia.org</span></div>
    <div class="tel">
        <span class="type">Fax</span>:
        <span class="value">+1-415-882-0495</span>
    </div>
</div>

この使用例では「fn」と「org」のプロパティは1つの要素として組み合わせていて、これは人物ではなく組織のためのhCardであることを指し示している。

他の属性

その他、通常使用されるhCardの属性には以下のものがある

  • bday - 人物の誕生日
  • email
  • honorific-prefix
  • honorific-suffix
  • label - 非グラニュラーアドレス
  • logo
  • nickname
  • note - 任意のテキスト
  • photo
  • post-office-box

関連項目

脚注

  1. ^ Sikos, Leslie (2011). Web Standards: Mastering HTML5, CSS3, and XML. Apress. ISBN 978-1430240419. http://books.google.com/books?id=c4_wQQ1iajgC&dq 2013年5月10日閲覧。 
  2. ^ Goel, Kavi (2009年5月12日). “Introducing Rich Snippets”. Google Webmaster Central Blog. Google. 2009年5月25日閲覧。
  3. ^ Blumenthal, Mike (2010年9月22日). “Google Announces Full Support for Microformats in Local”. Understanding Google Maps. 2010年9月30日閲覧。
  4. ^ Protalinski, Emil (2011年2月18日). “Facebook adds hCalendar and hCard microformats to Events”. ZDNet. 24 March 2011閲覧。
  5. ^ http://microformats.org/wiki/hcard#Property_List の仕様ではフレンドリー名が定義されていないが、"formal name(正式名)"、"formatted name(フォーマット名)"、"family name(ファミリーネーム)"などと取れる
  6. ^ http://microformats.org/wiki/microformats2
  7. ^ http://microformats.org/wiki/h-card
  8. ^ http://microformats.org/wiki/Main_Page
  • Allsopp, John (2007). Microformats: Empowering Your Markup for Web 2.0. Berkeley: Friendsof. p. 125. ISBN 1-59059-814-8 

外部リンク