「青年 (森鷗外)」の版間の差分
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2020年6月18日 (木) 12:41時点における版
『青年』(せいねん)は、森鷗外の長編小説。1910年3月から翌年8月まで「スバル」に連載。
一青年の心の悩みと成長を描き、利他的個人主義を主張した作品。夏目漱石の『三四郎』(1908年新聞連載)に影響されて書かれたもので、ともに青春小説の代表作。
あらすじ
作家志望の小泉純一は上京すると、著名作家のもとを訪ねたり、親しくなった医学生大村に啓発されたりしていた。ある日劇を見に行ったとき、偶然知り合った坂井未亡人と知り合い、以後親しくなる。
次第に純一は坂井未亡人のことが忘れられなくなり、未亡人を追って箱根へ向かう。だが未亡人は岡村という画家と一緒であった。純一はそこで未亡人を、美しい肉体が横たわっているだけだと感じる。そのとき純一は、何か書こうと思えば書けるような気がした。そして当初思い描いていた現代小説ではなく、伝説を元にした小説を書こうと決心する。
映像作品
フジテレビ 文學ト云フ事 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
朝雲
(1994年8月2日) |
青年
(1994年8月9日) |
或る少女の死まで
(1994年8月16日) |
関連項目
- 自由劇場 - 第1回の公演を主人公の純一が鑑賞する。
外部リンク
- 『青年』:新字新仮名 - 青空文庫
- 『青年』 - 国立国会図書館