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2020年6月18日 (木) 12:08時点における版
小堀 鴎一郎（こぼり おういちろう、1938年2月5日[1] - ）は、日本の医師。埼玉県新座市の堀ノ内病院に勤務する。父は小堀四郎、母は小堀杏奴、母方の祖父は森鷗外[1]。
人物
東京出身。東京大学医学部卒業後、外科医として食道癌を専門とし[2]、東京大学医学部附属病院第一外科、国立国際医療研究センターに勤務した[3]。国際医療研究センターでは病院長を務めた[2][4]。
定年退職後、堀ノ内病院に赴任。当初は現場で手術をしたい思いがあったが、後に在宅患者への訪問診療に携わるようになる[4][1]。2018年、自身の訪問診療医としての看取りの経験を基に『死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者』を執筆した[3]。同書で第67回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
著書
- 『死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者』みすず書房、2018年5月。ISBN 978-4622086901。
共編著
- 『癌 現況と最新治療』 (外科臨床ハンドブック 2)出月康夫総編集, 小堀責任編集. 中山書店, 1994
- 『新・病気とからだの読本 1』小堀鴎一郎 [ほか] 岩田誠,小坂樹徳, 織田敏次監修. 暮しの手帖社 2000
- 『鴎外の遺産』全3巻 横光桃子共編, 小尾俊人編註. 幻戯書房 2004-05
脚注
- ^ a b c “小堀鴎一郎さん 医療界の中枢から町の在宅医 個々の死を深く見つめて 往診の現場や患者の姿、著書に”. 毎日新聞社 (2018年7月21日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ a b “（ひと）小堀鴎一郎さん 外科医から訪問診療医に転じた文豪の孫”. 朝日新聞社 (2018年10月5日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ a b “死を生きた人びと”. みすず書房. 2019年2月25日閲覧。
- ^ a b “森鷗外の孫、東大卒医師が「町のお医者さん」になった理由”. 講談社 (2019年1月1日). 2019年2月25日閲覧。
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