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2020年6月20日 (土) 09:24時点における版
インタミン (Intamin AG)は、スイスに本部をおく遊戯機械(主に遊園地の遊具)やモノレールなどを設計・製造する企業。1967年創業[1]。日本法人としてインタミン・ジャパン株式会社が東京都杉並区に所在している。
概要
主にローラーコースターなどの絶叫マシンを多く手がけており、2010年10月に稼働した世界最速(2019年4月現在)である最高時速240kmのコースターなどを開発している。無重力から最大5Gまでを体感できる垂直落下型マシン「フリーフォール」を開発した先駆者である。現在はタワー型のもの(製品名はジャイアント・ドロップ)が普及している。
2007年現在、12種類以上のコースターの製造を行っており、これらのコースターの受注品のうち半数以上が特注品である[1]。コースターの開発にあたっては設計上の計算やエンジニアリングに数千ユーロの開発費がかけられている[1]。
インタミン社は交通システムの開発も行っている。2000年代前半にリニアモーターカーへのエネルギー供給のための油圧式のシステムの特許を取得し、この油圧式発射システムの技術は急発進型のコースターに応用されている[1]。
導入された遊園地
括弧内はインタミン社における製品モデル名称。
稼働機種数は西武グループのアミューズメント施設が最も多く、その他にも大手レジャー施設に導入されている。
- フリーフォール
- サンダードルフィン(メガコースター)
- タワーハッカー(ジャイアント・ドロップ) - 営業終了
- リニアゲイル(サスペンデッド・インパルス・コースター) - 営業終了
- スピニングコースター舞姫(スピニング・マウス) - 他社製品だが、輸入・納入を担当。営業終了
- ブルーフォール(ジャイアント・ドロップ)
- アクアライドII(ラピッド・ライド)
- バイキング(バウンティ)
- シーパラダイスタワー(スーパー・ジャイロタワー)
- メリーゴーランド
- レッドバロン
- ドランケン・バレル
- ピーターパン(ピーター・パン・ライド)
- ギャラクシーエクスプレス999(ダーク・コースター)- 営業終了
- ジャイロタワー(スーパー・ジャイロタワー)
- バイキング(バウンティ)
- フライト・トレーナー - 営業終了
- ルーピングスターシップ - 営業終了
- ユネスコ村(営業終了)
- UFO(フライング・アイランド)
- メリーゴーランド
- シミュレーションシアター(ダークライド)
- バーチャルライドシアター(ダイナミック・モーション・シミュレーター)
- ルーピングスターシップ
- フリーフォール - 営業終了
- スーパーバウンティ(バウンティ)
- スプラッシュフォール(スピル・ウォーター) - 営業終了
- ルーピングスターシップ - 営業終了
- バーチャルシアター(ダイナミック・モーション・シミュレーター)
- オブザベーション・タワー(スーパー・ジャイロタワー)
- ホワイトサイクロン(木製コースター)- 2019年3月にハイブリッド化し「白鯨」としてオープン
- フリーフォール
- スカイトレーナー(フライト・トレーナー) - 営業終了
- スペースシャトル(ルーピングスターシップ)
- レッドバロン
- フライングアイランド - なばなの里に「アイランド富士」として移設
- 奈良ドリームランド(2006年営業終了)
- ASKA(木製コースター)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド - 他社製品だが、輸入・納入を担当。
- エルフ(木製コースター)
- メテオ(ジャイアント・ドロップ)
- パチャンガ(ラピッド・ライド)
- フリーフォール
- スペースワールド(2018年営業終了)
- ザターン(アクセラレーター)
- フリーフォールG.O.(フリーフォール)
- ジュピター(木製コースター)
- ニュートン(ジャイアント・ドロップ)
- その他の施設
- ハーフパイプ - ドン・キホーテ六本木店。店舗の屋上に設置されたU字型のレールを往復するコースターとして2005年12月にオープン予定だった。2013年に東京地裁は運転時に建物で震度3に相当する揺れが発生し解決策がないため8億5900万円の賠償を命じた。2017年に解体された。[2]
- えびすタワー(観覧車) - ドン・キホーテ道頓堀店。レールの亀裂のため2008年6月より休止していたが、2018年1月19日より営業再開。
- ヤバフォ(フリーフォール)ナンバヒップス。2007年に運行も即日故障により休止、2008年に廃止。
交通システム
国外の交通システム向けに、商用モノレールを製造している。