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2020年7月3日 (金) 06:13時点における版
蒋仁(しょう じん、男性、1743年 - 1795年)は、中国清朝嘉慶道光期の篆刻家・書家である。西泠四家に加えられる。
元々は名を泰、字を階平といったが、入手した漢印に「蒋仁」と刻してあったことに因んで改名した。 号は山堂・吉羅居士・女牀山民・罨画渓山院主。浙江仁和の人。
略伝
艮山(浙江杭州城東北にある門の名)の門外にある四阿に住んだ。孤高な性格で人との付き合いが少なく、一度も仕官することなく布衣として過ごした。
書は米芾・王羲之・王献之・孫過庭・顔真卿・楊凝式に学び、その行書・楷書は当代第一と謳われた。また格調高い詩文を詠んだ。
篆刻は丁敬に直接師事した。力強く素朴な風格ある作風だったが、人に渡ることが少なく、作品はあまり伝存していない。
著書
- 『吉羅居士印譜』
出典
- 沙孟海 『篆刻の歴史と発展』中野遵・北川博邦共訳 東京堂出版、昭和63年、ISBN 4490201443。
- 銭君匋・葉潞淵『篆刻の歴史と鑑賞』高畑常信訳 秋山書店<秋山叢書>、昭和57年。