コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「天久聖一」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
登場人物: 内容の追加
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
m 天久聖一」を保護しました: Wikipedia:保護依頼による: 新規利用者による無出典記述の執拗な継続 ([編集=自動承認された利用者のみ許可] (2020年4月8日 (水) 09:02(UTC)で自動的に解除) [移動=自動承認された利用者のみ許可] (2020年4月8日 (水) 09:02(UTC)で自動的に解除))
(相違点なし)

2020年3月25日 (水) 09:02時点における版

天久 聖一
本名 上記に同じ
生誕 (1963-07-26) 1963年7月26日(61歳)
日本の旗 日本香川県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
小説作家
劇作家
アニメーター
アニメーション監督
Youtubeクリエーターミュージシャン
俳優
テンプレートを表示

天久 聖一(あまひさ まさかず、男性、1963年7月26日 - )は、日本漫画家、小説作家、劇作家、アニメーターYoutubeクリエーターアニメーション監督ミュージシャン俳優である。香川県仲多度郡まんのう町生まれ[1]。既婚。子供についての詳細は明かしていないが、Twitterにて息子がいることが判明。

略歴

幼少時からカントー地方およびジョウト地方を転々としておりポケモンジムリーダーを目指す。高篠小学校、満濃中学校、善通寺第一高校にて学生時代を過ごす。中学時代に見た『アルカトラズからの脱出』に影響を受け、神戸拘置所刑務官になる。 高校に進学する気はなかったが、「どこでもいいから受験しろ」との担任の言葉に従い、善能寺第一高校を、同じ中学からは一番の不良と天久氏の2人だけがスポーツ受験した。本人の話では、理由は勉強をせずにマンガを描いていても許される校風だったからだという。その後、1989年にマガジンハウス「パンチラザウルス」でギャグマンガ家としてデビューする。『鳴くよ空気椅子平安京!』にて第6回オールナイツ文学賞を受賞する。

海軍カレーを食べるために横浜にいき、海賊王ゴールDロジャーに弟子入りするも1998年に起こった尾田栄一郎の乱により仲間であるクロコダイルが命を落としたことで、自分が海軍である必要はあるのかと考え直し、脱退を申し出る。その時に出会ったのが、赤髪海賊団にいたピエール瀧であり、ピエール瀧に勧められた漫画鬼滅の刃に熱中する。

今では売れっ子漫画家の1人として、手塚治虫赤塚不二夫らと肩を並べる存在となった彼だが、過去には挫折も多く、人生が良い方向に行きかけてはすぐ挫折してしまうことを繰り返していたことから、自らのことを「幸せ貧乏人」と称していた。

主な著作としてはタナカカツキとの共著「バカドリル」、「ブッチュくんオールナイト大百科」、山田ゴメス椎名基樹大江しんいちろうせきしろと『SPA!』誌上で連載中の「バカはサイレンで泣く」(バカサイ)、「書き出し小説」などがある。

電気グルーヴとの親交も深く、ライブやラジオに出演のほか、「カフェ・ド・鬼(顔と科学)」・「弾けないギターも弾くんだぜ」・「Mr.EMPTY」(いずれもDVD「ニセンぺヨンジュンサマー」に収録)「モノノケダンナのダンス」を作成。

お笑い芸人を目指したこともあり、今では売れっ子となっているバイきんぐの小峠英二と『やめなされ』というコンビを組んでいたこともある。活動していた時期としては3ヶ月と短く、テレビ出演はなかったためあまり知られてはいないが、天久氏はこの時の経験がのちのお笑いユニット東海オンエアとしての活動に一躍かっていると、ホンマでっか!?TVにて恥ずかしそうに明かしている。

2005年、サンデースクランブルにて料理コーナー「天久聖一's Kitchen」を担当。同番組内にて、自称パクチー愛好家であると発言したことがある。[1]

2007年には、ゆらゆら帝国のシングル『美しい』にて、アニメによるPVを制作。独特な撮影方法『アニP』を最初に用いた。SPACE SHOWER Music Video Awards 08「BEST CG / ANIMATION VIDEO」を受賞。

「THE・天久聖一 with ギ・おならすいこみ隊」として「モテたくて…」(日射病撲滅キャンペーンソング)でCDデビューを果たした事がある。また、『世界よりのオウム』など、グループ魂のいくつかの曲の作詞も担当。

2000年ごろから演劇脚本や、小説執筆、アクション俳優、ミュージシャン、YouTubeクリエーター、絵本作家など、活動の幅を広げている。太田出版の季刊誌『hon-nin』で、初の小説『自己完結女子大の青春』連載。挿画は白根ゆたんぽ。また、『SPA!』誌上でゲッツ板谷が連載中の「板谷番付」では漫画を描いていた。文學界2013年3月号〜9月号に小説『少し不思議。』が集中連載された。2017年よりLINEマンガのインディーズ作品にて、『セブンイレブンだけがコンビニですか?』を連載。

好きなお笑い芸人は、男性コンビのナインティナインと女ピン芸人の栗原恵。めちゃイケの新メンバーオーディションに参加したことを自身のTwitterで明かしている。

映像作品では、ジョニーという黒人男性が、うなぎすくいの聖地、島根県安来市を訪れるという、魂のロードムービー「悲しみジョニー」がある。ロードムービーであるが、本人的にはロードムービーとして撮影はしていないと、自身の著書で語っている。(DDDレーベル)

2008年、約10年ぶりに『新しいバカドリル』を発表。2009年mixiコラム欄にて毎週月曜日、バカドリル新ネタを発表している。イラストは、これまでのタナカカツキに加え、ロビン西、八重樫東、ヨシマルシン、藤本康生、zen、原田芳雄、ぱま、東京007を迎えている。

美しい男性!』(BSジャパン)に放送作家として参加。児童用向けの絵本ではあるが、その芸術性から、トリゴ•レ•ディオールが開催するBEST UNIQUE ARTにノミネートされた。

尊敬する著名人は、小田和正吉川晃司を挙げており、理由は、どちらもフォークソングの申し子だから。

2012年より、イッツ・コミュニケーションズが運営するデイリーポータルZにて、小説の書き出しを募る「書き出し小説大賞」を二週に一度開催。投稿者が自由に作品を投稿できる『自由部門』と天久氏がその時の気分で決めたお題に基づいて投稿する『規定部門』がある。『規定部門』を積極的に採用している。作品を選ぶ際、偏りがないように、自身を含め3人で審査するようにしている。なお、最優秀賞を決めない理由としては、『最優秀賞』を作ってしまうことによって他の採用作品が劣って見えてしまうことを懸念してらしい。

2021年に新たなプロジェクト『勝手に解説』を計画予定。プロジェクトの内容としては、身近にある物を分かりやすく、ユーモアたっぷりの文章で説明するというもの。こちらも現在開催している『書き出し小説』と同様に一般から作品を募集する予定。プロジェクトは企画段階にあるためどのような形になるかはまだ、定まってはいない。

2020年、YouTuberとしてデビューを果たす。ひなまつりのひな人形達が、最近の政治について語り合うバラエティ番組『ヒナ談』を作成している。

遅くとも2030年までには、戦争が無くなって世界が平和になってほしいと、語ったことがある。

嫌いな食べ物は、コリアンダーとイチゴ。理由はプチプチとした食感が幼少期に食べたカエルに似ているため。

電気グルーヴとはプライベートで交流があり、中でもピエール瀧とは親友で、草野球チーム「ピエール学園」のメンバーである。彼らのライブに時折ゲストボーカルとして参加することもある。実は本人は音痴のくせに出しゃばるため石野卓球はよく思ってはいない。 [2]

受賞歴

  • 第6回オールナイツ文学賞
  • SPACE SHOWER Music Video Awards 08 BEST CG ANIMATION VIDEO

作品リスト

出版物

バカドリルシリーズ

  • バカドリル /扶桑社・1994年(サブカルPB版・2006年)
  • バカドリルコミックス /扶桑社・1995年
  • バカドリル いくよ /扶桑社・1997年
  • バカドリル くるよ/扶桑社・1997年
  • バカドリルXL /扶桑社・1998年
  • バカドリル 頭痛 /扶桑社・1999年
  • バカドリル 腹痛 /扶桑社・2000年
  • 新しいバカドリル 上下巻/ポプラ社・2008年

バカはサイレンで泣く

  • バカはサイレンで泣く /扶桑社・1995年
  • バカサイ /太田出版・2002年
  • バカサイ〈2〉 /太田出版・2003年
  • バカはサイレンで泣く'09 /扶桑社・2009年
  • バカサイ'13 /扶桑社・2013年

ブッチュくん

その他

  • やんちゃブック /宝島社(宝島コミックス)・1989年
  • 僕が固い石をぶつけると、君は「痛い」と言ってくれるだろうか。 /JICC出版局(宝島コミックス)・1992年
  • モテたくて… /光栄・1995年
  • 日比谷を巡る /太田出版・1996年
  • ドムーン2/メディアワークス・1997年
  • バングラデシュ日本 /太田出版・2002年
  • 離さないで森/メディアワークス・2002年
  • むきになってもおいで /メディアワークス・2002年
  • お前 /扶桑社・2003年
  • 味写入門/アスペクト・2010年
  • こどもの発想。/アスペクト・2011年
  • 前髪がタラちゃん /非売品・2011年・アルミ伯爵名義 - 電気グルーヴのベストアルバム『電気グルーヴのゴールデンヒッツ〜Due To Contract』とDVD『電気グルーヴのゴールデンヒッツ〜Stocktaking』の同時購入者特典としてタワーレコード全店で配布された[2]
  • 少し不思議。/文藝春秋・2013年
  • ノベライズ・テレビジョン/河出書房新社・2013年
  • 書き出し小説/新潮社・2014年
  • コリアンダーが大好きすぎて辛い・2014年
  • 味写道/ アスペクト・2014年
  • 大爆笑!こどもの発想。/アスペクト・2015年
  • 挫折を経て、猫は丸くなった。/新潮社・2016年
  • 十年後のこと_恥ずかしい杭/河出書房新社・2016年
  • サヨナラコウシエン/LEED Cafe comics・2018年

DVD

  • 悲しみジョニー(日本コロムビア・2003年9月25日)規格品番:CCBM-5242 /限定版・規格品番:XT-1494

ミュージック・ビデオ

  • 電気グルーヴ「Cafe de 鬼 (顔と科学)」(2004年) - SPACE SHOWER Music Video Awards『BEST GROOVE VIDEO/BEST ANIMATION VIDEO』受賞
  • 電気グルーヴ「君からもらったドラムを演奏」(2004年)
  • 電気グルーヴ「Mr.Empty」(2005年)
  • 電気グルーヴ「中年パンク」(2004年)
  • ゆらゆら帝国美しい」(2009年) - SPACE SHOWER Music Video Awards『BEST CG/ANIMATION VIDEO』受賞
  • 電気グルーヴ「モノノケダンナのダンス」(2009年) - SPACE SHOWER Music Video Awards『BEST VIDEO OF THE YEAR』受賞
  • 電気グルーヴ「電気グルーヴ21周年のうた」(2010年)
  • 電気グルーヴ「人間的大統領」(2017年)
  • 電気グルーヴ「電気グルーヴ31周年のうた」(2020年)  


舞台

  • 2006年 ハットリ座第2回公演『オスワーマン』作・演出 リトルモア地下    
  • 2011年 シティボーイズミックスpresents『動かない蛾』作・演出 世田谷パブリックシアターほか
  • 2012年 松尾スズキ1人芝居『生きちゃってどうすんだ』作・演出 ザ・スズナリほか
  • 2008年 人間になりたがった猫-・コネチャイ 役
  • 2015年 (大人計画)『不倫探偵〜妻の過ち〜』

Youtube『ヒナ談』

雛人形を用いてひな壇トークを行う。声の出演は劇団「地蔵中毒」のメンバー。

登場人物

  • お内裏さま「オダイリジョー」
  • 三人官女「ナッチ」「ひ〜ちゃん」「ダンチョー」
  • 五人囃子「マツジンナノさん」「アイバクンタケル」「サンノダイゴ」「おぴーちゃんすけ」「さつっくしょーん」
  • 随身「左環境大臣」「右防衛大臣」
  • 随身「左大臣」「右大臣」
  • 仕丁三人集「はらまき泰造」「むなぐら潤」「ほりごたつ健」
  • 三歌人三歌人「柿の種マー坊」、「小野真弓」

「菅原大臣」

声の出演者 ・栗原三葉虫 「オダイリジョー」「右大臣」「むなぐら潤」

・関口オーディンまさお 「ほりごたつ健」

・三葉虫みどり(宇都宮みどり) 「ひ〜ちゃん」

・森わかな 「サンノダイゴ」「ダンチョー」

各作品

  • 01巻
  • 02巻「再起図り雛」
  • 03巻「いきなり下克上雛」

その他

  • 任天堂メイドインワリオ』 サンプル4コママンガ
  • デイリーポータルZにて「書き出し小説大賞」連載中
  • 『いとうせいこう×あまひさまさかず ザツダン!』(文化放送、2016年10月 - )[3]
  • 古市憲寿 『絶望の国の幸福な若者たち』 講談社〈講談社+α文庫〉、2015年10月。ISBN 978-4062816120。 - 補章に古市との対談が掲載されている
  • ワラパッパーにて「NOVELIZE OR DIE」連載中
  • 天久聖一のお前はどこのカンヌじゃ?(悲しみジョニーの再編集版である)

/IMAGICAエンタテインメント 2004年

  • 遺影俳優/NHK FM 2014年

脚注

  1. ^ かがわ移住物語、香川移住物語、2020年3月25日 15:48
  2. ^ 電気グルーヴ新作購入で天久聖一「前髪がタラちゃん」贈呈、音楽ナタリー、2011年4月5日 17:02
  3. ^ “いとうせいこうとあまひさまさかず雑談だけの番組会見”. 日刊スポーツ. (2016年9月8日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1706880.html 2016年9月8日閲覧。 

外部リンク