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「伊勢貞丈」の版間の差分

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有職故実に関する著書を数多く残し、『平義器談』『四季草』『[[貞丈雑記]](子孫への古書案内、故実研究の参考書として、宝暦13年から亡くなるまでの 22年間にわたり、武家の有職に関する事項を36部門に分けて記したもの<ref>[https://kotobank.jp/word/%E8%B2%9E%E4%B8%88%E9%9B%91%E8%A8%98-100105 貞丈雑記]コトバンク</ref>)』『貞丈家訓』『安斎随筆(公家・武家の有職故実や事物の起源、字訓の正誤などを広く随録したもの<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%AE%89%E6%96%8E%E9%9A%8F%E7%AD%86-29153 安斎随筆]コトバンク</ref>)』『安斎雑考』『安斎小説』『刀剣問答』『[[軍用記]]』『犬追物類鏡』『[[座右書]]』『武器考証』『鎧着用次第』『[[包結図説]]』『条々聞書貞丈抄』『神道独語』などがある。
有職故実に関する著書を数多く残し、『平義器談』『四季草』『[[貞丈雑記]](子孫への古書案内、故実研究の参考書として、宝暦13年から亡くなるまでの 22年間にわたり、武家の有職に関する事項を36部門に分けて記したもの<ref>[https://kotobank.jp/word/%E8%B2%9E%E4%B8%88%E9%9B%91%E8%A8%98-100105 貞丈雑記]コトバンク</ref>)』『貞丈家訓』『安斎随筆(公家・武家の有職故実や事物の起源、字訓の正誤などを広く随録したもの<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%AE%89%E6%96%8E%E9%9A%8F%E7%AD%86-29153 安斎随筆]コトバンク</ref>)』『安斎雑考』『安斎小説』『刀剣問答』『[[軍用記]]』『犬追物類鏡』『[[座右書]]』『武器考証』『鎧着用次第』『[[包結図説]]』『条々聞書貞丈抄』『神道独語』などがある。


[[森外]]は、貸本屋であまたの随筆類を読み尽くしたのち、伊勢貞丈の故実の書等に及ぶようになれば貸本文学も卒業となる、と記している<ref>[http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/4459_18093.html 『細木香以』森鴎外]青空文庫</ref>。
[[森外]]は、貸本屋であまたの随筆類を読み尽くしたのち、伊勢貞丈の故実の書等に及ぶようになれば貸本文学も卒業となる、と記している<ref>[http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/4459_18093.html 『細木香以』森鴎外]青空文庫</ref>。


== 出典・参考文献 ==
== 出典・参考文献 ==

2020年6月18日 (木) 10:26時点における版

伊勢 貞丈(いせ さだたけ、享保2年12月28日1718年1月29日) - 天明4年5月28日1784年7月15日))は、江戸時代中期の旗本幕臣)・伊勢流有職故実研究家。江戸幕府寄合御小姓組蕃士。旗本・伊勢貞益の次男、兄は貞陳。子に娘(伊勢貞敦室)。幼名は万助、通称は兵庫、平蔵。安斎と号した。音読みでテイジョウと呼ばれることもある。

生涯

伊勢氏は元々室町幕府政所執事の家柄であり礼法に精通し、江戸幕府3代将軍徳川家光の時に貞丈の曾祖父伊勢貞衡(さだひら)が召し出された。享保11年(1726年)、兄貞陳が13歳で夭折して伊勢氏は一旦断絶したが、弟である貞丈が10歳で再興、300石を賜り寄合に加えられた。この時、12歳と年齢を詐称している。延享2年(1745年9月13日に28歳で御小姓組に番入り、儀式の周旋、将軍出行の随行などにあたった。貞丈は特に中世以来の武家を中心とした制度礼式調度器具服飾などに詳しく武家故実の第一人者とされ、伊勢流中興の祖となった。

天明4年(1784年)3月致仕し麻布に隠居したが、5月28日に死去、享年67。但し、幕府には卒日は6月1日と届けだされ、『寛政重修諸家譜』には6月5日と記載されている。法名は「長誉」、西久保大養寺(現:東京都世田谷区大吉寺)に葬る。家督は婿養子貞敦(旗本竹中定矩の3男)が病気を理由に辞退したため、貞敦の子の伊勢貞春が継承した。大吉寺に書像が残る。

著述活動

有職故実に関する著書を数多く残し、『平義器談』『四季草』『貞丈雑記(子孫への古書案内、故実研究の参考書として、宝暦13年から亡くなるまでの 22年間にわたり、武家の有職に関する事項を36部門に分けて記したもの[1])』『貞丈家訓』『安斎随筆(公家・武家の有職故実や事物の起源、字訓の正誤などを広く随録したもの[2])』『安斎雑考』『安斎小説』『刀剣問答』『軍用記』『犬追物類鏡』『座右書』『武器考証』『鎧着用次第』『包結図説』『条々聞書貞丈抄』『神道独語』などがある。

森鷗外は、貸本屋であまたの随筆類を読み尽くしたのち、伊勢貞丈の故実の書等に及ぶようになれば貸本文学も卒業となる、と記している[3]

出典・参考文献

脚注

  1. ^ 貞丈雑記コトバンク
  2. ^ 安斎随筆コトバンク
  3. ^ 『細木香以』森鴎外青空文庫

関連項目

外部リンク