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「COBOL/S」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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'''COBOL/S'''とは[[NEC]]の汎用機([[Advanced Comprehensive Operating System|ACOS]])用にNEC独自拡張した[[COBOL]]言語であり、簡略化用言語、構造化言語、デシジョンテーブル用言語、ドキュメント用言語を付加したものである。1969年に[[水野幸男]]が[[篠沢昭二]]らとともに構造化プログラミングができるように機能拡張を実施した。Sは、Structure(構造化)の意味である。実装としては、COBOL/S言語で書かれた言語を通常のCOBOL言語に変換するプリプロセッサとして動作する。現在では、ACOS以外にHP-UXやWindows上でも提供されている。以下のような制御文が拡張されている。
'''COBOL/S'''とは[[NEC]]の汎用機([[Advanced Comprehensive Operating System|ACOS]])用にNEC独自拡張した[[COBOL]]言語であり、簡略化用言語、構造化言語、デシジョンテーブル用言語、ドキュメント用言語を付加したものである。1969年に[[水野幸男]]が[[篠沢昭二]]らとともに構造化プログラミングができるように機能拡張を実施した。Sは、Structure(構造化)の意味である。実装としては、COBOL/S言語で書かれた言語を通常のCOBOL言語に変換するプリプロセッサとして動作する。現在では、ACOS以外にHP-UXやWindows上でも提供されている。以下のような制御文が拡張されている。
==IF文==
==IF文==
<source lang="cobol">
<syntaxhighlight lang="cobol">
IF: [条件式]
IF: [条件式]
[処理1]
[処理1]
8行目: 8行目:
[処理2]
[処理2]
END:
END:
</syntaxhighlight>
</source>
==CASE文==
==CASE文==
<source lang="cobol">
<syntaxhighlight lang="cobol">
CASE:
CASE:
OF: [条件式1]
OF: [条件式1]
20行目: 20行目:
[処理n]
[処理n]
END:
END:
</syntaxhighlight>
</source>
==LOOP文==
==LOOP文==
<source lang="cobol">
<syntaxhighlight lang="cobol">
LOOP:
LOOP:
[処理]
[処理]
END:
END:
</syntaxhighlight>
</source>
==WHILE文==
==WHILE文==
<source lang="cobol">
<syntaxhighlight lang="cobol">
WHILE: [条件式]
WHILE: [条件式]
[処理]
[処理]
END:
END:
</syntaxhighlight>
</source>


[[Category:COBOL]]
[[Category:COBOL]]

2020年7月5日 (日) 23:05時点における版

COBOL/SとはNECの汎用機(ACOS)用にNEC独自拡張したCOBOL言語であり、簡略化用言語、構造化言語、デシジョンテーブル用言語、ドキュメント用言語を付加したものである。1969年に水野幸男篠沢昭二らとともに構造化プログラミングができるように機能拡張を実施した。Sは、Structure(構造化)の意味である。実装としては、COBOL/S言語で書かれた言語を通常のCOBOL言語に変換するプリプロセッサとして動作する。現在では、ACOS以外にHP-UXやWindows上でも提供されている。以下のような制御文が拡張されている。

IF文

IF: [条件式]
 [処理1]
ELSE:
 [処理2]
END:

CASE文

CASE:
OF: [条件式1
 [処理1]
OF: [条件式2
 [処理2]
・・・
OTHER:
 [処理n]
END:

LOOP文

LOOP:
 [処理]
END:

WHILE文

WHILE: [条件式]
 [処理]
END: