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== 経歴 ==
== 経歴 ==
[[2009年]]、専業主婦を続ける傍ら執筆した『月桃夜』で第21回[[日本ファンタジーノベル大賞]]を受賞しデビューする([[小田雅久仁]]「増大派に告ぐ」と同時受賞)<ref>[http://www.shinchosha.co.jp/prizes/fantasy/archive.html 過去の受賞作品|日本ファンタジーノベル大賞|新潮社]</ref>。選考委員の[[椎名誠]]に「これだけ緻密に奄美を描いた小説は初めて」と評される<ref>[https://web.archive.org/web/20090816220502/http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090813ok01.htm 日本ファンタジーノベル大賞に決まった遠田潤子さん : とれたて!ミックスニュース : ニュース : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]</ref>。[[ドストエフスキー]]や[[森外]]の作品世界の「理不尽な何か」に惹かれ、創作活動をはじめた<ref>[http://www.shinchosha.co.jp/writer/3985/ 新潮社>著書一覧:遠田潤子]</ref>。[[2012年]]、『アンチェルの蝶』で第15回[[大藪春彦賞]]候補。 2016年、『雪の鉄樹』(光文社文庫)で本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2017』第1位。2017年、『冬雷』で「本の雑誌 2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」第2位、第1回未来屋小説大賞 。『オブリヴィオン』で「本の雑誌 2017年度ノンジャンルのベスト10」第1位。2018年、『冬雷』で第71回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。
[[2009年]]、専業主婦を続ける傍ら執筆した『月桃夜』で第21回[[日本ファンタジーノベル大賞]]を受賞しデビューする([[小田雅久仁]]「増大派に告ぐ」と同時受賞)<ref>[http://www.shinchosha.co.jp/prizes/fantasy/archive.html 過去の受賞作品|日本ファンタジーノベル大賞|新潮社]</ref>。選考委員の[[椎名誠]]に「これだけ緻密に奄美を描いた小説は初めて」と評される<ref>[https://web.archive.org/web/20090816220502/http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090813ok01.htm 日本ファンタジーノベル大賞に決まった遠田潤子さん : とれたて!ミックスニュース : ニュース : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]</ref>。[[ドストエフスキー]]や[[森外]]の作品世界の「理不尽な何か」に惹かれ、創作活動をはじめた<ref>[http://www.shinchosha.co.jp/writer/3985/ 新潮社>著書一覧:遠田潤子]</ref>。[[2012年]]、『アンチェルの蝶』で第15回[[大藪春彦賞]]候補。 2016年、『雪の鉄樹』(光文社文庫)で本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2017』第1位。2017年、『冬雷』で「本の雑誌 2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」第2位、第1回未来屋小説大賞 。『オブリヴィオン』で「本の雑誌 2017年度ノンジャンルのベスト10」第1位。2018年、『冬雷』で第71回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。


2020年、『銀花の蔵』が第163回[[直木三十五賞]]の候補作になる。
2020年、『銀花の蔵』が第163回[[直木三十五賞]]の候補作になる。

2020年6月18日 (木) 11:34時点における版

遠田 潤子
(とおだ じゅんこ)
誕生 (1966-01-06) 1966年1月6日(58歳)
日本の旗 日本大阪府
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士(文学)
最終学歴 関西大学文学部独逸文学科卒業
活動期間 2009年 -
主な受賞歴 日本ファンタジーノベル大賞(2009年)
デビュー作 『月桃夜』(2009年)
ウィキポータル 文学
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遠田 潤子(とおだ じゅんこ、1966年1月6日[1] - )は、日本小説家大阪府生まれ。大阪府在住。関西大学文学部独逸文学科卒業。

経歴

2009年、専業主婦を続ける傍ら執筆した『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビューする(小田雅久仁「増大派に告ぐ」と同時受賞)[2]。選考委員の椎名誠に「これだけ緻密に奄美を描いた小説は初めて」と評される[3]ドストエフスキー森鷗外の作品世界の「理不尽な何か」に惹かれ、創作活動をはじめた[4]2012年、『アンチェルの蝶』で第15回大藪春彦賞候補。 2016年、『雪の鉄樹』(光文社文庫)で本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2017』第1位。2017年、『冬雷』で「本の雑誌 2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」第2位、第1回未来屋小説大賞 。『オブリヴィオン』で「本の雑誌 2017年度ノンジャンルのベスト10」第1位。2018年、『冬雷』で第71回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。

2020年、『銀花の蔵』が第163回直木三十五賞の候補作になる。

作品リスト

単行本

  • 『月桃夜』(2009年11月 新潮社 / 2015年12月 新潮文庫nex イラスト:佳嶋
  • 『アンチェルの蝶』(2011年12月 光文社 / 2014年1月 光文社文庫
  • 『鳴いて血を吐く』(2012年9月 角川書店
  • 『雪の鉄樹 The Cycad in snow』(光文社、2014年3月 / 光文社文庫、2016年4月)
  • 『お葬式』(角川春樹事務所、2015年2月)
  • 『蓮の数式』(中央公論新社、2016年 / 中公文庫、2018年)
  • 『冬雷』(東京創元社、2017年4月 / 創元推理文庫 2020年4月)
  • 『あの日のあなた』(ハルキ文庫、2017年5月)
  • 『オブリヴィオン』(光文社、2017年10月 / 光文社文庫 2020年3月)
  • 『カラヴィンカ』(角川文庫、2017年10月)(『鳴いて血を吐く』改題)
  • 『ドライブインまほろば』(祥伝社、2018年10月)
  • 『廃墟の白墨』(光文社、2019年9月)
  • 『銀花の蔵』(新潮社、2020年4月)

アンソロジー

「」内が遠田潤子の作品

  • Fantasy Seller(2011年5月 新潮文庫):「水鏡の虜」

雑誌掲載作品

小説
  • 弓と椿 (新潮社小説新潮』2011年9月号)
  • 夜のささやき (新潮社『小説新潮』2013年6月号)
  • 春のなずな (新潮社『小説新潮』2014年3月号)
  • 水槽の楽園 (新潮社『小説新潮』2014年11月号)
  • 車折・えれじぃ(光文社小説宝石』2017年8月号)
  • だし巻き・マックィーン(光文社『小説宝石』2018年1月号)
  • ひょうたん池のレッド・オクトーバー(光文社『小説宝石』2018年5月号)
  • レプリカントとよもぎのお守り(光文社『小説宝石』2019年2月号)
  • 真空管と女王陛下のカーボーイ(光文社『小説宝石』2019年7月号)
  • ジャックダニエルと春の船(光文社『小説宝石』2020年3月号)
  • 紅蓮の雪(集英社『小説すばる』2020年4月号 - )連載中
エッセイ

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.458
  2. ^ 過去の受賞作品|日本ファンタジーノベル大賞|新潮社
  3. ^ 日本ファンタジーノベル大賞に決まった遠田潤子さん : とれたて!ミックスニュース : ニュース : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  4. ^ 新潮社>著書一覧:遠田潤子