コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「深見けん二」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 http:// -> {{Wayback}} (homepage3.nifty.com) (Botによる編集)
Cewbot (会話 | 投稿記録)
38行目: 38行目:
{{デフォルトソート:ふかみ けんし}}
{{デフォルトソート:ふかみ けんし}}
[[Category:俳人]]
[[Category:俳人]]
[[Category:JXTGグループの人物]]
[[Category:ENEOSグループの人物]]
[[Category:東京大学出身の人物]]
[[Category:東京大学出身の人物]]
[[Category:福島県出身の人物]]
[[Category:福島県出身の人物]]

2020年6月29日 (月) 13:45時点における版

深見 けん二(ふかみ けんじ、1922年3月5日 - )は、福島県出身の俳人。本名は謙二。高玉鉱山(現・郡山市)に生まれる。父の転勤で東京に移り、府立第五中学校を経て東京帝国大学工学部冶金科を卒業。卒業後は東大冶金科研究室勤務を経て日本鉱業入社。日興エンジニアリング勤務。

高校時代の1941年より高浜虚子に師事、20歳の頃に深川正一郎の指導を受ける。大学卒業後「ホトトギス新人会」を結成。1952年より山口青邨にも師事し、1953年に青邨の「夏草」同人。1959年に「ホトトギス」同人。1989年、「珊」創刊同人。1991年、「Fの会」を土台として「花鳥来」を創刊、主宰。同年に句集『花鳥来』で第31回俳人協会賞2006年『日月』で第21回詩歌文学館賞俳句部門、2014年『菫濃く』で第13回山本健吉賞および第48回蛇笏賞を受賞。

代表的な句に「薄氷の吹かれて端の重なれる」など。19歳より虚子に直接学んだ花鳥諷詠客観写生の実践と普及に努める。俳人協会名誉会員、日本文藝家協会会員、楊名時太極拳師範。

著書

句集

  • 『父子唱和』 近藤書店、1956年
  • 『雪の花』 玉藻社、1977年
  • 『星辰』 東京美術、1982年
  • 『花鳥来』 角川書店、1991年
  • 『余光』
  • 『日月』 ふらんす堂、2005年
  • 『蝶に会ふ』 ふらんす堂、2009年
  • 『菫濃く』 ふらんす堂、2013年
  • 『水影』 ふらんす堂、2006年

俳書

  • 『虚子の天地』 蝸牛社、1996年
  • 『虚子『五百句』入門』 蝸牛新社、2003年
  • 『四季を詠む』 日本放送協会出版、2003年
  • 『吟行入門 私の武蔵野探勝』 小島ゆかりとの共著、日本放送協会出版、2003年
  • 『折にふれて』 ふらんす堂、2007年
  • 『選は創作なり―高浜虚子を読み解く』 NHK出版、2011年

参考文献

  • 稲畑汀子編 『ホトトギスの俳人101』 新書館、2010年、72-73頁
  • 稲畑汀子、大岡信、鷹羽狩行監修 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年、484-485頁

外部リンク