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ゆたぼんのYouTubeの動画は「ハイサイまいど!少年革命家、ゆたぼんです」という明朗な挨拶で始まり、「人生は冒険や!自由に生きよう!死んだらアカン!じゃあ」でしめた後オリジナルソングである「僕の歌」が流れる形がとられている<ref group="注">一時期は「[[天才バカボン (曲)|天才バカボン]]」の替え歌が流れていた。</ref>。配信する動画は歌やお笑い系が多い<ref name="Ryukyu Shimpo" />。
ゆたぼんのYouTubeの動画は「ハイサイまいど!少年革命家、ゆたぼんです」という明朗な挨拶で始まり、「人生は冒険や!自由に生きよう!死んだらアカン!じゃあ」でしめた後オリジナルソングである「僕の歌」が流れる形がとられている<ref group="注">一時期は「[[天才バカボン (曲)|天才バカボン]]」の替え歌が流れていた。</ref>。配信する動画は歌やお笑い系が多い<ref name="Ryukyu Shimpo" />。


== 論争 ==
== 賛否の意見 ==
[[Youtuber]][[シバター]]は、'''宿題が嫌だから学校へ行きたくない子供'''が、'''いじめを苦に自殺を考えている子供'''達に向けて「学校へ行くことが全てじゃない、一番大事なのは命」と、'''あたかも同じ立場であるかのような説教'''への違和感を指摘した<ref>{{Cite web|title=少年革命家ゆたぼんの親に対して大物YouTuberも苦言「一種の虐待」|url=https://logtube.jp/entertainment/45291|website=LogTube|国内最大級のyoutuber(ユーチューバー)ニュースメディア|date=2019-05-14|accessdate=2020-04-04|language=ja}}</ref>。
[[Youtuber]]兼[[プロレスラー]]の[[シバター]]は、'''宿題が嫌だから学校へ行きたくない子供'''が、'''いじめを苦に自殺を考えている子供'''達に向けて「学校へ行くことが全てじゃない、一番大事なのは命」と、'''あたかも同じ立場であるかのような説教'''への違和感を指摘した<ref>{{Cite web|title=少年革命家ゆたぼんの親に対して大物YouTuberも苦言「一種の虐待」|url=https://logtube.jp/entertainment/45291|website=LogTube|国内最大級のyoutuber(ユーチューバー)ニュースメディア|date=2019-05-14|accessdate=2020-04-04|language=ja}}</ref>。


[[弁護士]]の藤吉修崇は、学校に通わせないことは、'''親として[[学校教育法]]に違反する'''として「ゆたぼんの親も[[逮捕]]される可能性がある」と指摘している<ref name="Joshi SPA!" /><ref name="動画">{{Cite web|url=https://www.youtube.com/watch?v=-6aRJRByX1g|title=少年革命家ゆたぼん(不登校ユーチューバー)の親は違法!?弁護士の解説|accessdate=2019/05/25|publisher=YouTube}}</ref>。
父親の影響を受け、有料の親子講演会を開催する等自由な生き方を模索している<ref name="Joshi SPA!" /><ref name="Maijitsu2" />。それ故か、「ゆたぼんは父親のロボット(言いなり)にされているのではないか」と指摘する者がいる<ref name="Joshi SPA!" />。将来の目標は子供だけが乗れるピースボートで世界中に友達を作り戦争を無くす事で、[[夏休み]]明けの頃には、子供を集めた[[ライヴ|ライブ]]を開催する計画も練っている<ref name="Ryukyu Shimpo" />。また、インターネットラジオ「ゆめのたね放送局」の最年少パーソナリティーに就任し、毎週土曜午後8時から30分番組「自由への扉」を放送している<ref name="Ryukyu Shimpo" />。

[[高須クリニック]]院長の[[高須克弥]]は自身のTwitterで、「試験もなんにもないお化けの世界で遊んでいると常識知らずになります。学校に行く[[発展途上国]]の子供に馬鹿にされます。成人したら困窮します」と述べた<ref name="Joshi SPA!" /><ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1124844110181912577|title=高須克弥さんのツイート|accessdate=2019/05/25|publisher=[[Twitter]]}}</ref>。

[[女優]]の[[春名風花]]は、2019年5月に[[Twitter]]で'''15歳未満の子供は原則として収入を得てはいけない'''、お金が絡む講演会への出演を止めるか、芸能事務所に入るべきである。とゆたぼんに助言した。また彼女は義務教育期間であれば一定以上の通学も義務付けられていると述べ、'''社会が15歳未満の子供の収入を許してしまうと、親が子供に[[強制労働|労働を強制]]し、子供が親の金蔓にされてしまう'''、と伝えた<ref>{{Cite web|title=はるかぜちゃん、少年革命家ゆたぼんにアドバイス「義務教育の砦は『親のために働け』という子どもの貧困から、子どもを救うためのものでもある」|url=https://snjpn.net/archives/129866|website=Share News Japan|date=2019-05-10|accessdate=2019-05-18|language=ja}}</ref>。

[[タレント]]の[[楽しんご]]は自身の[[インスタグラム]]で「馬鹿じゃない!不登校は不幸だよー!」と述べ、[[ハッシュタグ]]では「不登校児」、「馬鹿過ぎる」、「天才」、「天災だわ」とも記していた<ref>{{Cite web|url=https://news.infoseek.co.jp/article/sirabee_20162078510/|title=楽しんご、不登校ユーチューバーを痛烈非難 「激しく同意」「学校が全てじゃない」|date=2019-05-10|accessdate=2019-06-11|publisher=[[インフォシーク]]|author=尾道えぐ美|archiveurl=http://web.archive.org/web/20190510091341/https://news.infoseek.co.jp/article/sirabee_20162078510/|archivedate=2019-05-10}}</ref>。
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[[プロ野球選手]]の[[ダルビッシュ有]]は自身のTwitterで「自分の好きなように生きればいいよね」とゆたぼんを応援した<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201905090000303.html|title=ダルビッシュ''ゆたぼん''は「自分の好きなように」|accessdate=2019/05/25|publisher=[[日刊スポーツ]]|date=2019-05-09}}</ref><ref name="Joshi SPA!" /><ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/faridyu/status/1126238056091213824|title=ダルビッシュ有さんのツイート|accessdate=2019/05/25|publisher=[[Twitter]]}}</ref>。

[[実業家]]の[[堀江貴文]]は自身のTwitterで「勉強嫌いならしなくていい」、「[[かけ算]]は[[計算機]]があるんだからできるようになる必要がない」と述べた<ref name="Joshi SPA!" /><ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/takapon_jp/status/1126419159108030464|title=堀江貴文さんのツイート|accessdate=2019/05/25|publisher=[[Twitter]]}}</ref>。
[[俳優|女優]]の[[須藤理彩]]は彼女の家族の経験談を基に「不登校に理由があれば、それはいいと思う。それぞれの選択」と理解を示しつつも「彼が今、自由でいられるのは誰かいろんな人が、やりたくないこともやってくれてるからと教えることが親の務め」と述べている<ref name="Joshi SPA!" /><ref>{{Cite web|url=https://www.daily.co.jp/gossip/2019/05/15/0012331690.shtml|title=須藤理彩、10歳ユーチューバーへ「やりたくないことをやってくれる人がいる」|accessdate=2019/05/25|publisher=[[デイリースポーツ]]|date=2019-05-15}}</ref>。

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2020年4月6日 (月) 01:45時点における版

ゆたぼん
人物
生誕 中村 逞珂
(なかむら ゆたか)[1]

(2008-12-12) 2008年12月12日(15歳)
日本の旗 日本大阪府枚方市
国籍 日本の旗 日本
居住地 沖縄県の旗 沖縄県
職業 YouTuber小学生
YouTube
チャンネル
活動期間 2017年3月26日 -
ジャンル 不登校小学生
登録者数 約10万2000人
総再生回数 約3091万1326回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2020年2月20日時点。
テンプレートを表示

ゆたぼんは、日本YouTuberである。本名は中村 逞珂(なかむら ゆたか)[1]。2019年現在小学生であるが、「不登校の自由」を主張しており「小学校は行きたい時に行く」というスタイルを貫いている[1][2]大阪府枚方市生まれ[3]沖縄県在住。[1][2][4]

来歴 

2008年平成20年)12月12日、5人兄弟の長男として大阪府枚方市にて出生[5]2017年、通っていた小学校で、宿題をしていなかった事をきっかけに担任教師とトラブルになり不登校になった。「先生は叩いたのに叩いてないと嘘をついたから、行きたくなくなった」、「なんで不登校になったかというと、周りの子たちがロボットに見えたからです」と本人は述べている[1]。この事が契機となり小学校に通わないことを決意し、YouTubeで「不登校は不幸じゃない」、「俺が自由な世界をつくる」、「人生は冒険や」[1]、「いやいや学校へ行ってる子たちの方が不幸だと思う」[1]等といったメッセージを発信するようになった[4][6]

不登校になってからおよそ1年が経った2018年、家族そろって沖縄県に移住[7]。そして、2019年5月に、ゆたぼんの活動が琉球新報の5日付の記事に取り上げられたことをきっかけに、ネット上で賛否両論の声が上がったり、Youtubeチャンネルの登録者数が激増した他、「サンデージャポン」、「バイキング」、「スッキリ」などの大手メディアで取り上げられた[8]

2019年6月6日、久しぶりに学校に登校し、給食を食べ5時間目の授業を受けて下校した[9]。この時、ゆたぼんは自身のYouTubeチャンネルで「俺は不登校の子に言いたい。学校に行きたければ行けばいいし、行きたくない子は行かなくていい」、「子供は学校に行く権利はあるけど義務はない[注 1]」、「みんな自由に生きよう!死んだらアカン!」、「ランドセルの中は筆箱だけ!」等改めて不登校の子供たちに向けてエールを送った[9][10]

人物 

ゆたぼんのYouTubeの動画は「ハイサイまいど!少年革命家、ゆたぼんです」という明朗な挨拶で始まり、「人生は冒険や!自由に生きよう!死んだらアカン!じゃあ」でしめた後オリジナルソングである「僕の歌」が流れる形がとられている[注 2]。配信する動画は歌やお笑い系が多い[2]

賛否の意見

Youtuberプロレスラーシバターは、宿題が嫌だから学校へ行きたくない子供が、いじめを苦に自殺を考えている子供達に向けて「学校へ行くことが全てじゃない、一番大事なのは命」と、あたかも同じ立場であるかのような説教への違和感を指摘した[11]

弁護士の藤吉修崇は、学校に通わせないことは、親として学校教育法に違反するとして「ゆたぼんの親も逮捕される可能性がある」と指摘している[4][12]

高須クリニック院長の高須克弥は自身のTwitterで、「試験もなんにもないお化けの世界で遊んでいると常識知らずになります。学校に行く発展途上国の子供に馬鹿にされます。成人したら困窮します」と述べた[4][13]

女優春名風花は、2019年5月にTwitter15歳未満の子供は原則として収入を得てはいけない、お金が絡む講演会への出演を止めるか、芸能事務所に入るべきである。とゆたぼんに助言した。また彼女は義務教育期間であれば一定以上の通学も義務付けられていると述べ、社会が15歳未満の子供の収入を許してしまうと、親が子供に労働を強制し、子供が親の金蔓にされてしまう、と伝えた[14]

タレント楽しんごは自身のインスタグラムで「馬鹿じゃない!不登校は不幸だよー!」と述べ、ハッシュタグでは「不登校児」、「馬鹿過ぎる」、「天才」、「天災だわ」とも記していた[15]

脳科学者茂木健一郎は「学校に行かなくても、学ぶことは無限にできる。社会性も、学校で身につく社会性がすべてじゃない」と自身のTwitterで述べた[4][16]

プロ野球選手ダルビッシュ有は自身のTwitterで「自分の好きなように生きればいいよね」とゆたぼんを応援した[17][4][18]

実業家堀江貴文は自身のTwitterで「勉強嫌いならしなくていい」、「かけ算計算機があるんだからできるようになる必要がない」と述べた[4][19]

女優須藤理彩は彼女の家族の経験談を基に「不登校に理由があれば、それはいいと思う。それぞれの選択」と理解を示しつつも「彼が今、自由でいられるのは誰かいろんな人が、やりたくないこともやってくれてるからと教えることが親の務め」と述べている[4][20]


記事の売り込みと新聞社の責任

第三者のYouTuber[21]琉球新報に電話取材を申し込んだところ、琉球新報の記事は父親による売り込みの記事であることが発覚した[22]。ゆたぼんが過去に投稿した動画では「YouTubeのコメント欄ではアンチがいっぱい来て苦しんでる子のコメントが見えないから、『琉球新報』の方に電話をしてください」と視聴者に確認を呼びかけていたが、琉球新報にも反響の声どころか問い合わせ自体も一切届いてないことが取材によって明らかにされた。

ゆたぼんが主張する教師とのトラブルについては、記事を作成した新聞社側はトラブルの有無を学校に取材して確認をしておらず、実際にトラブルがあったのかどうかは明らかになっていない。本人の言い分のみで記事を作成したことについて琉球新報の報道責任についても問題視されている[23]

脚注 

  1. ^ a b c d e f g 「不登校の自由」主張して実践中の10歳ユーチューバ「ゆたぼん」あなたは賛成?反対?”. ジェイ・キャスト (2019年5月15日). 2019年5月25日閲覧。
  2. ^ a b c 「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」”. 琉球新報社 (2019年5月5日). 2019年5月25日閲覧。
  3. ^ 自由への扉”. ゆめのたね. 2019年9月4日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h 「不登校は自由」10歳のYouTuberゆたぼんをめぐり、有名人からも賛否両論と言われているがYouTubeでは低評価の方が多数を占めいてる出”. 女子SPA! (2019年5月15日). 2019年5月25日閲覧。
  5. ^ 『今日でゆたぼんが誕生して十年』”. 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」. 2019年7月24日閲覧。
  6. ^ 10歳YouTuber『ゆたぼん』の〝革命的過ぎる発言〟に批判殺到!”. まいじつ (2019年5月9日). 2019年5月25日閲覧。
  7. ^ 不登校続ける「ゆたぼん」父親「したいことを全力でやっている」”. ライブドアニュース. 2019年7月24日閲覧。
  8. ^ 不登校ユーチューバーゆたぼんに加藤浩次「YouTubeがんばれ」とエールも、小学生「つまんない」”. 日刊サイゾー (2019年5月15日). 2019年5月25日閲覧。
  9. ^ a b 不登校ユーチューバー、ついに小学校へ登校 「学校に行く義務はない」と主張も“話題作り”と冷たい声”. ライブドア (2019年6月10日). 2019年6月11日閲覧。
  10. ^ 学校に行ってきました! - YouTube
  11. ^ 少年革命家ゆたぼんの親に対して大物YouTuberも苦言「一種の虐待」”. LogTube|国内最大級のyoutuber(ユーチューバー)ニュースメディア (2019年5月14日). 2020年4月4日閲覧。
  12. ^ 少年革命家ゆたぼん(不登校ユーチューバー)の親は違法!?弁護士の解説”. YouTube. 2019年5月25日閲覧。
  13. ^ 高須克弥さんのツイート”. Twitter. 2019年5月25日閲覧。
  14. ^ はるかぜちゃん、少年革命家ゆたぼんにアドバイス「義務教育の砦は『親のために働け』という子どもの貧困から、子どもを救うためのものでもある」”. Share News Japan (2019年5月10日). 2019年5月18日閲覧。
  15. ^ 尾道えぐ美 (2019年5月10日). “楽しんご、不登校ユーチューバーを痛烈非難 「激しく同意」「学校が全てじゃない」”. インフォシーク. 2019年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月11日閲覧。
  16. ^ 茂木健一郎さんのツイート”. Twitter. 2019年5月25日閲覧。
  17. ^ ダルビッシュゆたぼんは「自分の好きなように」”. 日刊スポーツ (2019年5月9日). 2019年5月25日閲覧。
  18. ^ ダルビッシュ有さんのツイート”. Twitter. 2019年5月25日閲覧。
  19. ^ 堀江貴文さんのツイート”. Twitter. 2019年5月25日閲覧。
  20. ^ 須藤理彩、10歳ユーチューバーへ「やりたくないことをやってくれる人がいる」”. デイリースポーツ (2019年5月15日). 2019年5月25日閲覧。
  21. ^ 【神回】10歳のYouTuberゆたぼんについて取材した記者に電話をしてみたら…”. YouTube (2019年5月13日). 2019年7月15日閲覧。
  22. ^ 不登校ユーチューバーの記事は“親の売り込み”? 新聞社に電話し真実を明かした動画が物議”. リアルライブ (2019年5月17日). 2019年7月15日閲覧。
  23. ^ ゆたぼんの“売り込み行為”発覚で、琉球新報へ飛び火! 「不明瞭な不登校児を……」と批判”. 日刊サイゾー (2019年5月21日). 2019年7月15日閲覧。

注釈

  1. ^ なお、憲法26条2項にて「教育を受けさせる義務」が定められている。
  2. ^ 一時期は「天才バカボン」の替え歌が流れていた。

外部リンク