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「アレクサンドル・ドルゴポロフ」の版間の差分

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2020年6月20日 (土) 11:43時点における版

アレクサンドル・ドルゴポロフ
Alexandr Dolgopolov
アレクサンドル・ドルゴポロフ
基本情報
フルネーム Alexandr Oleksandrovych Dolgopolov
愛称 ドルゴ
国籍  ウクライナ
出身地 同・キエフ
生年月日 (1988-11-07) 1988年11月7日(36歳)
身長 180cm
体重 71kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2006年
ツアー通算 4勝
シングルス 3勝
ダブルス 1勝
生涯獲得賞金 7,125,771 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(2011)
全仏 3回戦(2010・11)
全英 3回戦(2013・14)
全米 4回戦(2011・17)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2011・14)
全仏 2回戦(2010-12)
全英 1回戦(2010)
全米 1回戦(2010-13)
国別対抗戦最高成績
ホップマン杯 準優勝(2016)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 13位(2012年1月16日)
ダブルス 42位(2012年1月9日)
2019年6月26日現在

アレクサンドル・オレクサンドロヴィチ・ドルゴポロフAlexandr Oleksandrovych Dolgopolov , ウクライナ語: Олександр Олександрович Долгополов, 1988年11月7日 - )は、ウクライナキエフ出身の男子プロテニス選手。2011年BNPパリバ・オープン男子ダブルス優勝、2011年全豪オープン男子シングルスでベスト8がある。これまでにATPツアーでシングルス3勝、ダブルス1勝を挙げている。

自己最高ランキングはシングルス13位、ダブルス42位で、ウクライナのNo.1プレイヤー。身長180cm、体重71kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。旧名はオレクサンドル・ドルゴポロフ・ジュニア(Oleksandr Dolgopolov Jr.)で2010年5月に改名した。

来歴

アンドレイ・メドベデフのコーチだった父のオレクサンドル・ドルゴポロフの手ほどきで3歳からテニスを始める。母のエレナは体操競技の選手で欧州選手権で金メダルと銀メダルを獲得したことがある。2006年にプロに転向。2007年全豪オープンから4大大会の予選に挑戦を始め、3年後の2010年全仏オープンで本戦初出場を果たし、1回戦でアルノー・クレマンを3-6, 7-6(5), 3-6, 6-3, 6-3で、2回戦でフェルナンド・ゴンサレスを6-3, 6-4, 6-3で破り3回戦に進出した。

2011年全豪オープンでは本戦初出場ながら快進撃を続け、3回戦で第13シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガを3-6, 6-3, 3-6, 6-1, 6-1で、4回戦で第4シードのロビン・セーデリングを1-6, 6-3, 6-1, 4-6, 6-2で破りベスト8に進出する。準々決勝では第5シードのアンディ・マリーに5-7, 3-6, 7-6(3), 3-6で敗れた。2月のブラジル・オープンではツアー初の決勝に進出。ニコラス・アルマグロに3-6, 6-7(3)で敗れて準優勝となった。メキシコ・オープンでもベスト4に進出した。

2011年3月のBNPパリバ・オープンではグザビエ・マリスと組み北京五輪金メダルのロジャー・フェデラー&スタニスラス・ワウリンカ組を、6-4, 6-7(5), [10-7]で破りツアー初のダブルスのタイトルを獲得した。7月のクロアチア・オープンではシングルス決勝で地元のマリン・チリッチを6-4, 3-6, 6-3で破り、シングルス初優勝を果たした。

2012年8月のシティ・オープンでは決勝でトミー・ハースを6–7(7), 6–4, 6–1で破りツアー2勝目を挙げた。

2014年2月のリオ・オープンでは決勝でラファエル・ナダルに敗れたが、3月のBNPパリバ・オープンでは3回戦でラファエル・ナダルを6-3, 3-6, 7-6(5)で破り世界ランキング1位に初めて勝利し、ベスト4に進出した。マイアミ・オープンでは世界3位のスタン・ワウリンカを破りベスト8進出。

2015年1月、ブリスベン国際錦織圭とダブルスを組んで出場。準優勝を飾る。

2015年8月のシンシナティ・マスターズでは第4シードの錦織圭が大会直前に欠場したため、予選通過者の中から抽選で選ばれたドルゴポロフが錦織の第4シードの枠に入った。そしてバーナード・トミックイェジ・ヤノヴィッツ、第6シードのトマーシュ・ベルディハに勝利し準決勝進出、準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチに敗れるも第1セットを取る健闘を見せた。

2016年、目立った成績は残せなかった。

2017年2月のアルゼンチン・オープンでは3年ぶりにツアー決勝進出。決勝では錦織圭に7-6(4), 6-4で勝利し、5年ぶりのツアー優勝を果たした[1]

2018年はBNLイタリア国際を最後に手首の怪我により欠場した。2019年5月22日に自身のSNSで復帰について言及した[2]

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 9回 (3勝6敗)

大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (1–2)
ATPワールドツアー・250シリーズ (2–4)
サーフェス別タイトル
ハード (1–3)
クレー (2–3)
芝 (0-0)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2011年2月12日 ブラジルの旗 コスタ・ド・サイペ クレー スペインの旗 ニコラス・アルマグロ 3-6, 6-7(3)
優勝 1. 2011年7月31日 クロアチアの旗 ウマグ クレー クロアチアの旗 マリン・チリッチ 6-4, 3-6, 6-3
準優勝 2. 2012年1月8日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード イギリスの旗 アンディ・マリー 1-6, 3-6
優勝 2. 2012年8月5日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード ドイツの旗 トミー・ハース 6–7(7), 6–4, 6–1
準優勝 3. 2012年10月28日 スペインの旗 バレンシア ハード (室内) スペインの旗 ダビド・フェレール 1-6, 6-3, 4-6
準優勝 4. 2014年2月23日 ブラジルの旗 リオデジャネイロ クレー スペインの旗 ラファエル・ナダル 3-6, 6-7(3)
優勝 3. 2017年2月19日 アルゼンチンの旗 ブエノスアイレス クレー 日本の旗 錦織圭 6-4, 7-6(4)
準優勝 5 2017年7月23日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スペインの旗 ダビド・フェレール 4–6, 4–6
準優勝 6. 2017年10月1日 中華人民共和国の旗 深圳 ハード ベルギーの旗 ダビド・ゴフィン 4–6, 7–6(5), 3–6

ダブルス: 2回 (1勝1敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2011年3月18日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード ベルギーの旗 グザビエ・マリス スイスの旗 ロジャー・フェデラー
スイスの旗 スタニスラス・ワウリンカ
6–4, 6–7(5), [10–7]
準優勝 1. 2015年1月10日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード 日本の旗 錦織圭 イギリスの旗 ジェイミー・マリー
オーストラリアの旗 ジョン・ピアース
3-6、6-7(4)

ホップマンカップ: 1回 (1敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2016年1月9日 ホップマンカップ2016 ハード ウクライナの旗 エリナ・スビトリナ オーストラリアの旗 ダリア・ガブリロワ
オーストラリアの旗 ニック・キリオス
0–2

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 通算成績
全豪オープン LQ LQ LQ LQ QF 3R 1R 2R 1R 2R 2R 3R 11–8
全仏オープン LQ LQ A 3R 3R 1R 1R 2R 1R A 2R A 6–7
ウィンブルドン A A A 2R 1R 2R 3R 3R 2R 2R 1R A 8–8
全米オープン A A A 1R 4R 3R 2R A 1R 1R 4R A 9–7

脚注

  1. ^ ドルゴポロフ、錦織倒し5年ぶりVに笑顔「やっと勝てた。完璧な1週間」”. サンスポ. 2017年2月20日閲覧。
  2. ^ ドルゴポロフ 復帰の可能性”. news.tennis365.net. 2019年6月26日閲覧。

外部リンク