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「Atom (ウェブ標準)」の版間の差分

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=== サンプル ===
=== サンプル ===
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<syntaxhighlight lang="xml">
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</feed>
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</syntaxhighlight>
</source>


== Atom Publishing Protocol ==
== Atom Publishing Protocol ==

2020年7月5日 (日) 22:45時点における版

Atom
ウェブブラウザで使われているAtomフィードアイコン
拡張子.Atom
MIMEタイプapplication/atom+xml,
application/atomcat+xml,
application/atomsvc+xml
タイプコードSyndication
派生元XML

Atom(アトム)とは、ウェブ上の各種コンテンツを配信するためのXML文書フォーマット及びコンテンツの編集を行なうための通信プロトコルなど幾つかの仕様群の総称である。

概要

主な仕様は上記の2つ。1つはコンテンツを配信するためのフィードのフォーマットを規定する「Atom配信フォーマット」 (Atom Syndication Format)、もう1つはウェブ上のコンテンツを編集するための「Atom出版プロトコル」 (Atom Publishing Protocol) で、通称Atom APIまたはAtomPPとも呼ばれる事がある。

元々、The Atom Projectとして、有志がウィキやメーリングリストで議論しながら草の根的に始まり、現在、活動の場所はIETF (Internet Engineering Task Force) に引き継がれてワーキンググループとして標準化活動が行なわれている。

Atomワーキンググループが掲げるモットーは以下の4つである。

  • 特定のベンダに依存しない
  • すべての人が自由に実装できる
  • 誰でも自由に拡張可能である
  • 仕様を明確に且つ詳細に定義する

Atom Syndication Format

ウェブサイトの更新情報等のメタデータやコンテンツの配信 (Syndication)、保存 (Archive) を受け持つXML文書の仕様。ブログやニュースをRSS・Atomアグリゲータ(RSSリーダーとも呼ばれる)アプリケーションで購読する際に用いるのが、この形式で記述されたファイルとなる。ほとんどのRSS・Atomアグリゲータは、RSSの各バージョンとAtomをサポートする。単にAtomといった場合、このフォーマットを指していることが多い。

用途

ブログやニュースサイトの更新情報の配信のみにとどまらず、MP3や動画などのリッチメディアの配信にも用いることが出来る。拡張性が高いため、メタデータの流通方法として汎用的に利用することが可能となっている。

現状

IETFにおいてRFC 4287として仕様が公開され、広く利用されている。

サンプル

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">

 <title>Example Feed</title>
 <link href="http://example.org/"/>
 <updated>2003-12-13T18:30:02Z</updated>
 <author>
   <name>John Doe</name>
 </author>
 <id>urn:uuid:60a76c80-d399-11d9-b93C-0003939e0af6</id>

 <entry>
   <title>Atom-Powered Robots Run Amok</title>
   <link href="http://example.org/2003/12/13/atom03"/>
   <id>urn:uuid:1225c695-cfb8-4ebb-aaaa-80da344efa6a</id>
   <updated>2003-12-13T18:30:02Z</updated>
   <summary>Some text.</summary>
 </entry>

</feed>

Atom Publishing Protocol

ブログやウィキなどのウェブ上のコンテンツ(リソース)を編集するためのアプリケーションレベルの通信プロトコル。これにより、Atom出版プロトコルに対応したアプリケーションに対し、デスクトップ上のソフトウェアやデータベース、携帯などのモバイル機器との直接の連携が可能になる。略称はもともとAtomPPであったが、その後にAtomPubと呼ばれるようになった。

Atom出版プロトコルはHTTPベースの通信プロトコルで、RESTのアーキテクチャスタイルに準拠している。また、通信でやり取りされるフォーマットは「Atom配信フォーマット」ベースのXML文書となっている。

用途

デスクトップやモバイルとウェブとを繋ぐ掛け橋として、様々な用途に用いることが出来る。すでにデスクトップやモバイルのアプリケーションからブログへ投稿したり編集するためのアプリケーションが多数存在する。

現状

IETFに移管される以前はAtom APIと呼ばれていたが、「Atom出版プロトコル」 (Atom Publishing Protocol) という正式名称に変更された。現在、RFC 5023として仕様が公開されている。

また、Atom APIと呼ばれていた頃のドラフト仕様 0.9を用いて、ブログ関連のアプリケーションでは実際に広く利用されている。

事例

Atom APIサーバ実装

Atom APIクライアント実装

関連項目

外部リンク